旭川明成、守備と結束力で示した進化 悲願の甲子園へ確かな一歩
北北海道の私立校・旭川明成高校が、第107回全国高等学校野球選手権北北海道大会に2年ぶり6回目の出場を果たした。今大会でも、堅実な守備と結束力の強さでその存在感を発揮した。
1回戦では紋別高校を5-0の完封で下し、投打のバランスの良さを見せつけた旭川明成。迎えた準々決勝では帯広大谷と対戦し、延長十一回のタイブレークにもつれ込む死闘を演じたが、惜しくも10-13で敗れた。それでも、チームの底力と成長を示すには十分な内容だった。
旭川明成高校野球部は1998年に創部。現在は監督・千葉広規氏、部長・小島隼氏のもと、「守り勝つ野球」を軸に着実に力を蓄えてきた。センターラインを中心とした堅実な守備と、粘り強い試合運びが持ち味で、一体感のあるチーム作りが進められている。
投手陣も年々充実しており、2025年大会ではエースの池守をはじめ、多彩な球種を操る佐藤陽ら4投手がローテーションで登板。層の厚い投手陣がチームを大いに支えた。
甲子園本大会への出場はまだないが、2023年の北北海道大会では決勝に進出。強豪・クラーク記念国際高校に惜敗したものの、あと一歩で悲願の初出場に手が届くところまで迫った。また同年、チームから初のプロ野球選手が誕生し、部の歴史に新たな1ページを刻んだ。
さらに2023年には女子硬式野球部も創部され、現在は男女そろって「チーム明成」として活動の幅を広げている。甲子園初出場という大きな夢に向けて、地元やOBからの期待も日に日に高まっている注目の学校だ。
旭川明成ベンチリメンバー
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＜背番号、氏名、学年、中学・学童野球歴、投打、身長・体重＞
★主将
近藤 徹平
①池守 拓真・3年
札内東中学校ー白人野球少年団出身
右投げ、左打ち
170センチ、66キロ
②塚林 賢哉・3年
本別中学校－仙美里グレートフレンズ出身
右投げ、右打ち
174センチ、68キロ
③佐藤 翼 3年
名寄BBCー北翔野球少年団出身
左投げ、左打ち
174センチ、75キロ
④近藤 徹平・3年
旭川永山南中学校－永山南クラブ野球少年団出身
右投げ、右打ち
160センチ、67キロ
⑤窪田 千冬 3年
神居中学校ー神居野球少年団出身
右投げ、左打ち
167センチ、65キロ
⑥冨塚 陸 2年
富良野東中学校ー富良野東ドングリーズ出身
右投げ、右打ち
166センチ、62キロ
⑦西村 拓真・3年
名寄ベースボールクラブ－名寄北翔野球少年団出身
左投げ、左打ち
176センチ、77キロ
⑧北所 奏音 2年
北見市光西中学校出身
左投げ、左打ち
168センチ、60キロ
⑨柏谷 爽太・3年
宗谷ベースボールクラブ－稚内野球スポーツ少年団出身
右投げ、右打ち
173センチ、77キロ
⑩佐藤 陽斗・3年
旭川六合中学校－末広野球少年団出身
右投げ、右打ち
179センチ、78キロ
⑪笹原 鉄平・2年
帯広第八中学校－啓西・広陽レイダース出身
右投げ、右打ち
174センチ、75キロ
⑫紙谷 大空・3年
旭川六合中学校－春光野球少年団出身
右投げ、右打ち
176センチ、76キロ
⑬原田 晏琉斗 ・3年
留萌ベースボールクラブ－潮静球友スポーツ少年団出身
右投げ、左打ち
177センチ、77キロ
⑭阿部 真沙斗 ・3年
旭川西リトルシニア－北鎮ファイターズ出身
右投げ、左打ち
167センチ、68キロ
⑮山本 洸輝 3年
名寄BBC－下川野球少年団出身
右投げ、右打ち
185センチ、70キロ
⑯藤原 瑠生・3年
旭川六合中学校－春光野球少年団出身
右投げ、右打ち
170センチ、66キロ
⑰堀井 大吉・3年
名寄ベースボールクラブ－名寄南クラブ野球少年団出身
右投げ、右打ち
175センチ、75キロ
⑱新谷 心 2年
神楽中学校出身
右投げ、左打ち
177センチ、75キロ
⑲古谷 太一 1年
北見市光西中学校出身
右投げ、左打ち
173センチ、76キロ
⑳本間 陽人 2年
とかち帯広リトルシニアー音更木野東ブルーサンダーズ出身
右投げ、右打ち
169センチ、70キロ