
空知から全国へ!夢を追いかける空知ファイヤーズ学童部の挑戦
創部2年目にして、空知管内から多くの選手が集まる学童野球チーム「空知ファイヤーズ」学童部を4月6日、取材訪問した。
指揮を執るのは、創部当時からチームを率いる若崎徹監督。
同氏は、今年3月に滋賀県多賀町で開催された「第21回多賀グリーンカップ争奪学童軟式野球3年生大会」に、北海道チャンピオンシップ選抜Bestチームのコーチとして帯同し、チームの3位入賞に大きく貢献した。
ファイヤーズからも3選手が選抜されるなど、今後が楽しみな選手が揃う注目チームだ。
さらに、今年の6年生・5年生・4年生の一部が、7月に高知県で開催される「第13回(2024年度)坂本龍馬旗争奪西日本小学生野球大会」へ、飛翔スワローズ(苫小牧)の一員として全国大会出場を決めていることも今回の取材で判明。
加えて、4年生以下も「第10回ジュニアチャンピオンズリーグ(北海道チャンピオンシップ協会主催)」を最大の目標に掲げ、更なる飛躍を目指している。
★現在、チーム訪問先募集中です!
お問い合わせは大川まで(090-1524-0465)(strikepro.oh@gmail.com)


<活動>
-夏季シーズン-
平日:火、木曜日(全学年)(16:00~18:00)※木、金曜日は自主練習。
土日:9:00~16:00
グラウンド:奈井江本町公園野球場(ホームグラウンド)
-冬季シーズン-
土日のいずれかに、歌志内市チロルアリーナで18:00〜20:00の時間帯に全体練習を行っている。


<選手構成>
6年生:3人
5年生:2人
4年生:10人
3年生:0人
2年生:8人
1年生:0人
幼児:4人
合計:27人
(2025年4月6日現在)
<オープン戦>
(4月)
12、13日:6年・5年は苫小牧遠征/4年以下は小樽、札幌遠征。

選手募集
空知ファイヤーズでは、シーズン途中からの入団も大歓迎!
現在、学年や野球経験の有無にかかわらず、随時選手を募集しています。空知管内はもちろん、空知以外の地域からの参加もOK。実際に遠方から通っている選手も在籍しており、野球が好きな気持ちさえあれば誰でもチャレンジできる環境が整っています。
「もっと野球がうまくなりたい」「新しい仲間と野球がしたい」「本気で野球に打ち込みたい」――そんな思いを持つ子どもたちを、空知ファイヤーズは全力で応援します。
見学・体験練習も随時受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
空知ファイヤーズは地域を問わず選手を募集してます。
興味のある方は
事務局 片山竜登
連絡先 090−6878−2028

チームスローガン
「素直・謙虚・感謝」
空知ファイヤーズが掲げるチームスローガンは「素直・謙虚・感謝」。
野球の技術だけでなく、人として大切にしたい3つの心を日々の活動の中で意識している。
指導者の教えや仲間からのアドバイスに対して“素直”に耳を傾け、決して驕ることなく“謙虚”な姿勢を忘れず、野球ができる環境や支えてくれる人への“感謝”を持つ。
このスローガンには、勝敗以上に大切な「人間力」を育てたいという若崎監督の思いが込められている。

大事にしていること
空知ファイヤーズ・若崎監督がチーム指導の中で最も大切にしているのは「子どもたちの可能性をつぶさないこと」。
小学生年代は、まだまだ成長の途中。無理をさせることで、将来の野球人生を狭めてしまうことだけは避けたい――そんな思いから、特に投手の球数管理には細心の注意を払っている。
「ケガをしないこと」「長く野球を続けられる身体づくり」を第一に考え、勝利よりも“未来”を見据えた指導を実践しているのがファイヤーズ流。大人の都合ではなく、子どもたち一人ひとりの成長と将来を最優先に考える姿勢が、チームの土台となっている。

空知ファイヤーズ、若崎監督がチーム力を自己査定!
10項目で浮き彫りになった強みと課題
今季の空知ファイヤーズはどこに強みがあり、どこに課題があるのか――。
チームを率いる若崎徹監督に、攻撃力や投手力、精神力など10項目にわたって自己評価してもらった。
評価は10段階。
選手個々の特長を踏まえながら、今シーズンを戦い抜く上で重要になるキーマンも紹介する。
各項目の評価から、チームの戦い方や方向性が見えてきた。
攻撃力:7
★攻撃力でカギになる選手
6番・右翼手の高木 蒼空は長打力が持ち味。
機動力:5
★機動力でカギになる選手
新加入の福澤幸輝は俊足を武器に、今シーズンの機動力のカギを握る。
守備力:6
★守備力でカギになる選手
7番・遊撃手の福井颯馬が、守備の要としてチームのカギを握る。
投手力:8
★投手力でカギになる選手
3番・投手の鹿島颯人は、安定したコントロールと落ち着いたマウンドさばきが持ち味。
精神力:9
★精神力でカギになる選手
1番・捕手の上坂陽悠は、流れを変える力を持つチームの精神的支柱だ。
層 力:4
チームワーク力:10
勝負力:7
適応力:4
戦略力:5
総合評価:65

