
和歌山県高野町で開催中の「第30回高野山旗学童軟式野球大会」で、北海道代表・拓勇ファイターズが27日、地元・白浜クラブ(和歌山)との2回戦に臨み、7-8で惜しくも敗退した。
初回に3点を先制される苦しい立ち上がりだったが、2番・尾関新(6年)のランニングホームランで反撃を開始。三回には佐藤光士郎(6年)と主将・須藤進太(6年)の連続タイムリーで逆転に成功した。守備の乱れで一時は逆転を許すも、終盤まで1点差に迫る粘りの戦いを見せた拓勇ナイン。敗戦の悔しさを糧に、選手たちは次なる舞台へと歩みを進める。
尾関が口火を切った!反撃のランニングHR
初回に3点を先制され、静まりかけた空気を変えたのは、2番・尾関新(6年)だった。一死から放った鋭い打球は外野を抜け、ランニングホームランに。試合後には「残りの3打席も全部打って勝ちたかった」と唇を噛みながらも、「この経験を今後に生かしたい」と前を見据えた。バットでチームを奮い立たせた一打だった。
.jpg)
三回の逆転劇!主将・須藤が右中間へ
二死二・三塁のチャンスで打席に立ったのは6番・佐藤光士郎(6年)。右中間を破る2点タイムリーで一気に同点とすると、続く8番・須藤進太(6年)も同じく右中間への2点タイムリーで逆転。主将の一打がチームに勢いを与えた。五回には須藤がスクイズで1点を返すなど、攻守にわたり気迫のこもったプレーでチームを牽引した。

あと一歩の粘り、指揮官も称えた挑戦
四回の守備で5失点を喫するも、拓勇ナインは諦めなかった。六回、敵失で生まれたチャンスに、3番・荒井瑛人(6年)が右中間を破るタイムリー二塁打を放ち1点差に。あと一本が出れば同点という場面をつくり、ベンチは総立ちとなった。橘皇佑(6年)、松崎柊真(6年)、清水亮聖(6年)の継投で試合をつくり、最後まで戦い抜いた。山村寛文監督は「もったいないミスはあったが、選手たちはよく頑張った。この悔しさを次に生かしてほしい」と選手たちを称えた。




フォトグラフ
-1.jpg)
②-1.jpg)
③.jpg)

④.jpg)
イニングスコア
◆2回戦(27日、高野山高校グラウンド)
拓勇ファイターズ(北海道)7-8白浜クラブ(和歌山県)
白浜クラブ
300500=8
104011=7
拓勇ファイターズ
(白)津田、島津ー竹中
(拓)橘、松﨑、清水ー佐藤
▽本塁打:尾関(拓)
▽三塁打:谷地(白)、須藤(拓)
▽二塁打:津田、岩井2(白)、佐藤2、荒井(拓)
全国大会トーナメント表

協力:拓勇ファイターズ