32チームがエントリー、春の号砲――NH旗争奪少年野球大会が開幕

32チームがエントリー、春の号砲――NH旗争奪少年野球大会が開幕

近藤志月主将が力強い宣誓 新チーム誕生とともに始まる長丁場の戦い

14チームが出席、堂々の開会式 

 開会式には14チームが出席。前年度優勝の星置レッドソックスから優勝旗が返還され、準優勝の北発寒ファイヤーズから準優勝カップが返還された。

 選手宣誓を務めたのは、札幌オールブラックス主将・近藤志月(こんどう しづき)。宣誓を任されてから、家族のアドバイスを受けながら言葉を紡ぎ上げたその内容には、今シーズンに懸ける強い決意が込められていた。

 「僕たち選手一同は、待ちに待ったシーズンの開幕を迎えました――」

 小樽の地から甲子園に出場した北照高校に触れ、「先輩方の背中を追いかけ、最高の大会にする」と誓った言葉に、会場の体育館からは大きな拍手が沸き起こった。

元気よく、堂々と選手宣誓の大役を務めた近藤主将(札幌オールブラックス)。
元気よく、堂々と選手宣誓の大役を務めた近藤主将(札幌オールブラックス)。

大会は32チーム参加、11月決戦へ

 本大会には32チームが参加し、自主対戦形式で進行。1回戦は開会式後から5月までに行われ、2回戦は7月、3回戦は8月、準々決勝は10月までに消化される。

 そして準決勝・決勝は11月3日、札幌市のつどーむで開催予定。半年以上に及ぶ長丁場の戦いの中で、頂点を目指す各チームのドラマに注目が集まる。

新チーム誕生、地域の未来をつなぐ挑戦

 今大会では、新たなチームの誕生も大きな話題となっている。石狩ヴォルテックス、南後志JBCが新チームとして出場した。

 石狩ボルテックスは今年2月に誕生。緑苑台ファイターズジュニア、花川スワローズ、厚田ポセイドンの3チームが統合し、「子どもたちが野球を続けられる環境を守る」ことを第一に結成された。

 チーム名の「ボルテックス」は“渦巻き”を意味し、「異なるチームが混ざり合い、新たな力を生み出す」という思いが込められている。同チーム・部田亮輔コーチは「個性を生かしながら“ワンチーム”として戦いたい」と語る。

 また、黒松内・泊・留寿都の合同チームや共和JBCの流れを汲む形で誕生した「南後志JBC」も出場。団員不足という課題に向き合いながら、地域一体で野球環境を守る取り組みが進んでいる。

現在、ユニフォームは制作中の石狩ヴォルテックス
現在、ユニフォームは制作中の石狩ヴォルテックス

“できる喜び”を胸に、頂点へ

 チーム統合により、「試合ができないかもしれない」という不安は解消された。子どもたち、そして保護者にとっても大きな安心材料となっている。

 石狩ボルテックスの安田 織(6年)は抽選後、「一致団結して優勝を目指します」と力強く宣言。

 環境の変化を乗り越えながら、新たな仲間とともに歩み出した学童球児たち。
その一戦一戦が、地域野球の未来をつなぐ――。今大会は、勝敗を超えた価値を持つ戦いとなりそうだ。

抽選を引く安田君(石狩ヴォルテックス)
抽選を引く安田君(石狩ヴォルテックス)

フォトグラフ

優勝旗返還の星置レッドソックス
優勝旗返還の星置レッドソックス
準優勝カップを返還する北発寒ファイヤーズ
準優勝カップを返還する北発寒ファイヤーズ
NH旗・開会式より
NH旗・開会式より
NH旗開会式式に参加した選手たちと名誉大会長・中村裕之氏
NH旗開会式に参加した選手たちと名誉大会長・中村裕之氏

歴代/優勝・準優勝・3位

第5回 2025年

▼優勝
星置レッドソックス

▼準優勝
北発寒ファイヤーズ

▼3位
前田リトル、拓勇ファイターズ

第4回 2024年

▼優勝
札幌オールブラックス

▼準優勝
北発寒ファイヤーズ

▼3位
屯田ベアーズ、余市強い子野球スポーツ少年団

第3回 2023年

▼優勝
北発寒ファイヤーズ

▼準優勝
屯田ベアーズ

▼3位
朝里H・東小樽合同チーム、札幌オールブラックス

第2回 2022年

▼優勝 
拓勇ファイターズ

▼準優勝 
黒松内・泊・寿都野球少年団

▼3位
星置レッドソックス、北発寒ファイヤーズ

第1回 2021年

▼優勝 
喜茂別野球スポーツ少年団ファイターズ

▼準優勝 
朝里H・東小樽合同チーム

▼3位
小樽中央JBC、北白石ワイルドナイン

協力:一般社団法人NHスポーツ振興連盟

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