昭和23年から続く「栄光の代表校」 小樽潮陵16度、岩内8度 近年は北照が存在感
第79回秋季北海道高等学校野球大会・小樽支部予選が9月19日に開幕した。今秋もエムデジ桜ヶ丘野球場を舞台に、新チームによる全道大会への切符を懸けた戦いが繰り広げられている。北海道高野連の速報では、19、20日に小樽支部予選が行われ、20日は小樽双葉が小樽水産を8-1、倶知安が小樽潮陵を14-1で下した。
では、これまで「秋の小樽支部」を制してきたのは、どの高校なのか――。
今回ストライクでは、大会資料に掲載されている「栄光の代表校(秋)」に注目。第1回(昭和23年)から第78回(令和7年)まで、78年間の代表校を数えてみた。
北照が35度! 第8回で初登場、その後一気に回数伸ばす
歴代最多は、やはり北照の35度だった。
第8回(昭和30年)に初めて代表校として名前を刻むと、昭和40年代以降、その回数を大きく伸ばしている。
特に平成以降の強さは際立つ。資料を見ると、第42回(平成元年)から第78回(令和7年)までの37大会で、北照が代表となったのは27度。平成から令和にかけて、小樽支部の秋をけん引してきた存在であることが数字からも伝わってくる。
小樽潮陵16度、岩内8度 歴史ある学校も名を刻む
資料を集計すると、歴代の代表回数は次の通りとなった。
| 学校名 | 支部代表回数 |
|---|---|
| 北照 | 35度 |
| 小樽潮陵 | 16度 |
| 岩内 | 8度 |
| 小樽桜陽 | 5度 |
| 小樽緑陵 | 4度 |
| 小樽工業 | 3度 |
| 小樽商業 | 2度 |
| 小樽双葉 | 2度 |
| 余市 | 2度 |
| 仁木商 | 1度 |
※第1~78回の「栄光の代表校(秋)」。資料記載の校名に基づく。
北照に続くのは小樽潮陵の16度。昭和25年の第3回で代表となり、昭和30年代から50年代にかけて何度も全道への切符をつかんでいる。
そして岩内が8度で続く。昭和44年、49年、51年、56年、平成12年、16年、29年、令和元年と、長い年代にわたって代表校として名を刻んできた。
昭和の小樽潮陵、平成・令和の北照
78年の一覧を眺めていると、小樽支部の勢力図が時代とともに変化してきたことがよく分かる。
大会初期は小樽商業、小樽潮陵、小樽緑陵、余市、小樽桜陽など多彩な学校が代表となった。
昭和30年代からは北照も加わり、小樽潮陵との名前が目立つようになる。
さらに平成へ入ると、その様相は大きく変わった。
平成元年の第42回から北照は、平成2、5、6、8、9、11、13、14、15、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、30年など次々と代表権を獲得。令和に入ってからも、令和3年から令和7年まで5年連続で北照が代表となっている。
「秋の小樽支部」という視点で歴史を振り返ると、近年の北照の安定した強さが改めて浮かび上がる。
北照は全道優勝5度 「◎」が物語る秋の強さ
この資料でもう一つ目を引くのが、代表校の横に記された「◎」と「△」だ。
◎は全道優勝、△は全道準優勝を示している。
北照は第50回(平成9年)、第62回(平成21年)、第64回(平成23年)、第65回(平成24年)などで◎が記されており、小樽支部を勝ち抜くだけでなく、その先の全道大会でも結果を残してきた歴史が見える。
また、小樽商業や北照などには全道準優勝を示す△も刻まれており、小樽支部代表が北海道の秋の舞台で存在感を示してきた足跡が、この一枚に詰まっている。
79回目の秋――歴史に新たな1校が加わる
北海道高野連によると、小樽支部には現在、北照、小樽潮陵、小樽桜陽、小樽水産、倶知安、岩内、小樽双葉などが加盟している。
昭和23年から積み重ねられてきた78回の歴史。
小樽潮陵が何度も代表となった時代があり、岩内、小樽桜陽、小樽緑陵などが名を刻み、そして平成から令和にかけて北照が大きく数字を伸ばしてきた。
79回目となる今年の秋、この「栄光の代表校」に新たに名前を刻むのはどこか。
小樽支部の歴史を背負った新チームの戦いに注目したい。

