【今週の出没】少年野球のユニフォーム姿が、いま再び重なる瞬間

【今週の出没】少年野球のユニフォーム姿が、いま再び重なる瞬間

 皆さん、こんばんは。ストライク発行人の大川祐市です。
各地で春の高校野球が開幕し、白球を追う熱いドラマがいま、北海道のグラウンドで繰り広げられています。

ストライクでも例年通り、各チームのベンチ入りメンバーをご紹介させていただいております。以前は「全チーム網羅だ!」と意気込んでいたものの、年齢とともに体力もリアルに追いつかず(笑)、近年は“量より質”を大切に、取材記事としてじっくり丁寧にお届けするスタイルへとシフト💦💦

とはいえ、少年野球チームにまでさかのぼって調査を進めるのは至難の業。日々の調査は正直、骨が折れます。けれど、そんな中でも読者の皆さんから寄せられる「情報提供」という名の“エール”に、私は何度も背中を押されています。

先程、心に残った話があります。
少年野球ではバッテリーとして戦っていたふたり。ともに汗を流し、勝利を分かち合い、悔しさに泣いた、あの頃のチームメイト。しかし、親の転勤により進路は別々に——。けれど、ふたりとも野球を続け、そしていま、別々の高校でそれぞれの背番号をつけている。
「このまま勝ち進めば、対戦するかも」
そんな保護者の声を聞いたとき、胸の奥が熱くなりました。きっと保護者の目には、今のユニフォーム姿の奥に、当時の小さな背中と大きなグローブが重なって見えているのでしょう。

こういう物語こそ、少年野球から高校野球へと繋がる、リアルな“成長の記録”であり、“人生の風景”だと感じます。
読者の皆さんのなかにも、そんなエピソードがきっとあるのではないでしょうか。

さて、私は今週末、18日(日)に苫小牧へ足を運ぶ予定です。
高円宮賜杯(通称マック)、FBC U12、全道少年と、道内屈指の少年野球激戦区・苫小牧で、全道への切符をかけた熱戦が繰り広げられます。北海道の中でも一段と熱量が高く、レベルの高い苫小牧野球を、しっかりこの目に焼き付けてまいります。

そして夜中の12時――
本日もまた、高校野球のベンチ入り紹介記事を公開する準備に入ります。寝不足覚悟の作業ではありますが、これが自分にとっての“野球のある暮らし”💦

朝方にでも、コーヒー片手にのぞいていただければ嬉しいです。

それでは皆さん、よい週末をお迎えください。
どこかの球場で、またお会いしましょう。

PS:写真は、札幌南リトルシニアの皆さんです。
5月10日、札幌大谷グラウンドで行われた札幌大谷戦に挑んだ一戦。惜しくも敗れはしたものの、見事、決勝トーナメントに進出を決めました。

実はこの札幌南、冬季練習の時期にチーム訪問させていただいて以来、久しぶりに目にしたのですが…
数か月ぶりに見るその姿は、ほんの少し“お兄さん”になっていた気がします。ああ、また一歩、成長しているんだなと、静かに胸を打たれました。

札幌南は、今週17日には札幌羊ヶ丘との大一番に挑みます。
この春、それぞれのチームが積み上げてきた時間と想いが、ひとつひとつのプレーに宿っている。そんな一戦になりそうです。

またグラウンドで会えるのが楽しみです。

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