
北星大附、3年ぶりの夏に懸けた想い――あと一歩届かずも確かな成長
札幌市厚別区にある北星学園大学附属高等学校(北星大附)野球部が、第107回全国高校野球選手権南北海道大会に3年ぶり4回目の出場を果たした。札幌地区代表決定戦では強豪・東海大札幌に競り勝つなど、地力を証明して臨んだ今大会。初戦の相手は渡島の実力校・知内だった。
序盤から緊迫した展開となった一戦。北星大附は主将を中心に粘り強い守備と、つなぐ意識の高い打撃で試合をつくるが、知内の堅実な攻守に阻まれ、なかなか主導権を握れない。それでも2点ビハインドで迎えた九回、意地の攻撃で1点を奪取。あと一歩まで迫ったが、最後は力及ばず3対4で惜敗となった。
敗戦の中にも、選手たちの成長と進化が垣間見えた。試合終盤まで集中を切らさず、劣勢でも諦めない姿勢を見せた戦いぶりは、3年ぶりに戻ってきた夏の舞台で、北星大附の存在感をしっかりと刻みつけた。
北星大附は学校法人北星学園が運営する私立高校で、キリスト教精神を基盤とする教育理念「共育・知る力・探究」を掲げる共学校。野球部もこの理念のもと、文武両道を実践し、野球を通して人間力を高める指導がなされている。2017年にはプロ野球(千葉ロッテ3位指名)に選手を輩出するなど、個人のポテンシャルも高く、全国レベルでの注目も集めている。
近年ではスポーツナビや一球速報.comといったメディアにも取り上げられることが多く、札幌地区の有力校の一角として、その名を広めてきた。今大会での戦いもまた、多くの野球ファンに北星大附の存在を強く印象づけたに違いない。
惜しくも初戦敗退となったが、チームが見せた粘りと誇りある姿勢は、次代を担う後輩たちへと確かに受け継がれていくだろう。北星大附の挑戦は、まだ始まったばかりだ。
北星大附ベンチ入りメンバー
中学クラブチームや出身少年団に関する情報も随時募集しております。
情報提供は下記メールアドレスまでお願いいたします。
送付先:strikepro.oh@gmail.com
<選手>
<背番号、氏名、学年、中学・学童野球歴、投打、身長、体重>
主将:若松 七聖
①片岡 侑士 3年
洞爺湖リトルシニア-若草スティキーズ出身
右投げ、右打ち
171センチ、57キロ
②若松 七聖 3年
札苗北中学校-東グレートキングス出身
右投げ、右打ち
175センチ、72キロ
③辻 煌太郎 3年
千歳リトルシニア-千歳CSライズ出身
右投げ、右打ち
170センチ、64キロ
④林 晴翔 3年
深川中学校-妹背牛エンジェルス出身
右投げ、左打ち
163センチ、67キロ
⑤佐藤 敦斗 3年
深川中学校-深川ヤングスターズ出身
右投げ、左打ち
174センチ、72キロ
⑥畑 未来翔 3年
札幌新琴似リトルシニア―アカシヤファイヤーズ出身
右投げ、右打ち
175センチ、65キロ
⑦伊藤 颯太 3年
西岡中学校出身
右投げ、右打ち
169センチ、64キロ
⑧古矢 皓樹 3年
札幌東リトルシニア―北東ナイン出身
右投げ、右打ち
181センチ、69キロ
⑨齊藤 伊純 3年
函館東リトルシニアー磨光クラブ出身
右投げ、右打ち
176センチ、65キロ
⑩畠山 大輝 3年
T・TBC―西岡ボルテージ出身
右投げ、右打ち
172センチ、73キロ
⑪倉部 虎太郎 3年
富丘中学校-千歳ガッツ出身
左投げ、左打ち
174センチ、78キロ
⑫信平 恭吾 3年
札幌北広島ボーイズ-菊水ジャガーズ出身
右投げ、右打ち
176センチ、72キロ
⑬青田 真樹 3年
札幌真駒内シニア―藻岩ライオンズ出身
右投げ、右打ち
170センチ、68キロ
⑭佐竹 柊都 3年
洞爺湖リトルシニアー長和ジュニアスワローズ出身
右投げ、右打ち
166センチ、72キロ
⑮向井 悠真 2年
岩見沢リトルシニア-三笠スピリッツ出身
右投げ、右打ち
172センチ、56キロ
⑯外崎 太一 2年
日高リトルシニアー様似野球スポーツ少年団出身
右投げ、右打ち
174センチ、95キロ
⑰米本 衣夢貴 2年
函館東リトルシニアー鹿部クラップーズ出身
左投げ、左打ち
173センチ、75キロ
⑱岩野 瑠希明 1年
千歳リトルシニアー千歳タイガース出身
右投げ、右打ち
179センチ、70キロ
⑲関根 珀 3年
札幌栄リトルシニア-ポルテ札幌東出身
右投げ、右打ち
175センチ、71キロ
⑳岡本 優聖 3年
苫小牧リトルシニアー北光ファイターズ出身
右投げ、右打ち
170センチ、60キロ