
【札幌市南区の野球専門店】スポーツショップ古内の社長
古内克弥のコラム No.149
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名作の歴史シリーズ②
〜ミズノ〜「ええもんつくんなはれや」

こんにちは!
いつもコラムをお読みくださいましてありがとうございます!
今回は、前々回投稿した
「修理の観点からわかる、名作が愛され続ける理由」
で少し紹介していたメーカーの歴史について書いていきますね。
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ミズノの歴史
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ミズノというメーカーをご存知ない方は、野球をしている方の中にはほとんどいらっしゃらないと思います。
歴代のプロ野球選手の多くがミズノのグラブを使って活躍し、メディアを賑わしていますよね。

ミズノの創業者は水野利八さんと言います。
↑ご存知でしたか?
水野利八さんの本の中には、このようなことが書いてありました。
敗戦後、復興が進むなかでスポーツへの関心が高まり、用具は飛ぶように売れた。新規参入が相次ぎ、なかにはヤミ市場から安価な材料を仕入れて革製グローブやラケットを生産して売りさばくメーカーもあった。だが、利八は頑としてヤミに手を出さなかった。
「スポーツは決して亡びはしない。しかし目先のボロいことしたスポーツ用品屋は亡びます。がまんしなはれや。ええもんつくんなはれや」
(「スポーツは陸から海から大空へ 水野利八物語」より)
と言い、物づくりに関してとても熱意のある方だったようです。
海外からの信用できない部材を使って商品を作るのではなく、
しっかり自分たちの信念持って、自分たちの目利きで仕入れた材料を使ってモノづくりに力を注いでいたようです。
また、大正2年に「関西学生連合野球大会」という大会を開催し、野球の振興に大いに力を注いでいました。
その「関西学生連合野球大会」は、
のちに「夏の甲子園」と呼ばれ、
日本最大の観客数となる全国大会となりました!

余談ですが、全米大学バスケットボール大会の集客数と匹敵するほどの世界的な集客力のある大会となっています。
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ミズノの良さ
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皆さんが思う、ミズノの良さとは何でしょう?
革でしょうか?
デザインでしょうか?
形でしょうか?
それともこうした創業者の思いを知っていたからでしょうか?
それとも・・・
初めて親に買ってもらったグラブがミズノだったから。
でしょうか?
それぞれミズノが好きな人には、ミズノに対しての思い入れがあると思うんですね。
なので、「ミズノが好き!」とか「ミズノがいい!」と思う理由としては、その自分が抱いている「思い入れ」が一番大切だと思います。
ミズノが好き!という人は、是非思い入れを大切にしてほしいです。
もちろん、読者の中にはゼットが好き!アイピーセレクトが好き!SSKが好き!という方もいらっしゃると思います。
その「思い入れ」を大切に、これからもそのブランドのファンとして使い続けてほしいと思っています。
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ミズノのグラブの凄さ
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私が思う、ミズノの凄いところは
「品質の安定感」
だと思います。
ミズノは日本一、グラブのレパートリーが多いです。
・ジュニア用
・大人用
・ソフトボール用
というカテゴリの中に、さらに
・初心者用
・中級者用
・上級者用
・プロ用
といったレパートリーがとてもたくさんあります。
普通は、それだけレパートリーが多いと、品質にばらつきが出てしまいますが、ミズノは高精度で同じようなグラブを作ることが出来ます。
”ムラのない、安定した品質で作ることが出来る。”
それは本当にすごいことだと思います。
生産する人たちの卓越した技術と、検品する人たちの厳しい目、があってこそですね。
究極にシンプルなグラブを作る。
究極に品質が安定したグラブを作りには、やはりシンプルなグラブを作ること。
”シンプルイズベスト”
なのかもしれませんね。
今回のコラムはいかがでしたか?
名作の歴史シリーズというテーマで今後もいくつか書いていきたいなと思っています。
色々と下調べが必要となり、書くまでに多大な時間を要しますが、こうして調べて書くのも面白いですし、みなさんにお伝えできるのも楽しいです。
是非他のブランドの紹介もお楽しみにしてくださいね!
最後に私が「うおお!!!」と興奮した本の一文をご紹介します。
日頃、人に仕事を頼むとき、「承知しました」と「出来ません」という二通りの返事が得られる。また「承知しました」といってもうまくやってくれるかどうか心配しなければならない。もし、平生から”俺がやる”との心構えで努力しておれば、少々のことには動ずることなく進めることができる。
若い人に仕事を与えたとする。私だったら「もし君が社長なら、その仕事をどうするか」ときいてみる。放っておくのか、それとも誰かにききに行くのか、「どちらにしても社長になったつもりでやれば、そんなことは何でもないではないか」と。
販売でも、経理でも、そのほかのことでも、”俺がやる”というところに事業の発展がある。私は販売担当だからほかのことは知らない、といっているのでは本当の力が生れない。上に立つ人にも同じことがいえる。自分にやる力があって下の者にやらせるのと、無くてやらせるのではずい分違う。自分に力があれば、仕事の命令も的確に出来るだろうし、報告を受けてする処理もスムーズに出来ると思う。それが上に立つ人の備えるべき資格である。
このように平生から何ごとに対しても、”俺がやる”という気構えで勉強と体験を積んでおくといざというとき、確実な力を発揮できるものである。(昭和45年1月)
── 『スポーツは陸から海から大空へー水野利八物語』で紹介されている水野利八の語録より抜粋
これは、仕事でもそうですが、おそらく野球の世界でも通じるところがあると思います。
いつ、どんな時でも
「俺がやる!」
「俺に任せろ!
「俺に来い!ボール来い!」
と、そんな心構えでフィールドにいる人は、頼りがいがありますよね。
こんな心構えを常に持つチームビルディングを、スポーツショップ古内でも推進していきたいと思いました。
今回も、最後までお読みくださいまして、ありがとうございました!

――――――――――<コラム著>――――――――――
古内克弥氏
株式会社スポーツショップ古内
代表取締役社長 古内克弥
1982年4月15日生まれ
小学5年生の時に家業であるスポーツショップ古内の販売をお手伝いした時に、接客の楽しさを経験し、将来の夢を「スポーツショップ古内をでっかくする」に設定する。
サッカー、バレーボールをメインに15種目ほどの競技を学び、大学で経営学を学んでゼット株式会社に入社。
ゼット株式会社では、グラブ工場で一年間グラブ製作に携わり、グラブの知識を覚える。
三年間の修行を経てスポーツショップ古内に入社する。
2017年、代表取締役社長に就任。
札幌市のスポーツ&カルチャーフェスティバル「スポカル」の副実行委員長もつとめ、スポーツ普及に携わる。
学校や企業への講演依頼も年に10回ほど受け、経営、マーケティング、地域活性化などのテーマで話をしている。
<バックナンバー>
No.8「投手用グラブ タテ型派、ヨコ型派をわかりやすく解説」
No.16〜17はセールの予告でした。
No.25.「塁間が0.1秒速くなるシューズのサイズの選び方」
No.38.「守備率10割のグラブ その名も「ウィルソン」その2」
No.39「守備率10割のグラブ その名も「ウィルソン」その3」
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