土島―池田―柳原が9回無失点 髙橋TEAMも最後まで全力プレー、普段は別々の選手たちが交流戦で心を一つに
「2026ストライク交流戦」の第2弾となる小学6年生対象の交流戦が8月16日、石狩市スポーツ広場で行われた。髙橋大二監督率いる髙橋TEAMと木下雅博監督率いる木下TEAMが対戦し、木下TEAMが5-0で勝利した。木下TEAMは土島夢翔(三笠スピリッツ)、池田頼斗(東札幌ジャイアンツ)、柳原光仁(石狩ヴォルテックス)の投手リレーで9回を無失点。髙橋TEAMも大沢翔平(北発寒ファイヤーズ)、安部純真(光陽ヤンキース)らが力投し、安田(石狩ヴォルテックス)がフェンス際の飛球へ果敢に飛び込むなど、最後まで諦めない姿勢を見せた。前日の5年生交流戦から一学年上がった6年生ならではのスピード、技術、状況判断も随所に光り、両監督からは選手たちの成長を評価する声が聞かれた。また今回も「チーム個別指導塾N&B新琴似校」の協賛をはじめ、保護者による会場設営や受付、記録、ボールボーイ、審判団さんなど多くの協力によって9イニングの交流戦が実現。普段は別々のチームでプレーする6年生たちが仲間となり、学童野球の終盤に新たな思い出の1ページを刻んだ。
協賛:チーム個別指導塾N&B新琴似校

オーダー表
先攻め・髙橋TEAM
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後攻め・木下TEAM
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イニングスコア
木下TEAM(三塁側)5-0髙橋TEAM(一塁側)
髙橋TEAM
000000000=0
02001011x=5
木下TEAM
(髙)大沢、安部、折笠ー酒谷、松本
(木)土島、池田、柳原ー牧野、右近
▽二塁打:佐々木、安部(髙)、河村(木)

敗戦の中に光った「最後まで諦めない姿勢」 安田の気迫が仲間を鼓舞
一塁側・髙橋大二監督の話
5年生の交流戦に引き続き、1塁側チームの指導者を務めさせていただきました。
当日は保護者の皆さまのご協力のおかげで、最高のコンディションで交流戦を迎えることができました。この場をお借りして深く感謝申し上げます。
試合は、3塁側チームの好投手陣を打ち崩せず、7回を終えて0対4と苦しい展開が続きました。終盤の粘りに期待をかけたものの、計2安打と反撃の糸口を掴めず、そのまま0対4で敗戦となりました。
敗れはしたものの、選手一人ひとりが最後まで諦めずにプレーする姿は、応援していた保護者の皆さまの胸を打ったはずです。特に圧巻だったのは8回裏の守備です。ファーストを守る安田君(石狩ヴォルテックス)が、1塁フェンス際のファールフライに対してフェンスへ激突しながらもダイビングキャッチを試みました。惜しくも捕球には至りませんでしたが、「絶対に勝つ」という気迫溢れるプレーはチーム全体を強く鼓舞し、深く記憶に残る素晴らしい姿でした。

8.16交流戦で一塁側で特に印象に残った選手
【投手陣】
大沢翔平(北発寒ファイヤーズ)/安部純真(光陽ヤンキース)
安定した制球力とキレのある速球を披露。今後のさらなる飛躍が非常に楽しみな逸材です。
折笠銀弐(三笠スピリッツ)
今回は制球に苦しみ本来の力を発揮しきれませんでしたが、この悔しさを糧にした今後の巻き返しに期待しています。
【打撃陣】
出村悠葵(そらちJBCベアーズ)/佐々木斗真(羊ヶ丘カージナルス)
クリーンヒットや力強い長打を放ち、打席で抜群の存在感を示しました。
安部純真(光陽ヤンキース)/江下友輝
安部君は惜しくもヒットにはならなかったもののレフトへ特大のファールを放ち、江下君は高いバットコントロール技術が光っていました。
【守備陣】
酒谷愛翔・松本蓮唯(共にそらちJBCベアーズ)
難易度の高いショートバウンドを的確に止め、チームのピンチを何度も救いました。
山崎蓮・五島晴生(共に東グレートキング)
内野守備を落ち着いて無難にこなし、守備陣の安定感に貢献しました。
小浜柊康(上富良野ジャガース)
外野でミスなく手堅いプレーを見せ、しっかりと守備範囲をカバーしました。
試合後、選手たちには今後の成長のヒントとなる気づきやポイントをアドバイスさせていただきました。最後まで諦めない選手たちの姿勢からは私自身も多くの刺激を受け、非常に価値のある交流戦となりました。
最後になりますが、大会開催にご尽力いただいた大川さんをはじめ、ボランティアや審判団の皆さまに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

