第79回秋季北海道大会・室蘭支部予選が開幕 過去78大会の球跡から見える勢力図
第79回秋季北海道高等学校野球大会・室蘭支部予選が9月20日に開幕した。今秋は14チームが出場し、9月26日の代表決定戦まで熱戦が繰り広げられる。勝ち抜いた2校が室蘭支部代表として全道大会への切符を手にする。
では、これまで秋の室蘭支部から、どの高校が多く全道大会へ進んできたのか――。
今回ストライクでは、提供いただいた「球跡」の資料に記された第1回から第78回までの支部優勝校(代表校)に注目した。長い歴史を数字で追ってみると、室蘭支部の高校野球史を彩ってきた学校の名前が浮かび上がってくる。
駒大苫小牧が23度でトップ 室蘭大谷20度、苫小牧工業15度
資料をもとに第1回から第78回までを数えると、最も多く支部優勝校となっているのは駒大苫小牧の23度。続いて室蘭大谷(現・大谷室蘭)が20度、苫小牧工業が15度となっている。なお1回の大会で2校が代表となる年があり、第1〜78回の延べ数は118校となる。
| 順位 | 学校名 | 支部優勝回数 |
|---|---|---|
| 1 | 駒大苫小牧 | 23度 |
| 2 | 室蘭大谷 | 20度 |
| 3 | 苫小牧工業 | 15度 |
| 4 | 北海道栄 | 12度 |
| 5 | 苫小牧東 | 11度 |
| 6 | 鵡川 | 9度 |
| 7 | 道日大 | 7度 |
| 8 | 苫小牧中央 | 4度 |
| 9 | 苫小牧/追分/室蘭栄/室蘭工業/登別大谷/道桜丘/虻田 | 各2度 |
| 10 | 室蘭清水丘/静内/大谷室蘭 | 各1度 |
※提供資料の校名表記を基本として集計。校名変更等を含む。
時代とともに変わってきた室蘭支部の勢力図
一覧を眺めて興味深いのは、時代によって代表校の顔ぶれが大きく変化していることだ。
初期には苫小牧、苫小牧工業、苫小牧東、室蘭栄などが代表校として名を連ね、その後、室蘭大谷や道日大などが台頭。そして近年になると、駒大苫小牧、北海道栄、鵡川などの名前が目立つ。
特に駒大苫小牧は第25回で初めて支部優勝校として資料に登場すると、昭和の終わりから平成にかけて一気に回数を伸ばした。第78回までに23度。後発ながら最多回数に達している点からも、近年の室蘭支部を語る上で大きな存在だったことが数字から読み取れる。
昨秋は駒大苫小牧と苫小牧東
直近の第78回大会(2025年)は、駒大苫小牧と苫小牧東が代表権を獲得。駒大苫小牧は代表決定戦で北海道栄を8-0、苫小牧東は浦河を4-3で下して全道大会へ進んだ。
そして迎えた第79回大会。9月20日の初日には、伊達開来が室蘭清水丘を延長10回タイブレークの末に6-3で破り、苫小牧工業は北海道栄を3-0で下した。
今大会ではA、B両ブロックを勝ち抜いた2校が室蘭支部代表となる。
79回目の秋、新たに刻まれる2校は――
78大会を振り返れば、そこには室蘭支部高校野球の歴史そのものがある。
長く代表争いをけん引してきた苫小牧工業、室蘭大谷。そこへ駒大苫小牧が台頭し、北海道栄、鵡川、苫小牧東なども全道への切符をつかんできた。
79回目を迎えた今年の秋、この「球跡」に新たに名前を刻む2校はどこになるのか。
新チームによる秋の戦いは、まだ始まったばかりだ。