ファイヤーズの勝利のカギを握る主将!上坂陽悠がチームをけん引
6年生わずか3人という少数精鋭の空知ファイヤーズ。
その中心に立つのがキャプテン・上坂陽悠(うえさか ひゆう)だ。
走攻守すべてにおいて高いパフォーマンスを発揮し、若崎監督も「チームの出来は上坂次第」と絶大な信頼を寄せる。
目標は全日本学童マクドナルドトーナメント出場。
一勝でも多く勝つために、仲間とともに挑戦のシーズンが始まる。
〇上坂 陽悠(うえさか ひゆう)
6年・右投げ、右打ち
145センチ、45キロ

Q1)目指している大会
全日本学童マクドナルドトーナメント。
Q2)チームでカギを握る選手は?
6年生3人。
6年生の人数が少ないので、みんなでチームを引っ張っていきたいからです。
Q3)今シーズンに向けた意気込みをお願い致します
一勝でも多く勝ちたいです。
若崎監督が語る上坂主将の魅力とは
「走・攻・守すべてにおいて高いパフォーマンスを発揮できる選手。まさにファイヤーズの中心的存在で、チームが勝つか負けるかは彼の出来にかかっていると言っても過言ではありません。上坂がファイヤーズに加入したことで、チーム全体の野球レベルが何段階も上がりました。最終学年となる今季、悔いのないよう、思い切り野球を楽しんでほしいと願っています。」

スイングスピード測ってみた
今年から学童用バットを使用して、選手のスイングスピードを競い合う企画を始めました。
使用されるバットは、長さ80センチ、重さ560グラムという学童用バットを使ってスイングスピードに挑戦しました。

★第1位 115キロ
〇上坂 陽悠(うえさか ひゆう)
6年・右投げ、右打ち
147センチ、43キロ
★第2位 114キロ
〇高木 蒼空(たかぎ そら)
6年・右投げ、左打ち
150センチ、50キロ
★第3位 110キロ
〇鹿島 颯人(かしま はやと)
6年・右投げ、右打ち
131センチ、43キロ

地域を越え、仲間と夢舞台へ──空知ファイヤーズ、挑戦の2025
<発行人>
2024年に創部されたばかりの学童野球チーム「空知ファイヤーズ」。
滝川市、歌志内市、砂川市、奈井江町と、空知管内のあちこちから選手たちが集い、まだ歴史こそ浅いが、彼らの持つエネルギーと可能性は計り知れない。
指導陣も、若崎徹監督のもと、コーチ2人に加え、なんと父母コーチが9人。
子どもたちの成長を地域と家庭が一体となって支えている。
そんなファイヤーズが目標に掲げるのは、マクドナルドトーナメントでの活躍はもちろん、坂本龍馬旗など道外大会への挑戦だ。
今シーズン、ひとつ大きな転機となったのが、苫小牧市の強豪・飛翔スワローズとの「縁」だった。
昨夏、北海道代表として坂本龍馬旗に挑み、道勢初の栄冠を掴んだ飛翔スワローズ。
しかし、今年は団員不足により、チーム存続が危ぶまれていた。
そんな中で手を差し伸べたのが、空知ファイヤーズだった。
空知の6年生3人、5年生2人、4年生も含め、飛翔スワローズの一員として坂本龍馬旗の舞台に立つことが決定。
まさに“渡りに船”の形となった。
高学年が少ないファイヤーズにとっても、全国の舞台に立てる貴重な経験は大きな財産となる。
互いにとって“Win-Win”の関係。
これぞ、少年野球ならではのつながりの形だろう。
さらに、北海道チャンピオンシップ協会主催の大会では、今度は飛翔スワローズの高学年の力を借りて、空知ファイヤーズとして出場。
学年や地域、チームの垣根を超えて野球を楽しむ子どもたちの姿が、ここにある。
そして、いよいよ4月20日にはミズノカップが開幕。
初戦は栗沢コンバット・岩見沢ファイターズ合同チームと対戦する。
これからも大会が目白押しの一年。
きっと、いろんな出会いと経験が、彼らをさらにたくましく、そして大きく成長させてくれるはずだ。
まだまだ歴史は浅い。
けれど、夢は誰よりも大きい。
広がるつながりと広がる夢──。
空知ファイヤーズの挑戦は、まだ始まったばかりだ。
