
少人数でも輝く粘りの野球 ― 秋季札幌支部予選でとわの森三愛に善戦
札幌市に拠点を置く札幌東陵高校野球部は、札幌支部を中心に精力的に公式戦へ挑み続けている。2025年度(令和7年度)の秋季大会札幌支部予選では、注目校・とわの森三愛高校と1回戦で対戦。試合は9月20日に行われ、序盤(2回)に大量失点を喫しながらも中盤以降は粘り強い戦いを見せ、最後まで勝負を諦めなかった。
初回を無失点で切り抜けたものの、二回に相手打線につかまり一挙5点を献上。しかし、その後は守備陣が踏ん張り、投手陣も立ち直りを見せて追加点を許さなかった。攻撃陣も八回に2点を返して3点差まで詰め寄り、反撃ムードをつくったが、惜しくも2-5で敗れた。それでも「序盤の大量失点さえ防げていれば」という内容で、今後につながる一戦となった。
現在の部員数は1、2年生合わせて24人。監督の村山圭史監督のもと、選手たちは一丸となって日々の練習に励んでいる。地元中学校出身の選手が多く、互いに顔なじみという結束力を活かしながら、春・夏・秋の公式戦ごとに成長を見せている。
札幌東陵の特徴は、まず守備の堅実さと試合終盤まで諦めない粘り強さにある。今回のとわの森三愛戦でも、序盤の劣勢から立て直し、終盤にかけての戦いぶりは観客を引き込んだ。打線はまだ爆発力に欠けるものの、確実にチャンスを広げる力を磨きつつあり、経験を重ねるごとに得点力も上向いている。
また、強豪校相手にも臆することなく挑み続ける姿勢は、札幌支部内でも評価を高めている。地元からの応援も根強く、「少人数でも東陵らしい粘りの野球」を掲げる彼らの姿は、観る者に爽やかな印象を残す。
札幌東陵高校野球部は、決して派手な戦績を誇るチームではない。しかし、小さな歩みを積み重ね、戦うごとに成長を見せる姿勢こそが、今後の飛躍を予感させる。札幌支部大会を舞台に、これからもさらに力をつけていくことが期待されるチームだ。
札幌東陵ベンチ入りメンバー
中学クラブチームや出身少年団に関する情報も随時募集しております。
情報提供は下記メールアドレスまでお願いいたします。
送付先:strikepro.oh@gmail.com
<背番号、氏名、学年、中学野球、学童野球、投打、身長・体重>
★主将
野川 崚煌
①鈴木 絢斗 2年
美香保中学校-鉄東スワローズ出身
右投げ、右打ち
175センチ、67キロ
②野川 崚煌 2年
中央中学校-鉄東スワローズ出身
右投げ、左打ち
180センチ、72キロ
③鈴木 晃生 2年
札苗北中学校-東グレートキングス出身
右投げ、右打ち
182センチ、72キロ
④山﨑 壮太 2年
東栄中学校-鉄東すずかけファイターズ出身
右投げ、右打ち
162センチ、55キロ
⑤玉村 有司 2年
札幌中学校-伏古わんぱくボーイズ出身
右投げ、右打ち
173センチ、67キロ
⑥川上 楓 1年
栄中学校出身
右投げ、左打ち
168センチ、57キロ
⑦荻生 幸志郎 2年
札苗中学校-丘珠グレートベアーズ出身
右投げ、左打ち
166センチ、62キロ
⑧杉田 真太郎 1年
栄中学校出身
右投げ、右打ち
166センチ、47キロ
⑨船山 芯 1年
札幌栄リトルシニア―東部ライオンズ出身
右投げ、右打ち
173センチ、72キロ
⑩伊藤 奨 2年
米里中学校出身
右投げ、右打ち
170センチ、63キロ
⑪藤田 悠稀 1年
栄中学校出身
右投げ、右打ち
166センチ、60キロ
⑫佐々木 洋輔 1年
栄町中学校ー栄ゴールデンキングス出身
右投げ、右打ち
172センチ、63キロ
⑬齊藤 政人 1年
美香保中学校出身
右投げ、右打ち
170センチ、66キロ
⑭松本 隼太朗 1年
札苗北中学校出身
右投げ、右打ち
180センチ、57キロ
⑮臼井 凌太 1年
栄中学校出身
右投げ、右打ち
173センチ、56キロ
⑯白戸 暖真 1年
札幌栄リトルシニアー札苗スターズ出身
右投げ、左打ち
166センチ、69キロ
⑰熊谷 勇汰 1年
札苗中学校出身
右投げ、右打ち
162センチ、53キロ
⑱佐藤 煌 1年
屯田北中学校ー屯田ブルースターズ出身
左投げ、左打ち
167センチ、73キロ
⑲千田 隼太 1年
美香保中学校出身
右投げ、右打ち
173センチ、56キロ
⑳石山 柚樹 1年
札苗中学校出身
右投げ、右打ち
173センチ、65キロ