札幌新琴似リトルシニアで昨シーズン活躍した中根翔(中学3年)が、4月から宮城県の強豪・東北高等学校へ進学することが関係者からの情報で分かった。長打力を武器に内野手としてチームを支えた中根。北海道を離れ、全国屈指の名門で高校野球の新たな一歩を踏み出す。
名門・東北高校で新たなスタート
中根翔は昨シーズン、札幌新琴似リトルシニアの外野手としてチームに貢献。持ち前の積極的な打席と積極的な走塁を武器に、攻守で存在感を示してきた。
進学先となる東北高等学校(宮城県)は、全国的にも知られる伝統校。数多くのプロ野球選手を輩出し、長年にわたり仙台育英とともに宮城県高校野球界の中心的存在として実績を重ねてきた。春夏を通じて甲子園出場の実績を持ち、2026年春のセンバツ大会への出場も決まっている。
同校の特徴は、監督や大人が一方的に指示を出すのではなく、選手たち自身が主体的に考えてチームを作り上げていく「自立・自律」の野球。ベンチ入りメンバーや采配にも選手の意思が反映されるなど、自主性を重んじたチームづくりが特徴だ。
北海道を離れ、未知の舞台へ
北海道を離れ道外の高校へ進学することについて、中根は次のように語る。
「今までとは違い、地元を離れて野球をすることには不安もありますが、高校野球という一生に一度の大舞台でどれだけ自分の力が通用するのかとても楽しみです。自分のやれることを最大限発揮し、応援してくれる方々の思いも背負い、精一杯暴れたいと思います」
新天地への期待と覚悟を胸に、北海道を離れて新たな挑戦に踏み出す。
恩師・生嶋監督への感謝
札幌新琴似リトルシニアで過ごした3年間について、中根は恩師への感謝を口にする。
「叱られ続けた3年間ではありましたが、生嶋監督と出会い、物事の捉え方や考え方、野球に対する向き合い方を教えていただきました。野球人としてまだ未完成ですが、大きく成長させてもらった3年間だったと思います。高校でも監督の言葉を思い出して自分に喝を入れて甲子園を目指して頑張ります。貴重な中学生の時期を一緒に過ごしていただきありがとうございました」
忘れられないゼット杯決勝の逆転劇
中学時代の思い出として中根が挙げたのは、ゼット杯決勝の一戦だった。
「6回、4対4の同点の場面で勝ち越しを許しました。これまでの自分たちなら、そのまま打てずに敗れてしまう展開が多かったと思います。しかしその日は『これが最後』という思いもあり、全員が気持ちを一つにしていました」
迎えた最終回、チームはつないでつないで逆転に成功し、見事優勝をつかみ取った。
「あの試合は、自分自身の成長であると同時に、チームの大きな成長を実感できた瞬間でした」
北海道で培った経験を胸に、中根翔は新天地・宮城の地で新たな一歩を踏み出す。
名門・東北高校で、甲子園という夢舞台を目指す挑戦が始まる。

中根 翔(なかね しょう)
札幌新琴似リトルシニア/3年
左投げ、左打ち
169センチ、64キロ
家族は母と姉の3人。
野球を始めたきっかけは、小学1年生からで3つ上の藤田 塁さん(日本航空山梨高/3年)の影響で西発寒ホークスで競技を始めました。
協力:札幌新琴似リトルシニア
