「楽しんでいこうぜ」の言葉で躍動 うらかわ野球少年団を10-5で下し2回戦へ
新ひだか町で開催中の高円宮賜杯第46回全日本学童軟式野球大会・南北海道大会は6月20日、1回戦が行われ、北空知支部代表のそらちJBCベアーズが日高支部代表のうらかわ野球少年団を10-5で下し、2回戦進出を果たした。打線が8安打10得点と効率的に得点を重ね、投手陣も継投で逃げ切り。投打がかみ合った快勝で、全国へ向けた挑戦の第一歩を踏み出した。
※他写真掲載は23日以降となります。
イニングスコア
◆1回戦(6月20日、三石緑ヶ丘公園球場)
そらちJBCベアーズ10−5うらかわ野球少年団
そらちJBCベアーズ
31231=10
20012=5
うらかわ野球少年団
(五回時間切れ)
(そ)川村、高橋、酒谷ー松本
(う)中川、榊ー藤井、中川
▽三塁打:高橋、酒谷、川村(そ)
▽二塁打:出村、酒谷(そ)藤井(う)
大会でも変わらぬ姿勢「まずは楽しんで」
試合後、監督は「本当にまずは一つ勝てて良かったなという気持ちです」と初戦突破を喜んだ。
南北海道大会という大舞台だったが、選手たちに大きな硬さは見られなかったという。
「思ったよりなかったですね。今日はこの球場での3試合目だったこともあって、雰囲気にも慣れていたのかなと思います」
試合前に選手たちへ掛けた言葉は「楽しんでいこうぜ」。
「大きな大会ですし、まずは楽しんでやろうと伝えました」
その言葉通り、選手たちは伸び伸びとプレーし、持ち前の明るさを発揮した。
三回の集中打で流れを引き寄せる
試合は4-2で迎えた三回、そらち打線が一気に主導権を握った。
先頭の川村泰巳(6年)が三塁打で出塁すると、4番・松本蓮唯(6年)の適時打で加点。さらに8番・佐野雄貴(5年)のライトゴロの間にも得点を挙げ、この回4点を奪った。
四回には5番・高橋珀玖(6年)がライト前へ2点適時打を放ち、五回にも追加点。終わってみれば8安打10得点と、チームの持ち味である打力を存分に発揮した。
監督も「チームの勝ち筋としては、いつもこういった形で打って勝つ野球をしてきています」と語り、攻撃力への手応えを口にした。
チームを勢いづける主軸の存在
打線をけん引する存在として監督が名前を挙げたのは、高橋珀玖と酒谷愛翔(6年)。
「誰かが打つとチーム全体が盛り上がります」
好打が次の好打を呼び、ベンチも一体となって勢いを増していくのが今のそらちJBCベアーズの強みだ。
投手陣についても「想像通りの仕上がりだったかなと思います」と評価。川村、高橋、酒谷の継投で粘るうらかわ打線を抑え込み、リードを守り抜いた。
川村泰巳が投打で存在感 「一つでも多く勝ちたい」
この日のヒーローの一人となった川村は、試合後に「勝ててうれしいです」と笑顔を見せた。
自身の投球については「良い時よりは若干悪かったです」と振り返りながらも、「あまり緊張していなかったです」と落ち着いた表情。普段通りの気持ちでマウンドに上がれたことが好投につながった。
打席では「スローボールは基本、流すことを意識しています」と話し、狙い通りの打撃でチームに流れを呼び込んだ。
チームの雰囲気については「いつも明るいです」と即答。その明るさを武器に、次戦への視線を向けた。
「全道大会に来たので、一つでも多く勝っていきたいと思います」
初戦を突破したそらちJBCベアーズは21日の2回戦で北光ファイターズと対戦する。勢いに乗る打線と明るいチーム力を武器に、さらなる勝ち上がりを目指す。
.jpg)
プロフィール
川村泰巳(かわむら・たいし)
そらちJBCベアーズ
右投げ、左打ち
148センチ、41キロ
家族は両親と姉、兄の5人家族。父と兄の影響を受け、小学3年生で野球を始めた。「お兄ちゃんとお父さんが野球をやっていて、小さい頃からずっと野球をやる環境でした」と振り返る。
少年野球では滝川イーストウルフでプレーし、2024年(小学4年時)に現在のチームへ加入。着実に経験を積み重ねながら成長を続けている。
憧れの選手は、埼玉西武ライオンズの滝澤夏央。「守備が上手いところ」に魅力を感じており、堅実な守備力を武器とするプロのプレーを参考に日々技術を磨いている。
6年生2人で最後まで食らいつく うらかわ野球少年団、粘りの戦い見せる
うらかわ野球少年団は6月20日、新ひだか町で開催されている高円宮賜杯第46回全日本学童軟式野球大会・南北海道大会1回戦で、北空知支部代表のそらちJBCベアーズと対戦し、5-10で敗れた。しかし、最後まで諦めない粘り強い戦いで存在感を示した。
0-3で迎えた初回、無死一、二塁の好機をつくると、3番・藤井陽大(6年)が2点タイムリーヒットを放ち、すぐさま1点差に迫った。
その後は相手打線に得点を重ねられ、四回には2-9と7点を追う苦しい展開。それでも4番・中川朔(5年)の左前打をきっかけに相手失策を誘い1点を返し、コールドゲームを回避した。
さらに五回にも再び7点差を背負いながら反撃。藤井のタイムリーなどで2点を奪い、最後まで食い下がったが、あと一歩及ばず初戦敗退となった。
それでも、6年生がわずか2人という若いチームながら、強豪相手に最後まで諦めない姿勢を貫いたうらかわ野球少年団。今後の成長と飛躍を期待させる戦いぶりだった。
協力:北海道軟式野球連盟・日高支部
