
公立の底力で挑む― 新チーム、大内結斗投手を軸に快勝発進
札幌市白石区に校舎を構える札幌白石高校野球部が、新チームとして力強いスタートを切った。1・2年生23人で構成された新体制は、初戦となる札幌英藍との1回戦で持ち前の結束力を発揮。0-0で迎えた三回に一挙11得点を奪い試合を掌握すると、四回、五回にも着実に加点。投げては長身の大内結斗投手が先発し、五回参考ながら無失点に抑え、攻守にわたって圧倒的な試合運びで快勝を収めた。次戦は9月22日、札幌円山球場で札幌北とブロック決勝進出を懸けて対戦する。
札幌白石高校野球部は、北海道高等学校野球連盟に所属する公立校の硬式野球部だ。強豪私立校と比べて派手な実績は多くないものの、公立校ならではの着実な成長力と粘り強さを武器に、春・夏の公式戦や札幌支部予選で存在感を発揮してきた。過去にはコールド勝ちを収めるなど堅実な戦績を積み重ねており、地域に根ざしたチームとして知られている。
今回の新チームで大きな注目を集めるのが、大内結斗投手の存在だ。長身を活かした角度ある直球と安定感ある投球で、初戦を完封に導いた。守備陣も堅実で、連携を高めており、大内投手を中心に「守り勝つ野球」がチームカラーとして鮮明になりつつある。
部員数は少数精鋭の23人。学年間の垣根が低く、1年生から2年生まで互いに声を掛け合い、温かい雰囲気の中で練習に励んでいる。監督やコーチは技術の向上だけでなく、礼儀や人間力の育成にも力を注いでおり、地域や保護者との強い連携もチームを後押ししている。
勢いに乗る札幌白石高校は、22日に控えるブロック準決勝で札幌北と激突する。堅実な守備と大量得点力を兼ね備えた新チームが、さらなる飛躍を見せるか注目だ。公立校らしい地道な努力と結束が実を結び、円山球場でどんな戦いを見せるのか、大いに期待がかかる。
札幌白石ベンチ入りメンバー
中学クラブチームや出身少年団に関する情報も随時募集しております。
情報提供は下記メールアドレスまでお願いいたします。
送付先:strikepro.oh@gmail.com
<背番号、氏名、学年、中学・学童野球歴、投打、身長、体重>
主将:後藤 拓夢
①大内 結斗 2年
札幌北リトルシニア-東グレートキングス出身
右投げ、右打ち
180センチ、61キロ
②齋藤 歩夢 2年
明園中学校出身
右投げ、右打ち
173センチ、63キロ
③高橋 大地 1年
東白石中学校出身
右投げ、右打ち
179センチ、84キロ
④岩佐 健太 2年
札幌中学校出身
右投げ、右打ち
164センチ、52キロ
⑤齋藤 陽汰 2年
札幌豊平東リトルシニア-本郷イーグルス出身
右投げ、右打ち
159センチ、65キロ
⑥河上 葵音 2年
札幌中学校出身
右投げ、右打ち
166センチ、61キロ
⑦小寺 悠斗 2年
札苗北中学校-東グレートキングス出身
右投げ、右打ち
167センチ、65キロ
⑧脇本 蒼太 2年
元町中学校-ホワイトベアーズ出身
右投げ、右打ち
176センチ、61キロ
⑨田島 航大 2年
厚別中学校出身
右投げ、右打ち
164センチ、59キロ
⑩後藤 拓夢 2年
北広島リトルシニア―本郷イーグルス 出身
右投げ、右打ち
170センチ、63キロ
⑪八木田 蓮 2年
札幌北広島ボーイズ-厚別西キングパワーズ出身
右投げ、右打ち
161センチ、62キロ
⑫西岡 陽快 1年
もみじ台中学校出身
右投げ、右打ち
168センチ、74キロ
⑬井上 幸之介 1年
札幌新琴似リトルシニア-本郷イーグルス出身
右投げ、左打ち
172センチ、60キロ
⑭今野 翔太 1年
札幌北広島ボーイズ-白菊ファイターズ出身
右投げ、右打ち
164センチ、50キロ
⑮牧野 圭登 2年
札苗中学校出身
右投げ、右打ち
169センチ、76キロ
⑯山本 駿弥 1年
中央中学校出身
右投げ、左打ち
176センチ、58キロ
⑰岩澤 周央 2年
東月寒中学校出身
右投げ、右打ち
166センチ、60キロ
⑱相澤 蒼太 2年
陵陽中学校出身
右投げ、右打ち
165センチ、59キロ
⑲山鹿 宏昊 1年
もみじ台中学校出身
右投げ、右打ち
178センチ、68キロ
⑳佐々木 遥士 1年
札幌ボーイズ出身
右投げ、右打ち
166センチ、58キロ