木下監督「6年生は完成度が違う」 投手陣の力と“明るさ”に感じた成長

交流戦を終え、3塁側チームを率いた木下雅博監督がまず挙げたのは、6年生投手の完成度の高さだった。
「6年生になると、やはりピッチャーの完成度が違うなという印象を受けました」
先発を任せた土島夢翔(三笠スピリッツ)とは冬に一度、対戦した経験があったという。その時からさらに成長した姿が強く印象に残った。
「冬に一度対戦したことがありましたが、さらにスピード、緩急、制球力にも磨きがかかり、素晴らしい投手になっていました」
その土島を支えた捕手・牧野竣(厚別西キングパワーズ)も高く評価。「スローイング、キャッチングともに素晴らしく、ピッチャーも投げやすそうでした」と、投手の力を引き出す捕手としての存在感にも目を細めた。
2番手でマウンドに上がった池田頼斗(東札幌ジャイアンツ)については「キレのある球と素晴らしいコントロール」と評価。バッテリーを組んだ右近岳士朗(飛翔スワローズ)も「力強いスローイングに加え、何より明るくピッチャーを引っ張っていける素晴らしい選手」と称えた。
3番手の柳原光仁(石狩ヴォルテックス)も「力強いボールで安定感のあるピッチング」と好印象。さらに野手では佐藤創太(ニュースターズ)の名前を挙げ、「動きにスピードがあり、これからが楽しみな選手だと感じました」と振り返った。
5年生交流戦でも指揮を執った木下監督だからこそ感じた、1学年の成長の大きさもあった。
「5年生よりさらにスピード感があり、ただ投げる、打つだけではなく、しっかり考えて野球をやれているという印象を受けました」
そして技術以上に心に残ったのが、選手たちの“明るさ”だった。初めて言葉を交わす選手もいる中、すぐに仲間として打ち解け、声を掛け合いながら野球そのものを楽しむ姿がグラウンドにあった。
「できる子たちだからなのかもしれませんが、とにかく明るく野球を楽しんでいました。いい選手は明るい――。改めてそう感じた一日でした」
投げる、打つ、守るという技術だけではない。仲間と声を掛け合い、考えながらプレーし、何より野球を楽しむ。木下監督にとって今回の交流戦は、6年生たちが積み重ねてきた成長を随所に感じる一日となった。

