15年ぶりに刻む北海道の軌跡――札幌北、歴史を越える準決勝へ

15年ぶりに刻む北海道の軌跡――札幌北、歴史を越える準決勝へ

大阪府などで開催されている中学硬式野球リトルシニアの全国選抜大会。北海道代表・札幌北リトルシニアが、ついにベスト4の舞台に立った。これは北海道勢として実に15年ぶりとなる快挙であり、長い歴史の中でも数えるほどしか到達していない“特別な領域”だ。

 振り返れば、北海道勢がこの大会でベスト4に進出したのはわずか3チームのみ。1995年の第1回大会では札幌新琴似リトルシニアが3位入賞、翌1996年には札幌円山リトルシニアが同じく3位。そして2011年、第17回大会で小樽リトルシニアが4位に入って以来、その壁は長く北海道の前に立ちはだかってきた。

 その歴史を、今まさに札幌北が塗り替えようとしている。

 3月30日に行われる準決勝の相手は、優勝候補・青森山田リトルシニア(青森県)。強力打線を誇る東北の雄に対し、札幌北は“総力戦”で挑む構えだ。

 先発は、制球力に定評のある宮崎煌大(星置レッドソックス出身/新3年)。丁寧にコーナーを突く投球で、強打の青森山田打線を封じ込めたい。また前日に好投を見せたエース・笠井心雅(緑苑台ファイターズジュニア出身/新3年)は投球数の制限を踏まえつつも、ここ一番での登板が期待される。さらに抑えとして存在感を放つ荒岡光政(東グレートキングス出身/新3年)も控え、盤石の投手リレーで試合を締める構想だ。

 そして何より心強いのは、上向いてきた打線の状態だ。ここまでの試合でつながりを見せてきた攻撃陣が、全国屈指の投手陣にどう立ち向かうか。投打がかみ合えば、さらなる高みも見えてくる。

 15年ぶりのベスト4――それは通過点か、それとも新たな歴史の始まりか。

 北海道の歴史を背負い、札幌北ナインが今、全国の頂点へと挑む。ここから先は、誰も見たことのない景色だ。

資料:創立50周年記念誌/一般財団法人 日本リトルシニア中学硬式野球協会 北海道連盟

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