
悔しさを胸に今秋へ挑戦――初戦は札幌西陵と激突
札幌市西区にある私立・札幌山の手高校は、もともと女子校として歩みを始め、1988年の男女共学化を契機に硬式野球部が誕生した。以来、地域や保護者からの支えを受けながら、着実に歴史を積み重ねてきた。グラウンドに立つ選手たちは「創部からの伝統をつなぎ、さらに前へ進む」という思いを胸に日々練習に励んでいる。
現在の新チームには38人の部員が在籍。選手たちはともに競争を生み、技術の向上と精神的な強さを育んでいる。仲間と切磋琢磨しながら一人ひとりが成長を目指す環境は、同校野球部の大きな力だ。
2025年夏の大会では、1回戦で北広島西高校を相手に11―3と快勝。攻守で持ち味を発揮し、スタンドを沸かせた。しかし続く2回戦では南北海道大会出場校の旭丘と対戦。試合は一進一退の展開となり、最後まで粘りを見せたものの2―3で惜しくも敗れた。あと一歩で勝利に手が届く――その手応えと悔しさが、今のチームを動かす大きな原動力となっている。
新チームは夏の敗戦を糧に「今秋こそ」と意気込みを強めている。守備からリズムを作り、勝負どころでの一打をどう生み出すかが課題。監督や部員たちは、冬に向けた成長を見据えながらも、まずは目前の一戦に全力を注いでいる。
秋季札幌支部予選の初戦は9月22日。札幌円山球場の第一試合で札幌西陵高校と対戦する。円山の大舞台で、自分たちの力を試す絶好の機会だ。夏に味わった悔しさを胸に秘め、選手たちは「勝利」という結果でその思いを晴らす決意を固めている。
札幌山の手高校野球部は、創部からの伝統と挑戦の精神を大切にしながら、これからも歩みを進める。今秋の戦いが、彼らにとって新たな飛躍の第一歩となることを、地域の人々や保護者も期待してやまない。
札幌山の手ベンチ入りメンバー
中学クラブチームや出身少年団に関する情報も随時募集しております。 情報提供は下記メールアドレスまでお願いいたします。
送付先:strikepro.oh@gmail.com
<選手>
<背番号、氏名、学年、中学・学童野球歴、投打、身長、体重>
主将:山田 憩斗
①本松 大河 2年
向陵中学校ー円山スターズ出身
左投げ、左打ち
176センチ、70キロ
②佐藤 永心 1年
とかち帯広リトルシニア-大樹ファイターズ出身
右投げ、左打ち
174センチ、70キロ
③小玉 龍世 2年
札幌手稲ボーイズ-北発寒ファイヤーズ出身
右投げ、右打ち
180センチ、86キロ
④廣田 奏 2年
向陵中学校ー円山スターズ出身
右投げ、右打ち
163センチ、56キロ
⑤中田 竣 2年
TTBC-清田中央フレンズ出身
右投げ、右打ち
160センチ、56キロ
⑥木下 雄斗 1年
札幌南リトルシニアー石山アトムズ少年団出身
右投げ、右打ち
164センチ、59キロ
⑦漆 雄生 1年
札幌新琴似リトルシニア-新琴似スラッガーズ出身
右投げ、右打ち
173センチ、74キロ
⑧前鼻 晴一郎 2年
札幌豊平ボーイズ-札幌ファイヤーズ出身
右投げ、右打ち
175センチ、62キロ
⑨上嶋 颯介 1年
新琴似北中学校ー新琴似スラッガーズ出身
左投げ、左打ち
174センチ、75キロ
⑩乱場 煌 2年
札幌西リトルシニア-札幌ファイヤーズ出身
右投げ、右打ち
168センチ、62キロ
⑪漆 大生 1年
札幌新琴似リトルシニア-新琴似スラッガーズ出身
右投げ、左打ち
167センチ、62キロ
⑫美濃嶋 謙介 2年
札苗中学校出身
右投げ、左打ち
172センチ、76キロ
⑬和田 絢斗 1年
札幌ブレイブティーンズー札幌ポルテ出身
左投げ、右打ち
184センチ、70キロ
⑭山田 憩斗 2年
札幌中央リトルシニア―福井キングタイガース出身
右投げ、右打ち
175センチ、63キロ
⑮佐藤 翔匡 1年
柏中学校出身
右投げ、右打ち
179センチ、93キロ
⑯柿崎 敢太 2年
札幌栄リトルシニア-富丘ベアーズ出身
右投げ、右打ち
176センチ、89キロ
⑰大本 光輝 2年
TTBCー篠路ライオンズ出身
右投げ、右打ち
178センチ、79キロ
⑱齊藤 奏 1年
宮の丘中学校出身
左投げ、左打ち
167センチ、55キロ
⑲田村 光琉 2年
伏見中学校出身
右投げ、右打ち
171センチ、63キロ
⑳豊田 龍侑 1年
札幌新琴似リトルシニアー東ハリケーン出身
右投げ、左打ち
180センチ、74キロ