守備から流れをつかむ野球で全国制覇へ――。北海道勢3年連続決勝を目指し、高知の舞台へ挑む。
高知県で7月25日に開幕する「坂本龍馬旗争奪西日本小学生野球大会」に、恵庭市の柏ホエールズが北海道代表として初出場する。
北海道チャンピオンシップ協会主催のC-1トーナメントで上位進出を果たし、全国切符を獲得。6月の全日本学童マクドナルド・トーナメント南北海道大会では準優勝した岩見沢学童野球クラブと互角に渡り合うなど、その実力は道内でも高く評価されている。
さらに主将・大野湊助(6年)は、8月に中国・杭州市で開催される第12回BFA U-12アジア選手権に出場する侍ジャパンU-12代表にも選出。全国でも屈指の注目選手を中心に、悲願の全国制覇へ挑む。
北海道勢は2024年に飛翔スワローズが大会初優勝、2025年には釧路ゴールデンモンキーズBBCが準優勝と2年連続で決勝進出。今年は柏ホエールズ、釧路ゴールデンモンキーズBBC、北光ファイターズの3チームが北海道の誇りを胸に四国へ乗り込む。
「守り」がチーム最大の武器 試合の流れを引き寄せる
柏ホエールズ最大の持ち味は、堅実な守備から試合の主導権を握る野球だ。
高田晃季監督は「バッテリーを中心にヒット性の当たりも守り切る場面が増え、そのプレーが攻撃へとつながる好循環ができています」とチームの成長を語る。
投手陣ではエース・福田叶夢(6年)が打たせて取る投球に力強さが加わり、一段と安定感を増した。さらに藤堂晴琉(6年)も制球力を向上させ、大事な場面を任せられる存在へ成長。全国大会でも二枚看板として期待がかかる。
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下位打線がつなぐ 切れ目のない攻撃力
攻撃面では上位打線だけに頼らない厚みがある。
特に6番・宮本航希(6年)は、追い込まれてからも粘り強くシャープな打撃で出塁を重ね、チームに勢いをもたらすキーマンとなっている。
下位打線がチャンスを広げ、上位打線が一気にたたみ掛ける——。そんな理想的な得点パターンが増えていることも、今季の柏ホエールズの強みだ。
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「勝利」の前に目標を置く 積み重ねが逆転劇を生んだ
高田監督が大切にしているのは、「勝つこと」だけを追い求めないチームづくりだ。
試合ごとに、勝利へ至るための小さな目標を選手たちと共有し、一つずつ積み重ねることを徹底している。
その成果が最も表れたのが、C-1トーナメント準決勝・上磯有川戦だった。
ベストメンバーを欠きながら最大6点差をひっくり返した逆転勝利。試合展開を読み、自分たちで流れを変える力が確実に身についてきたことを証明する一戦となった。

ベストメンバーが揃わなくても前へ
全国大会までの期間は、千歳ブラックバード、SD.GREATES、みゆきフェニックスとの強化試合を予定している。
一方で、侍ジャパンU-12や各種セレクションへの参加により、全員が揃う機会は決して多くない。
それでも高田監督は悲観していない。
「個々がレベルアップするチャンスと前向きに捉えています。」
チーム全体の底上げこそ、全国制覇への近道だと信じている。
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悔しさを力へ 全国で求められる「あと一本」
南北海道大会2回戦、岩見沢学童野球クラブとの一戦では、あと一本が出ず涙をのんだ。
だからこそ全国までに磨きたいのは、勝負どころで一本を出し切る力。
「全国でも必ずその場面は来る。その時に誰が打席に立っても一本を出せるチームにしたい。」
悔しさを知るチームだからこそ、その経験は大きな財産になっている。

猛暑への備えも全国仕様
北海道とはまったく異なる高知の暑さも、大きな戦いの一つだ。
7月に入ってからは熱中症対策にも本格的に取り組み、暑さの中でも普段どおりの力を発揮できる身体づくりを進めている。
野球だけでなくコンディショニングまで含めて全国仕様へ——。
細かな準備が、勝敗を左右する。
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主将・大野湊助「優勝して恩返ししたい」
侍ジャパンU-12にも選ばれた主将・大野湊助は、全国大会への思いを力強く語った。
「マック全道大会の悔しい敗戦を忘れず、坂本龍馬旗では優勝を目指して気持ちを切り替えています。」
チームの強みについては、
「守備から流れをつくり、どこからでも攻撃できるチームです。ベンチワークも良く、ここ一番で勢いを出せるところが自分たちの武器です。」
主将としては、常に仲間へ声を掛け続けることを大切にしている。
「周りをよく見て、プレーでも声でもチームを盛り上げたい。」
そして最後に、支えてくれる人たちへの感謝を口にした。
「家族や地域のみなさん、多くの方に支えていただいています。チーム一丸で優勝して、結果で恩返ししたいです。」
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北海道の誇りを胸に、再び全国の頂点へ
飛翔スワローズの優勝、釧路ゴールデンモンキーズBBCの準優勝と続いてきた北海道勢の快進撃。
その歴史を受け継ぐのが、今年の柏ホエールズだ。
堅守から流れをつくり、切れ目のない打線で勝機をつかみ、苦しい場面でも諦めない粘り強さを武器に戦う。
北海道代表としての誇りを胸に、高知の夏へ――。
柏ホエールズが目指すのは、ただ一つ。全国制覇である。

ベンチ入りメンバー
指導者
▼監督
㉚高田 晃季(34)
▼コーチ
㉙大野 誉基(38)
㉘佐々木直人(37)
▼責任者
酒井 翔平(36)
選手
★主将
⑩大野 湊助(おおの そうすけ)
6年・右投げ、左打ち
⓪栗原 芽維(くりはら めい)
6年・右投げ、右打ち
①福田 叶夢(ふくだ かなと)
6年・右投げ、右打ち
③山口 修平(やまぐち しゅうへい)
6年・右投げ、右打ち
④小村 奏(こむら かなた)
5年・右投げ、右打ち
⑤藤堂 晴琉(とうどう はる)
6年・右投げ、右打ち
⑥櫛引 皇汰(くしびき こうた)
6年・右投げ、左打ち
⑦宮本 航希(みやもと こうき)
6年・右投げ、右打ち
⑧三浦 瑠馬(みうら るま)
6年・右投げ、右打ち
⑪三浦 雅翔(みうら まさと)
6年・右投げ、右打ち
⑫高田 海那(たかだ みな)
6年・右投げ、左打ち
⑬村上 凰丞(むらかみ おうすけ)
6年・右投げ、右打ち
⑭佐々木 莉々愛(ささき りりあ)
6年・右投げ、左打ち
⑮澤田 将(さわだ たすく)
5年・右投げ、右打ち
⑯合田 修(ごうだ しゅう)
5年・右投げ、右打ち
⑰笹川 大悟(ささがわ だいご)
5年・右投げ、右打ち
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全国大会までの軌跡
C-1トーナメント
【FINAL2】
◆決勝
※7月12日予定
◆準決勝
〇 9-8 上磯有川
【FINAL1】
〇 5-4 北光ファイターズ
〇 2-1 SD GREATES
【ROUND2】
〇 4-1 札幌オールブラックス(B)
〇 10-4 新生台イーグルス
【ROUND1】
〇 19-0 SD GREATES(B)
〇 12-0 うらかわ野球少年団

坂本龍馬旗トーナメント表
※組み合わせ抽選は7月15日を予定しております。
協力:柏ホエールズ