6年生の成長を感じた一日――2026ストライク交流戦8.16を終えて
発行人・大川祐市より
「2026ストライク交流戦」第2弾となった小学6年生の交流戦。
前日に行われた5年生の交流戦とは、また一味違った一日となりました。
たった一学年の違いではありますが、その「一年」という時間の大きさを、グラウンドに立つ6年生たちから改めて見せてもらったように思います。
投げるボールの力強さ、打球の速さ、守備での判断、そして次のプレーを考えながら動く姿――。
一つひとつのプレーから、これまで積み重ねてきた経験と成長を感じる交流戦となりました。
まずは今回の交流戦開催にあたり、多くの選手の皆さんにご参加いただきましたこと、心より御礼申し上げます。
そして、交流戦を陰で支えてくださった保護者の皆さまにも、改めて感謝をお伝えしたいと思います。
試合前から受付やグラウンド設営にお力添えをいただき、試合が始まってからは記録係、ボールボーイなど、それぞれの場所で大会運営を支えていただきました。
皆さまのお力がなければ、この交流戦を無事に開催することはできませんでした。本当にありがとうございました。
また、前日の5年生交流戦から連日となる中、1塁側を率いていただいた髙橋大二監督、3塁側を率いていただいた木下雅博監督にも、心より感謝申し上げます。
お疲れもあったことと思いますが、最後まで子供たちに温かい言葉とエールを送り続けていただきました。
普段は違うチームでプレーする選手たちが、この日初めて同じチームの仲間としてプレーする交流戦。それでもベンチには笑顔があり、声があり、終始和やかな雰囲気の中で野球を楽しむ姿がありました。
両監督がつくってくださった温かな空気も、この交流戦を素晴らしいものにしてくれた大きな理由だったと思います。
そして、審判団の皆さま。
9イニングという長丁場にもかかわらず、ゲームセットの瞬間まで緊張感のある、締まった試合をつくっていただきました。暑い中、最後まで選手たちのプレーを支えていただき、誠にありがとうございました。
今回参加してくれた6年生にとって、学童野球もいよいよ終盤に差しかかっています。
低学年の頃から野球を始めた選手も多いことでしょう。
最初は大きく見えたグラブやバットを手に、夢中で白球を追いかけていた子供たちが、いつの間にかチームの最上級生となり、後輩たちを引っ張る存在になりました。
振り返れば、本当にあっという間だったのではないでしょうか。
私は、この学童野球という時間は、子供たちにとって人生の中でもかけがえのない、とても素敵な時間だと思っています。
勝った試合も、負けた試合も、打てなかった悔しさも、仲間と喜び合った瞬間も、きっといつの日か大切な思い出になります。
6年生の皆さんには、これから中学野球という次なるステージが待っています。
だからこそ今は、残された学童野球の日々を思う存分楽しんでほしい。
これまで一緒に汗を流してきた仲間と、最後まで白球を追いかけてほしいと思います。
そして何年か先、少年野球時代を振り返ったとき、
「あの夏、ストライク交流戦にも出たな」
そんなふうに思い出してもらえる一日になっていたとしたら、主催者としてこれほどうれしいことはありません。
この交流戦が、皆さんの学童野球の思い出の1ページに加わることができたなら、大変光栄です。
また、今回の記事に掲載させていただいている多くの写真は、交流戦に参加された保護者の方々からご提供いただいたものです。
子供たちが懸命に白球を追う姿、仲間と笑顔を交わす瞬間、ベンチで声を掛け合う表情――。グラウンドのさまざまな場面を写真に収め、快くご提供いただいたことで、この日の交流戦の空気や子供たちの姿を、より多くの皆さまにお伝えすることができました。
こうして振り返ると、この交流戦は選手たちだけでつくられたものではありません。
保護者の皆さま、指導者の皆さま、審判団、そして大会を支えてくださった多くの方々の温かいお気持ちがあってこそ、無事に開催することができたのだと改めて感じています。
本当に心ある方々に支えていただき、主催者として感謝の気持ちでいっぱいです。
ご参加いただいた選手の皆さん、支えてくださった保護者の皆さま、髙橋大二監督、木下雅博監督、審判団をはじめ、ご協力いただいたすべての皆さまに、改めて心より御礼申し上げます。
6年生の皆さんの残りの学童野球が、笑顔と素晴らしい思い出にあふれた時間となることを願っています。
そして、その先に待つ新しいステージでも、皆さんが大きく羽ばたいてくれることを楽しみにしています。
皆さまの益々のご成長とご活躍を、心よりお祈り申し上げます。
発行人・大川祐市

フォトグラフ










ベースボール北海道ストライク
発行人・大川祐市
