札幌静修ベンチ入り<2025秋>

札幌静修ベンチ入り<2025秋>

逆境を跳ね返す力に――若き新チームの船出

 札幌市中央区にある札幌静修高校野球部は、1922年創立の札幌静修高校に2000年の共学化と同時に誕生しました。専用グラウンドを持たない環境のなかで工夫と努力を積み重ね、北海道高校野球界に存在感を放つ。2025年度新チームは1、2年生のみの30人編成。地元少年団やクラブチーム出身の選手が多く、若さと多様性にあふれる布陣となっています。

 新チームの初陣となった秋季札幌支部予選の1回戦は、強豪・札幌光星との対戦でした。試合は初回に2点を先制、さらに四回、六回にも得点を重ね、七回表を終えて7―1と6点差をつける展開。しかし、七回裏にまさかの7失点を喫し、流れを完全に奪われると、そのまま7―12で逆転負けを喫しました。勝利目前での崩れはチームに大きな衝撃を与えましたが、一方で「リード時の守備意識」「投手継投の判断」「メンタル面の維持」といった具体的な課題が浮き彫りとなりました。

 札幌静修の大きな特徴は、専用グラウンドを持たない点です。その分、室内練習場での基礎反復やベンチワークの工夫に力を注ぎ、環境の不利を補ってきました。練習場所の制約を逆境と捉えるのではなく、集中力や効率性を磨く場と考える姿勢が、選手たちの精神的な粘り強さを培っています。

 札幌光星戦での敗戦は「勝ちきる力」を持つための大きな試金石となりました。選手たちは「悔しさを忘れず、来春までに弱点を克服する」ことを誓い合っています。若さと可能性にあふれるチームが、この経験をどう糧にしていくか。札幌静修高校野球部は、逆境に挑む姿勢を胸に、次なる戦いでの巻き返しが期待される存在です。

札幌静修ベンチ入りメンバー

中学クラブチームや出身少年団に関する情報も随時募集しております。
 情報提供は下記メールアドレスまでお願いいたします。
送付先:strikepro.oh@gmail.com

<選手>

<背番号、氏名、学年、中学・学童野球歴、投打、身長、体重>

★主将:田中 琥太郎

①小倉 晴翔 2年
光陽中学校出身
右投げ、右打ち
167センチ、60キロ

②渡邊 樹 2年
真駒内曙中学校出身
右投げ、右打ち
168センチ、60キロ

③渡邊 晟羽 2年
札幌ポルテ-ポルテ札幌西出身
右投げ、左打ち
173センチ、60キロ

④入倉 優斗 2年
札幌東リトルシニア-手稲ヤングスターズ出身
右投げ、左打ち
173センチ、69キロ

⑤岩田 康誠 2年
厚別北中学校-厚別アトムズ少年団出身
右投げ、右打ち
175センチ、75キロ

⑥田中 琥太郎 2年
ピースベースボールクラブ―山鼻アカシアーズ出身
右投げ、右打ち
163センチ、50キロ

⑦泉澤 樹 2年
TTBC-屯田ベアーズ出身
右投げ、左打ち
167センチ、63キロ

⑧廣瀬 彰仁 2年
ピースベースボールクラブ-FREEDOM出身
右投げ、右打ち
168センチ、60キロ

⑨富田 淳介 2年
藻岩中学校ー藻岩ライオンズ出身
右投げ、右打ち
172センチ、68キロ

⑩菊池 隼人 2年
篠路西中学校出身
左投げ、左打ち
161センチ、55キロ

⑪小倉 誠志朗 2年
厚別北中学校-厚別アトムズ少年団出身
左投げ、左打ち
163センチ、53キロ

⑫小川 瑛太 2年
厚別北中学校出身
右投げ、左打ち
173センチ、78キロ

⑬澁谷 南翔 1年
篠路西BFジュニア出身
右投げ、右打ち
170センチ、63キロ

⑭木戸場 涼太 1年
札幌手稲ボーイズー西琴似パンダーズ出身
右投げ、右打ち
170センチ、66キロ

⑮和歌 俊樹 2年
陵陽中学校出身
右投げ、右打ち
173センチ、70キロ

⑯梅田 悠生 2年
T・TBC-川沿キラーズ出身
右投げ、右打ち
169センチ、66キロ

⑰小野 翔太 2年
南が丘中学校出身
右投げ、右打ち
164センチ、48キロ

⑱仲川 拓也 2年
西岡中学校出身
右投げ、右打ち
180センチ、75キロ

⑲岸野 琉生 1年
厚別北中学校ー厚別アトムズ出身
左投げ、左打ち
165センチ、65キロ

⑳柏森 蓮 1年
上野幌中学校出身
右投げ、左打ち
167センチ、52キロ

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