遠藤監督のもと進化を続ける強豪校
東海大札幌高校は秋季大会札幌支部予選の1回戦で札幌国際情報と対戦し、5-1で快勝した。先発・熊谷投手を皮切りに山本投手、砂田投手とつなぐ継投策が見事に決まり、相手打線を封じ込めた。序盤から主導権を握り、落ち着いた試合運びで初戦突破を果たした東海大札幌は、次戦ブロック準決勝で文教大附属と決勝進出を懸けて対戦する。
東海大学付属札幌高等学校野球部は1964年創部。北海道高校野球を語る上で欠かせない全国屈指の強豪であり、春夏合わせて甲子園に12度出場している。1976年夏に初出場し、1986年夏に初勝利。2015年春には旧「東海大四」として準優勝を果たし全国に名を轟かせた。さらに2025年春には10年ぶりにセンバツ出場を果たし、初戦を突破して健在ぶりを示した。
この名門を率いるのは、2024年8月に就任した遠藤愛義監督だ。大脇英徳前監督からバトンを受け取ると、就任直後に秋季北海道大会を制し、センバツ切符を獲得する鮮烈なスタートを切った。遠藤監督は東海大相模や東海大菅生など系列校で15年以上指導を重ね、甲子園でも数多くの経験を持つ人物。2023年からは同校でコーチ兼部長を務め、翌年に監督へ昇格した。
その指導姿勢は、恩師である創志学園の門馬敬治監督の教えを強く受け継いだものだ。「オール・アウト・アタック（総攻撃）」をチームスローガンに掲げ、全員が仕掛ける攻撃的野球を徹底する。また「言葉」と「距離感」を大切にし、選手と心を通わせる指導で精神面の成長にも力を注いでいる。北海道に縁はなかったが、新天地で「挑戦」の意志を胸に采配を振るい、センバツ初采配でも自信を持ってチームを送り出した。
伝統と新しい風が融合した現在の東海大札幌は、道内外の球児にとって憧れの舞台であり、有望選手が集う存在だ。全国でも「戦えるチーム」として高い評価を受け、北海道を代表する強豪としての地位を揺るぎないものにしている。今秋の戦いでもその底力を発揮し、さらなる飛躍を目指す。
東海大札幌ベンチ入りメンバー
中学クラブチームや出身少年団に関する情報も随時募集しております。
情報提供は下記メールアドレスまでお願いいたします。
送付先：strikepro.oh@gmail.com
＜選手＞
＜背番号、氏名、ふりがな、学年、中学・学童野球歴、投打、身長、体重＞
★主将：伊藤 悠雅
①熊谷 柊吾 2年
札幌白石リトルシニアー厚別アトムズ出身
右投げ、右打ち
173センチ、63キロ
②武田 龍士 2年
札幌東リトルシニア－東グレートキングス出身
右投げ、右打ち
167センチ、65キロ
③下村 耀大 2年
札幌新琴似リトルシニアー東グレートキングス出身
右投げ、左打ち
180センチ、76キロ
④柏木 鷹空 1年
SKポニー（神奈川県）ーオール青梅出身
右投げ、左打ち
173センチ、72キロ
⑤向井 優人 2年
（大阪府）東成リトルシニア出身
右投げ、右打ち
168センチ、70キロ
⑥大西 飛佑 1年
札幌東リトルシニア－篠路西BFジュニア出身
右投げ、左打ち
171センチ、61キロ
⑦冨永 健斗 2年
TTBC出身
右投げ、左打ち
169センチ、70キロ
⑧鈴木 幹汰 2年
（神奈川県）瀬谷シニア出身
右投げ、右打ち
180センチ、67キロ
⑨伊藤 悠雅 2年
札幌東シニア－あいの里バイソンズ出身
右投げ、右打ち
175センチ、68キロ
⑩山本 映瑠 2年
あいの里東中学校－あいの里バイソンズ出身
左投げ、左打ち
172センチ、72キロ
⑪砂田 左漸 2年
とかち帯広シニア－新得町野球少年団出身
右投げ、両打ち
178センチ、73キロ
⑫長谷川 瑛心 1年
小樽リトルシニア－朝里H東小樽合同チーム出身
右投げ、右打ち
176センチ、78キロ
⑬中野 翔太 2年
TTBC出身
右投げ、左打ち
168センチ、72キロ
⑭田中 敬祐 1年
札幌新琴似リトルシニアー発東ヤンキース出身
右投げ、左打ち
170センチ、73キロ
⑮市丸 輝空 1年
（神奈川県）瀬谷リトルシニアー原ドジャース出身
右投げ、右打ち
170センチ、63キロ
⑯狩野 遼雅 1年
様似中学校ー様似野球スポーツ少年団出身
右投げ、右打ち
166センチ、56キロ
⑰新保 昊大朗 2年
（東京都）大田水門ボーイズ出身
右投げ、右打ち
173センチ、64キロ
⑱鮎川 颯 1年
札幌真駒内リトルシニア－北野リトルメッツ出身
右投げ、右打ち
170センチ、58キロ
⑲森 隆成 2年
（大阪府）東成リトルシニア出身
右投げ、右打ち
180センチ、75キロ
⑳近江 朋 2年
ピースベースボールクラブーFREEDOM出身
左投げ、左打ち
180センチ、64キロ