米こめ球場に響く、球春のはじまり

米こめ球場に響く、球春のはじまり

新たな物語が、米こめ球場から動き出す。新たな物語が、米こめ球場から動き出す。

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春季大会が4月26日開幕 本郷イーグルスら優勝候補に注目、惜しまれる名門チームの解散も

春の空気が少しずつ温かみを増す頃、グラウンドに白球の音が戻ってくる。

米こめ球場で始まる白石区春季大会。子どもたちにとっては、新たなシーズンの“開幕戦”であり、夢への第一歩。観る者にとってもまた、純粋な情熱に心を打たれる季節がやってきた。

今大会、最注目チームは本郷イーグルス。経験と結束を武器に、すでに頭ひとつ抜けた存在として優勝候補筆頭に挙げられている。

だが、戦国・白石区に油断は禁物だ。
菊水ベアーズ東札幌ジャイアンツ東川下ジャイアンツといった札幌選抜大会出場組が牙を研ぎ、頂点を虎視眈々と狙っている。白菊ファイターズは2回戦から登場し、そこから一気に勢いに乗る可能性も十分ある。

またこの大会は、「第43回北海道少年軟式野球選手権大会 石狩支部予選」の白石区代表決定戦も兼ねており、上位3チームには6月の支部大会への出場権が与えられる。
つまり、全チームにとってこの春は、単なる地区大会ではない。全道へと続く道の“入口”だ。

開会式で選手宣誓を務めるのは、MBロジャースの主将・中澤祥太朗選手。晴れ舞台でどんな想いを届けてくれるのか。その姿を見守るスタンドの眼差しも、きっとあたたかいだろう。

そして、決勝は4月29日。
短くも熱い“春の王者決定戦”が、ゴールデンウィーク前半の風物詩となる。

この春、白石区から飛び立つチームはどこか。
始まりの季節、ひとりひとりの物語が、ここから動き出す。

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