粘る四万十ボーイズを振り切り地元・高知代表との熱戦制す
四国・高知県で開催中の「第15回坂本龍馬旗争奪西日本小学生野球大会」で7月26日、北海道代表・柏ホエールズが2回戦で高知県代表・四万十ボーイズと対戦し、4-3でサヨナラ勝ちを収めた。一回から着実に加点して主導権を握ると、終盤に同点へ追いつかれる苦しい展開にも動じることなく、最後は勝負強さを発揮。4-3で劇的なサヨナラ勝ちを収め、地元・高知代表との接戦を制して3回戦進出を決めた。
イニングスコア
◆2回戦(7月26日)
柏ホエールズ(北海道)4-3四万十ボーイズ(高知県)
四万十ボーイズ
00012=3
01201=4
柏ホエールズ
(四)山下、高木、野町ー広瀬
(柏)福田ー大野
▽本塁打:広瀬RH(四)
一回から主導権 少ない好機を確実に得点へ
柏ホエールズは初回を三者凡退に抑えると、その裏に先制の好機をつくる。得点には至らなかったものの、二回に1点を先制。続く三回には打線がつながり2点を追加し、試合の流れを引き寄せた。
相手は地元・高知県代表の四万十ボーイズ。髙田晃季監督は「6年生主体の連合チームで、登板した3投手はいずれも速球派。連打は期待できないと考え、小技を絡めながら効率よく得点することを意識しました」と振り返る。狙い通り、限られた好機を確実に得点へ結び付け、試合の主導権を握った。
投げては先発・福田叶夢(6年)がテンポよく打たせて取り、四回まで四万十ボーイズ打線を1点に抑える安定した投球。バックも堅い守備で盛り立て、3-1とリードして終盤を迎えた。
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四万十ボーイズの反撃 同点弾で試合は振り出しに
しかし五回、四万十ボーイズが粘りを見せる。
二死から走者をためると、4番・広瀬遥人のランニング本塁打で一気に試合は3-3の同点。地元チームの勢いに押される苦しい展開となった。
先発・福田について髙田監督は「ランナーを背負いながらも要所を抑え、終盤までよく投げてくれました。疲れも見え始めていましたが、あの場面は任せる判断をしました」と振り返る。
それでもベンチに動揺はなかった。
「時間的にも最終回。同点までは想定していました。『落ち着いて1点取ってサヨナラ勝ちしよう』と声を掛けました。打順も大野から始まる好打順でしたし、選手たちはこういう接戦を何度も経験してきています。その経験がベンチの落ち着きにつながっていました」
指揮官の言葉どおり、追いつかれても柏ホエールズの表情は変わらなかった。
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最後はサヨナラ勝ち 接戦をものにして3回戦へ
迎えた五回裏、柏ホエールズは勝負どころで集中力を発揮する。
全打席で出塁していた6番・宮本航希(6年)が、投手強襲の当たりでサヨナラとなる一打を放ち、歓喜のゲームセット。記録上は失策となったものの、髙田監督は「あれは宮本のサヨナラヒットだと思っています」と、その一打をたたえた。
宮本は追い込まれてから粘り強く出塁を重ね、得点、打点の両面でチームをけん引。「全打席で出塁し、最後も決めてくれました。本当に大きな働きでした」と指揮官も目を細めた。
一回からリードを保ちながら進めた試合は、終盤に同点へ追いつかれる苦しい内容。それでも最後まで勝利を信じて戦い抜き、劇的なサヨナラ勝ちをつかんだ。
髙田監督は「2試合とも厳しい展開でしたが、全国大会という大舞台で最後は勝ちにこだわる野球を細部まで実践できています」とチームの成長を実感する。
3回戦へ向けては「明日は今大会初めてのダブルヘッダーになります。最終日まで残れるよう頑張ります」と力強く前を見据えた。
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協力:柏ホエールズ
