北発寒ファイヤーズ、6点差から劇的サヨナラ!初のポップ全国切符

北発寒ファイヤーズ、6点差から劇的サヨナラ!初のポップ全国切符

六回二死から佛川が同点三塁打、河村が決めた 5年生救援陣も逆転を支える

イニングスコア

第3試合

北発寒ファイヤーズ7-6泉野イーグルス

泉野イーグルス
150000=6
003013=7
北発寒ファイヤーズ
(泉)今井、西村ー三浦寛
(北)大沢、内山莉、竹田ー内山莉、大沢
▽本塁打:上原(泉)
▽三塁打:上原(泉)
▽二塁打:三浦寛(泉)

0-6から反撃 内山、竹田が流れをつなぐ

 札苗との初戦を制した北発寒。しかし、全国切符を懸けた泉野戦は、序盤から厳しい展開となった。初回に1点を先制され、二回には5失点。0-6と大きく突き放された。

 ここで踏ん張ったのが、5年生の救援陣だった。二回途中、先発の大沢翔平(6年)を救援した内山莉希(5年)が追加点を許さず、四回から登板した竹田朋生(5年)も粘りの投球。走者を背負いながらも泉野打線を抑え、反撃への望みをつないだ。

 打線も応えた。三回に相手の失策に乗じて3点を返し、五回にはさらに1点。6点あった差を2点差まで縮め、最終六回へ持ち込んだ。

六回二死、上位へつないで一気に決着

 4-6で迎えた最後の攻撃。四球で出た走者を二塁に置き、二死から9番・布施壮琉(5年)が死球で出塁した。一、二塁。打順は1番・佛川颯汰(6年)へ――。

 主将の一振りが、試合を振り出しに戻した。打球は中堅手の頭上を越え、2人の走者が生還。2点適時三塁打で6-6に遂に追いついた。

 続く2番・河村拓翔(6年)も、その勢いを逃さなかった。右中間を破るサヨナラ打。土壇場の二死からつないだ攻撃が、全国切符を決める3得点となった。

木下監督「よくまくった」 6点差を覆した粘りを称賛

 試合後、木下雅博監督は「0-6からよくまくった。正直、負け試合だと思った」と、逆転勝利を喜んだ。初回に先制を許し、二回には大量失点。それでも「まだ時間はある。開き直って、1点ずつ取っていこう」と選手たちを送り出した。

 反撃を支えたのは救援陣の踏ん張りだった。5年生の内山が流れを食い止め、その後を受けた同じく5年生の武田もしっかりと相手打線を抑えた。攻撃では四死球も生かして走者をため、上位打線へつなぐ意識を徹底。「絶対に1番まで回そう」と声を掛け続けた指揮官は、最後までつないだ選手たちの粘りを勝因に挙げた。

 ポップアスリートの全国大会は初出場。「子どもたちが、ここに行きたいと本当に言っていた。手が届くとは思わなかった」と木下監督。予選から上位打線につないで逆転する戦いを重ね、目標としてきた舞台への切符をつかんだ。

佛川主将「最後まで諦めず」 次の目標は全国優勝

 佛川颯汰主将は、6点を追う展開でも勝利を信じていた。初回に1点、二回に5点を失って0-6。それでも「最後、巻き返そうとチーム一丸で思っていました」と、諦めることなく反撃の機会をうかがっていた。

 試合直後のインタビューでは「全国大会に行けることが、すごくうれしいです」と、喜びに涙を交えながら語った。逆転勝利の要因を問われると「みんなが最後まで諦めず、やり切れたことだと思います」と仲間の粘りを挙げた。

 目標としていた全国大会への出場を決め、次に見据えるのはその頂点。「次は全国優勝を目指します」と力強く意気込みを語った。

同点打を放った佛川主将(北発寒ファイヤーズ)
同点打を放った佛川主将(北発寒ファイヤーズ)

プロフィール
佛川 颯汰(ぶつかわ そうた)
北発寒ファイヤーズ/6年・主将
右投げ、左打ち
家族は両親と姉の4人
野球は、小学3年生で野球を始めた。野球をしていた父の影響で、自分もやってみたいと思ったことがきっかけ。

河村拓翔が決勝打「初球からいって、絶対に勝つ」

 全国大会への切符を引き寄せる決勝打を放った河村拓翔。0-6とリードを広げられても「最後まで諦めず、ベストを尽くしてやり切ろうと思っていました」と、勝利への思いを持ち続けた。

 迎えたサヨナラの好機。「1本打ってやろう。初球からいって、絶対に勝つ」と強い気持ちで打席に入った。勝負を決める一打を放った瞬間は「うれしかった」と喜びを振り返った。

 目標としていた全国の舞台へ進むが、ここが新たな出発点。「全国大会をスタート地点として、もう一回、1から頑張って、全国優勝できるように頑張りたいです」と、次の挑戦へ決意を示した。

サヨナラの一打を放った河村(北発寒ファイヤーズ)
サヨナラ打を放った河村(北発寒ファイヤーズ)

プロフィール
〇河村 拓翔(かわむら たくと)
北発寒ファイヤーズ/6年
右投げ、左打ち
157センチ、40キロ
家族は両親と弟の4人。
野球を始めたキッカケは小学3年生の終わりに、同じチームメイトの大沢翔平の誘いで野球を始めた。

泉野・上原が4打点 5年生の一番打者が存在感

 泉野は序盤に6点を奪い、試合の主導権を握った。1番・上原颯馬(5年)は初回に中越え三塁打。二回には満塁から右翼線を抜くランニング本塁打を放ち、3打数2安打4打点と躍動した。

 ただ、北発寒の救援陣から走者を出しながらも、追加点につながる一本が出なかった。泉野が6-4で勝っていれば、3チームが1勝1敗で並び、得失点差で全国出場を決める状況だっただけに、悔しさの残る結末となった。

 その中で、上原の打撃は強い印象を残した。長打で得点を生み出した5年生。今後の成長にも注目したい。

全国切符まであと一歩届かなかったが最後まで戦い抜いた泉野イーグルス
全国切符まであと一歩届かなかったが最後まで戦い抜いた泉野イーグルス

協力:北海道チャンピオンシップ協会

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