
全員野球が北海道栄――2年ぶりの南北海道大会で強豪・札幌日大に挑む
北海道白老町に校舎を構える私立の名門・北海道栄高校野球部が、第107回全国高校野球選手権南北海道大会に2年ぶり31回目の出場を果たした。専用グラウンドや充実した室内練習場を備えた練習環境と、加藤功臣部長・糸瀬直輝監督を中心とする厚い指導体制のもと、「全員野球が北海道栄」をスローガンに掲げて日々鍛錬を積む強豪校だ。
2025年大会の初戦で対戦するのは、昨夏の南北海道大会を制した王者・札幌日大高校。道内屈指の好カードに、舞台となる札幌円山球場は大いに沸いている。注目は、室蘭支部予選で自責点ゼロの好投を見せた2年生右腕・日野伸一郎(苫小牧西リトルシニア出身)の立ち上がり。勢いのある若きエースが強打の札幌日大打線にどう立ち向かうかが勝負の鍵となる。
近年の北海道栄は安定した成績を残し続けており、2023年夏の南北海道大会準優勝、同年春の北海道大会準優勝、2021年春も準優勝と、幾度となく頂点に迫ってきた。2018年の第100回記念大会ではベスト4入りを果たすなど、長年にわたり道内トップレベルの座を守り続けている。
「明るく元気に、声を絶やさない」のが北海道栄のチームカラー。ピンチでも笑顔を忘れず、互いに声を掛け合いながら乗り越える姿は、観客の胸を打つ。練習以外にも、伝統の坂道ダッシュや地域との交流、大会前の食事会など、選手同士の絆を深める取り組みも大切にしており、それが一体感あるプレーにつながっている。
登録部員は20名。全国各地の中学クラブチームや少年団出身者で構成されており、出身地域に関係なく「栄の野球」を追い求めて集まった精鋭たちが揃う。また、OBにはプロ野球経験者も多く、石井宏(元阪急)、木興拓哉(元ロッテ・阪神)、神保貴宏(元楽天)らを輩出してきた。
実力・環境・伝統――三拍子がそろった北海道栄が、再び全国の舞台を目指す夏。2年ぶりの挑戦は、いよいよ始まった。
北海道栄ベンチ入りメンバー
中学クラブチームや出身少年団に関する情報も随時募集しております。
情報提供は下記メールアドレスまでお願いいたします。
送付先:strikepro.oh@gmail.com
<背番号、氏名、学年、中学・学童野球歴、投打、身長、体重>
主将:松本 イアン元輝
①日野 伸一郎 2年
苫小牧西リトルシニア出身
右投げ、右打ち
180センチ、69キロ
②成田 颯空 2年
北斗ポニーBBCー北浜スポーツ少年団出身
右投げ、右打ち
170センチ、62キロ
③渡邉 泰地 2年
余市リトルシニアー蘭越野球スポーツ少年団出身
右投げ、右打ち
185センチ、95キロ
④葛野 大輝 3年
日高リトルシニアーみゆきフェニックス出身
右投げ、右打ち
164センチ、59キロ
⑤田中 健太 2年
苫小牧リトルシニアー沼ノ端スポーツ少年団出身
右投げ、左打ち
173センチ、74キロ
⑥高安 陽太 2年
(兵庫県)伊丹東中学校出身
右投げ、右打ち
177センチ、69キロ
⑦竹森 ジョナスボール 3年
倶知安中学校出身
右投げ、右打ち
181センチ、84キロ
⑧松本 イアン元輝 3年
(兵庫県)尼崎小園中学校
右投げ、右打ち
185センチ、68キロ
⑨松尾 和則 3年
苫小牧西リトルシニア出身
右投げ、左打ち
171センチ、66キロ
⑩織田 煌大 3年
恵庭リトルシニアー若草タイガース出身
左投げ、左打ち
173センチ、79キロ
⑪川端 壮汰 3年
日高BBCー平取野球スポーツ少年団出身
右投げ、左打ち
175センチ、77キロ
⑫橋場 凰太郎 2年
苫小牧ボーイズー厚真ファイターズ出身
右投げ、右打ち
166センチ、72キロ
⑬蝦名 悠 3年
千歳リトルシニア―みどり台シャークス出身
右投げ、右打ち
172センチ、81キロ
⑭佐藤 快音 3年
日高BBCー千歳ファイターズJr出身
右投げ、左打ち
172センチ、66キロ
⑮西田 翔 3年
札幌手稲ボーイズー星置ブラックタイガース出身
右投げ、左打ち
170センチ、62キロ
⑯村岡 和樹 3年
苫小牧西リトルシニア出身
右投げ、左打ち
164センチ、59キロ
⑰熊野 雄斗 3年
小樽リトルシニアー入船フェニックス出身
右投げ、右打ち
165センチ、82キロ
⑱瀬川 瑛太 2年
恵庭リトルシニアー野幌ファイターズ出身
右投げ、右打ち
166センチ、70キロ
⑲田畑 聖人 3年
函館港西リトルシニアー上磯有川野球スポーツ少年団出身
右投げ、右打ち
171センチ、68キロ
⑳谷口 圭 1年
余市リトルシニア―蘭越野球スポーツ少年団出身
右投げ・右打ち
167センチ、60キロ