【今週の出没】苫小牧、ふたつの戦いの舞台裏で

【今週の出没】苫小牧、ふたつの戦いの舞台裏で

こんにちは。発行人の大川です。

先週末は、苫小牧市営少年野球場にて行われた「高円宮賜杯・全日本学童苫小牧支部予選」の3位決定戦と決勝戦を取材してきました。

ふと視線を隣に向けると、市営球場に隣接する「とましんスタジアム」では、春の高校野球・室蘭支部予選の代表決定戦がまさに始まろうとしていました。

これから激突するのは鵡川高校と北海道栄高校。試合前、球場横で入念にウォーミングアップする選手たちの姿に目が留まります。その中には、どこか見覚えのある顔もちらほら…。かつて取材したあの少年、まだ小さくて可愛らしかった姿が、今や逞しくなり、硬式の世界で一瞬の輝きを信じて汗を流している。そんな姿に胸が熱くなりました。

受付で迎えてくれたのは、笑顔が眩しい坊主頭の高校球児。「わかるの?」と問いかけると、「はい、わかります」と返してくれる。あぁ、この仕事を続けていて本当に良かったと思える瞬間です。

ソックスに込めた母たちの想い

お揃いの赤と白のストライプソックスで意思統一の泉野イーグルスママたち
お揃いの赤と白のストライプソックスで意思統一の泉野イーグルスママたち

再び少年野球場に戻り、3位決定戦は泉野イーグルスと、ときわ澄川ライオンズの一戦。熱戦の末、ときわ澄川が勝利しましたが、泉野イーグルスの応援席からもひときわ熱いエールが響いていました。

ふと、応援するお母さん方の足元を見ると、揃いの赤と白のストライプのソックスが目に留まります。これは、かつて南北海道大会に出場した際に配布されたもの。縁起を担ぎ、この日のためにお揃いで履いてきたのだと聞きました。

試合には惜しくも敗れたものの、この「一体感」こそが、泉野イーグルスの近年の安定した強さの源だと信じてやみません。

そして今週は、札幌支部の決勝トーナメント取材へ。支部全体のレベルの高さもさることながら、グラウンドに吹く風、応援の声、子どもたちのひたむきな姿勢…すべてが楽しみでなりません。

心躍る決勝の舞台。今からワクワクが止まりません。

皆さん、どうかいい週末をお迎えくださいー。

お揃いの赤と白のストライプソックスで意思統一の泉野イーグルスママたち
お揃いの赤と白のストライプソックスで意思統一の泉野イーグルスママたち

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