
【札幌市南区の野球専門店】スポーツショップ古内の社長
古内克弥のコラム No.156
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グラブの質感はカラーによって変わりますか?

こんにちは!
いつもコラムをお読みくださいましてありがとうございます!
お客様より、タイトルのような質問をいただきました。
グラブを実際に作製していた経験からお伝えできることを伝えていきたいと思います。
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カラーによる
質感のちがい?
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まず前提として、
革の質感の良いカラー、悪いカラーをお伝えすることは出来ませんので、予めご了承ください。
グラブの革は、皮の状態から、自然色といいまして様々な工程を経てまずは真っ白になります。
その革に染色を施すのですが、その染色によってグラブの革の質感が変わることがある、いや、変わらない、など、色々な説があります。
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明るめのカラーと
暗めのカラー
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私がゼットに勤めていて、毎日グラブの紐通しをしていた頃
グラブの紐は確かにカラーによって硬さが異なっていました。
黄色は硬く
オークブラウンは中くらい、もしくはやや硬め
ブラックは柔らかめ
同じように、グラブの革も、カラーによってはすぐポケットが出来ていくカラーもあれば、なかなか出来ていかないカラーもあると思います。
基本的に、
暗めのカラーは柔らかい傾向がある。
明るめのカラーは硬い傾向がある。
と感じていました。
ただ、それは15年ほども前の話ですから、現在は染色技術も上がっていますので、その時よりは差が出ていないことと思います。
ですが現在、スポーツショップ古内でストックしている革紐を比べてみますと、
やはり上記のような傾向は見受けられると感じます。
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いい革質とは?
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こちらについては議論が分かれるように思います。
硬く光沢がありハリのある革を「いい革」と呼ぶ人もいれば
素上げ調のマットな感じの質感が好きで、その好みにより「いい革」という人もいらっしゃいます。
ただ、一つ私の見解から
「いい革」「悪い革」を見極めるとしましたら、
「毛穴が小さいかどうか」
は指標になるかと思います。
牛さんにも、人間と同じように毛穴があります。
グラブをじーっと近くで見てみてください。
毛穴が見えるでしょう?
その毛穴は、隣の子が持っているグラブの毛穴とどちらが大きいでしょうか?
大きな毛穴のものは、
成長して大きくなった牛を使っている可能性が高い。
小さな毛穴のものは、
子供の牛を使っている可能性が高い。
もしくは、しっかりと手入れの行き届いた芸能人のような肌を持つ牛なのでしょう。
上記の2つを読んでみて、
あなたはどちらが「貴重」「手に入りにくい」「生産量が少ない」と思いますか?
おそらく、「小さな毛穴」の革の方が貴重だと感じたのではないかと思います。
子牛はご想像の通り、大人の牛よりも小さいですよね。
そのため、グラブの革として使える範囲が小さいわけです。
「ステアレザー」という大人に近い牛からだったらグラブを3個作れるところ、
「キップレザー」という子供の牛だとグラブは2個しか作れない。
そのような理由からも、
「キップレザー」と呼ばれる子牛の革は
金額が高くなってしまうわけですね。
ただし、それも用途によっては、「いい革」と呼べるかどうかはわかりません。
剛速球をバシバシ捕るキャッチャーからすると、柔らかすぎてすぐヘタってしまい、これでは使えない、と感じる方も多いと思います。
やはり
「使用者がどう感じるか」
というのも、
「いい革」「悪い革」というのは左右されそうですね。
今回のコラムはいかがでしたか?
いい革かどうか
カラーによって変わるのかどうか
グラブというのは天然ものであるため、
質を左右する要素がたくさん存在します。
グラブに生まれ変わるずっと前から、質感は徐々に徐々に変わっていくんです。
牛さんは何歳だったのか
どんな環境で育ったのか
どんなご飯を食べていたのか
健康的だったのか
気候はどうだったのか
愛されて育ったのか
他の牛さんとケンカしたりしていなかったのか
そんな、生きている状態から質感が変わっていきます。
そのため「カラーで質感が変わる」とは、言い切れないところが多数あります。
そんなふうに当たり外れが多々あるグラブ。
だからこそ、天然物のこのグラブに手をはめてから購入する、ということは
「運命の出会い」とも言えるような気がしますね。
今回も、最後までお読みくださいまして、ありがとうございました!
今回も、最後までお読みくださいまして、ありがとうございました!
――――――――――<コラム著>――――――――――
株式会社スポーツショップ古内
代表取締役社長 古内克弥
1982年4月15日生まれ
小学5年生の時に家業であるスポーツショップ古内の販売をお手伝いした時に、接客の楽しさを経験し、将来の夢を「スポーツショップ古内をでっかくする」に設定する。
サッカー、バレーボールをメインに15種目ほどの競技を学び、大学で経営学を学んでゼット株式会社に入社。
ゼット株式会社では、グラブ工場で一年間グラブ製作に携わり、グラブの知識を覚える。
三年間の修行を経てスポーツショップ古内に入社する。
2017年、代表取締役社長に就任。
札幌市のスポーツ&カルチャーフェスティバル「スポカル」の副実行委員長もつとめ、スポーツ普及に携わる。
学校や企業への講演依頼も年に10回ほど受け、経営、マーケティング、地域活性化などのテーマで話をしている。
<バックナンバー>
No.16〜17はセールの予告でした。
No55
