-680x450.jpg)
新たな物語が、米こめ球場から動き出す。新たな物語が、米こめ球場から動き出す。
第48回白石区少年野球春季大会が4月26日に開幕。
優勝候補・本郷イーグルスを筆頭に、選抜大会経験チームたちが火花を散らす。
地区代表をかけた春の熱戦が、今、始まろうとしている。
<関連記事>
◇春季大会が4月26日開幕 本郷イーグルスら優勝候補に注目、惜しまれる名門チームの解散も
春の空気が少しずつ温かみを増す頃、グラウンドに白球の音が戻ってくる。
米こめ球場で始まる白石区春季大会。子どもたちにとっては、新たなシーズンの“開幕戦”であり、夢への第一歩。観る者にとってもまた、純粋な情熱に心を打たれる季節がやってきた。
今大会、最注目チームは本郷イーグルス。経験と結束を武器に、すでに頭ひとつ抜けた存在として優勝候補筆頭に挙げられている。
だが、戦国・白石区に油断は禁物だ。
菊水ベアーズ、東札幌ジャイアンツ、東川下ジャイアンツといった札幌選抜大会出場組が牙を研ぎ、頂点を虎視眈々と狙っている。白菊ファイターズは2回戦から登場し、そこから一気に勢いに乗る可能性も十分ある。
またこの大会は、「第43回北海道少年軟式野球選手権大会 石狩支部予選」の白石区代表決定戦も兼ねており、上位3チームには6月の支部大会への出場権が与えられる。
つまり、全チームにとってこの春は、単なる地区大会ではない。全道へと続く道の“入口”だ。
開会式で選手宣誓を務めるのは、MBロジャースの主将・中澤祥太朗選手。晴れ舞台でどんな想いを届けてくれるのか。その姿を見守るスタンドの眼差しも、きっとあたたかいだろう。
そして、決勝は4月29日。
短くも熱い“春の王者決定戦”が、ゴールデンウィーク前半の風物詩となる。
この春、白石区から飛び立つチームはどこか。
始まりの季節、ひとりひとりの物語が、ここから動き出す。