北海46度目・北照45度目の常連から初陣の2校まで――10月7日から札幌市の大和ハウスプレミストドームを舞台に、支部予選を勝ち抜いた精鋭20校が激突。選手宣誓は苫小牧中央・木村海斗主将
来春のセンバツにつながる「第79回秋季北海道高等学校野球大会」が10月7日、札幌市の大和ハウスプレミストドームを舞台に開幕する。全道10支部の予選を勝ち抜いた20校が出場し、15日の決勝まで9日間(12、13日は休養日)の日程で頂点を争う。9月30日に札幌支部の代表がすべて決まり、顔ぶれが出そろった。夏の甲子園を経験した札幌日大、7年連続46回目の北海、6年連続45回目の北照ら常連が並ぶ一方、札幌旭丘は初代表、十勝の足寄は支部初優勝で全道への扉を開いた。開会式は7日午前8時30分。選手宣誓は苫小牧中央の木村海斗主将が務める。
札幌勢7校――延長サヨナラ、そして雨中の継続試合
最多7校を送り込む札幌支部は、雨と雷に翻弄された10日間だった。9月28日、札幌旭丘は札幌英藍との延長10回タイブレークを10回裏にサヨナラで制し、2-1。Aブロックを制して初代表をつかんだ。同じ日、札幌光星は札幌新川を10-2の8回コールドで下している(3年連続15回目)。
一方、この日の第2試合は両球場とも途中で雨と雷のため中断。翌29日に継続試合として再開され、東海大札幌が札幌大谷を9-0の8回コールド(6年連続32回目)、札幌山の手が北海道科学大との延長10回タイブレークを5-3で制した(7年ぶり4回目)。
最終日となった30日は、札幌日大が札幌東陵を7-0の8回コールド(3年連続19回目)、北海が札幌北を7-0の7回コールドで退けた(7年連続46回目)。モエレ沼球場ではとわの森三愛が立命館慶祥との接戦を5-4で制し、3年ぶり2回目の代表として最後の切符を手にした。
各支部の13校――17年ぶりの苫小牧工、6年ぶりの武修館
函館は函館大柏稜が函館工を7-0の7回コールドで下して5年連続12回目、函館大有斗が函館大谷を19-1の5回コールドで圧倒し2年連続39回目の代表となった。
室蘭では苫小牧工が鵡川との延長10回タイブレークを5-2で制し、17年ぶり16回目の支部代表に返り咲いた。苫小牧中央は大谷室蘭を7-2で下して3年ぶり5回目。小樽は北照が3試合すべてコールド勝ちで6年連続45回目を決め、決勝の小樽双葉戦(10-0)では寺川が6回参考ながらノーヒットノーランを記録した。
空知はクラーク記念国際が決勝で岩見沢緑陵を8-0で下し2年ぶり7回目。旭川は旭川明成が旭川北に12-2で4年ぶり7回目、旭川志峯が旭川龍谷に7-4で2年ぶり19回目。名寄は士別翔雲が稚内大谷を10-2の7回コールドで下し3年連続5回目、北見は遠軽が網走南ケ丘を9-2の7回コールドで退けた。
十勝は白樺学園が帯広農を5-0で完封して2年連続24回目。もう一つの枠は足寄が帯広三条との打撃戦を8-6で制し、支部初優勝で勝ち取った。釧根は武修館が中標津を7-3で破り、6年ぶり12回目の全道大会出場を決めた。
初陣の2校――札幌旭丘と足寄が開いた扉
20校のうち、全道の舞台を初めて踏むのが札幌旭丘と足寄の2校だ。札幌旭丘は札幌支部Aブロックを勝ち抜き、公式記録でも「初代表」。延長10回裏のサヨナラという劇的な決着で扉をこじ開けた。
足寄は十勝支部Aブロック決勝で帯広三条と点を取り合い、8-6。部員数の限られた地方の公立校が、白樺学園を擁する激戦区から初の代表をもぎ取った。全道初戦では北海との1回戦が待つ。伝統校との一戦は、今大会屈指の注目カードになりそうだ。
大会の第一声は後志育ちの主将――苫小牧中央・木村海斗
7日午前8時30分から行われる開会式で、選手宣誓を務めるのは苫小牧中央の木村海斗主将だ。野球を始めたのは後志管内・岩内町の岩内野球スポーツ少年団。岩内第一中学校でプレーしたあと、日本海側の町を離れて太平洋側の苫小牧へ進んだ。
苫小牧中央は室蘭支部Bブロック決勝で大谷室蘭を7-2で下し、3年ぶり5回目の支部代表。その主将が、20校を代表して大会の第一声を担う。チームの初戦は7日の第2試合、クラーク記念国際戦だ。
組み合わせ――開幕戦は苫小牧工ー札幌山の手
開幕日の7日は1回戦3試合。第1試合(午前9時30分)で苫小牧工と札幌山の手が激突し、続いてクラーク記念国際ー苫小牧中央、白樺学園ー旭川明成が組まれた。
8日は第1試合で足寄ー北海の1回戦を行い、2回戦は札幌日大ー函館大有斗、とわの森三愛ー札幌旭丘。9日は函館大柏稜ー北照、遠軽ー東海大札幌に続き、武修館が7日第1試合の勝者と対戦する。10日は士別翔雲、旭川志峯、札幌光星が、それぞれ勝ち上がってきた相手を迎え撃つ。
準々決勝は11日に4試合、12、13日の休養日を挟んで14日に準決勝2試合、15日に決勝が行われる。支部予選で磨いた新チームの力が、今度は全道の舞台で試される。秋の北海道王者、そして来春への大きな一歩を懸けた戦いが始まる。
トーナメント表

