
南北大会とも、連覇を狙う札幌日大、白樺学園が登場した
北海道大会の決勝戦。
対するは南北での甲子園出場回数が最多を数える北海と旭
川志峯(前旭川大高)。北海にいたっては北海道どころか
全国最多出場を誇る伝統校。
先に行われた南大会決勝は、北海・浅水結翔投手(札幌西リトルシニア/3年)、札幌日大・窪田洋祐投手(由仁中学校/3年)と、お互いのエースが先発し4回までは0-0の好勝負だった。
終わってみれば、北海が満塁ホームランを含む7点を挙げ
7-0で決勝戦を終わらせた。
その翌々日に行われた北大会の決勝は、旭川志峯vs白樺学
園の対戦。
白樺学園は、もちろん昨年に続き連覇を狙い、旭川志峯は
104回大会以来の出場、そして現校名での初の甲子園出
場を目指す。
試合は一進一退の攻防の中、好機をものにした旭川志峯が
4-3で勝利。
旭川志峯のエース河合悠希投手(恵庭リトルシニア/3年)は、184球を投げ完投。
敗れた白樺学園は、13安打とヒット数では上回っていた
だけに悔しい敗戦だった。
非常にスリリングだった南北の北海道大会。
特に準決勝、決勝はエスコンフィールドでの戦いとなり、
北海道の高校野球に花を添えた。
そして、毎年思うことだが、終わってみれば納得の代表校
の2校。
また、地区予選、全道大会で敗れた全てのチームは翌日か
ら秋の大会へ向け始動する。
優勝した両校は7月30日に出発。抽選の結果、旭川志峯
は3日目第4試合で広島の強豪として名高い広陵と対戦。
北海は6日目第2試合で熊本の東海大星翔と相対する。
他にも注目度の高い第107回全国高等学校野球選手権大
会は、8月5日に開幕だ。
佐藤 大(北海道日大高~札幌大)
日本中学生野球連盟北海道支部/副会長