
中学硬式野球のボーイズリーグ北海道支部は6月21日、第13回日本少年野球北海道選手権大会の3位決定戦および決勝を開催。3位決定戦では旭川道北ボーイズが札幌手稲ボーイズを10-1の五回コールドで下し、3位を獲得した。旭川道北は8月のスポチューバーTV杯第4回東北選抜大会へ、札幌手稲は7月の第23回日本少年野球東北大会へ、それぞれ北海道代表として出場する。
イニングスコア
◆3位決定戦(6月22日、モエレ沼公園球場)
旭川道北ボーイズ11−1札幌手稲ボーイズ
旭川道北ボーイズ
00505=10
1000x=1
札幌手稲ボーイズ
(五回コールドゲーム)
(道)岩城、瀧口ー岡
(手)長出、樫野、林ー武田
▽三塁打:髙見、古屋(道)
▽二塁打:末澤(道)、武田(手)
東北へつながる一戦で猛攻!三回・五回にそれぞれ5得点
中学硬式野球のボーイズリーグ北海道支部は6月21日、第13回日本少年野球北海道選手権大会(全国大会二次予選)の3位決定戦および決勝を行い、3位決定戦では旭川道北ボーイズが札幌手稲ボーイズを10-1(五回コールド)で破り、見事3位に輝いた。
この結果、旭川道北ボーイズは8月9日から福島県で開催される「第4回日本少年野球東北選抜大会」へ、4位の札幌手稲ボーイズは7月20日から宮城県で行われる「第23回日本少年野球東北大会」へ、それぞれ北海道代表として出場することが決定した。
表彰選手には、旭川道北ボーイズから荒川流星(3年・永山中央野球少年団出身)、札幌手稲ボーイズから武内和希(3年・朝里ホーネッツ東小樽合同出身)が選出された。
試合は、0-1と1点を追う三回、一死から2番・鈴木嵩人(3年)、3番・古屋悠(2年)の連打と四球で満塁のチャンスをつくり、5番・末澤誠宗(3年・アレグラッソ出身)が右中間を破る走者一掃の3点タイムリー二塁打。さらに6番・運上晴人(3年)が右中間への2点タイムリー三塁打で、この回一挙5得点を奪った。
五回には二死満塁の場面で、再び3番・古屋がライトオーバーの3点タイムリー三塁打を放ち、この回も5点を追加して試合を決定づけた。
投手陣は、先発・岩城憲史朗(3年・アレグラッソ出身)が安定した投球を見せ、五回は瀧口雄大(3年)がしっかりと締めて勝利を手にした。
試合後、宮原良英監督は「点差は関係なく、10点取っても逆転されるようなチームなので常に集中して選手たちはやっていました」と語り、選手たちの成長と工夫を高く評価した。
「うちのチームは常に決断は自分自身。岡(1番打者)も木製バットで打席に入るなど、結果以上に工夫が見られた。選手同士の会話からも、試合中にしっかりと考えながらプレーしているのが伝わってきました」
さらに、「東北大会ではケガなく臨んで、充実した中学最後の夏を過ごしてほしい」と選手たちにエールを送った。
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札幌手稲ボーイズ、悔しい4位も東北大会へ再挑戦!
札幌手稲ボーイズは、第13回日本少年野球北海道選手権大会の3位決定戦で旭川道北ボーイズと対戦し、1-10の五回コールドで敗れた。初回に鮮やかな先制点を挙げたが、以降はあと一本が出ず、悔しい4位で大会を終えた。
試合は初回、1番・武内和希(3年・朝里ホーネッツ東小樽合同出身)がライト前ヒットで出塁。続く2番・朝日心太朗(3年・新琴似スラッガーズ出身)の送りバントで一死二塁とすると、3番・濱田弦希(3年・銭函ボーイズ出身)の犠牲フライで二死三塁の好機を作った。ここで4番・武田悠汰(3年・銭函ボーイズ出身)の打席中、相手バッテリーのミスを突いて三塁走者・武内がホームを踏み、先制の1点を挙げた。
しかし、その後は得点圏に走者を進める場面もあったが、あと一本が出ず追加点を奪えなかった。
試合後、越中築監督は「結構振ってくる道北さんに対して、先発した2年生も3年生ももう少し鍛え直さなければならない」「内野のミスもあったし、球際の強さを修正しないと勝てるチームにはならない」と厳しい表情を見せた。
「投手を含めたディフェンス面の強化が急務です」と語った越中監督。今回の大会では、長出有芯(2年・銭函ボーイズ出身)、樫野颯佑(3年・篠路BFジュニア出身)を中心に投手陣を継投。林優羽(3年・小樽稲穂スラッガーズ出身)、そして武内らも控えるが、全体的に課題が浮き彫りになった内容となった。
それでも、チームは北海道代表として7月20日から宮城県で開催される「第23回日本少年野球東北大会」への出場が決定している。昨年は初戦敗退を喫しており、今年はまず“初戦突破”が最大の目標だ。越中監督は「まずは守備力を鍛え直し、いい準備をして大会に臨みたい」と前を向いた。

