札幌北、攻め続けて全国4強! 初回先制から主導権、投打かみ合い各務原を撃破

札幌北、攻め続けて全国4強! 初回先制から主導権、投打かみ合い各務原を撃破

機動力と中軸が流れを呼び込む 小玉―笠井の継投で1失点、松本監督「今日が最後だと思って戦った」

イニングスコア

◆準々決勝(7月26日、鳥栖市民球場)

札幌北リトルシニア(北海道)4-1各務原リトルシニア(東海)

各務原リトルシニア
0000010=1
202000x=4
札幌北リトルシニア
(各)渡邊、谷口ー丹羽
(北)小玉、笠井ー松野
▽二塁打:藤吉、大達(各)、笠井(北)

初回から札幌北らしい攻撃で流れをつかむ

 勝負を大きく引き寄せたのは初回だった。

 先頭の部田香輔(緑苑台ファイターズJr・3年)がライト前打で出塁すると、水沼泰聖(北発寒ファイヤーズ出身・3年)がきっちり送り、一死二塁。ここで3番・笠井心雅(緑苑台ファイターズJr・3年)がレフトオーバーの適時二塁打を放ち、札幌北が先制した。

 さらに笠井は三盗を成功させると、4番・松野栞侑(北発寒ファイヤーズ出身・3年)がセンター前へ運ぶ適時打で2点目。この追加点が決勝点となり、試合の主導権を握った。

 試合後、松本竜輔監督は第一声でこう切り出した。

「今日が最後だと思って戦いました」

 続けて、初回の攻撃について振り返った。

「うちらしい戦いができた。1番の部田が出塁して、2番の水沼が機能し、中軸で返す。結果2点取れたことは大きい。機動力も使えて常に攻めの姿勢を出せたことも大きい」

 準々決勝という大一番で、自分たちの野球を貫いたことが先制劇につながった。

先制タイムリーを放った笠井(札幌北)
先制タイムリーを放った笠井(札幌北)
決勝打となる勝負強いセンター前タイムリーを放つ松野(札幌北)
決勝打となる勝負強いセンター前タイムリーを放つ松野(札幌北)

三回も隙を逃さず追加点

 三回は二死二、三塁の好機を迎える。

 7番・佐藤璃英(緑苑台ファイターズJr・3年)の内野ゴロが相手失策を誘い、三走・水沼に続いて二走・松野も生還。一挙2点を加え、4-0とリードを広げた。

 派手な長打攻勢ではなく、一つひとつのプレーで相手に圧力をかけ続けた札幌北らしい攻撃だった。

継投策がピンチを断ち切る

 投手陣も流れを渡さなかった。

 先発・小玉慎太郎(厚別桜台パワーズ出身・3年)は初回途中でマウンドを降り、笠井へ継投。笠井は二死一、三塁から四球で満塁とされたものの、最後は三振を奪って無失点で切り抜けた。

 その後も走者を背負う場面はあったが粘り強く投げ、六回には味方の失策と長打で1点を失ったが、崩れることなくリードを守り切った。札幌北は小玉、笠井の継投で各務原打線を1点に抑え、全国4強入りを決めた。

先発の小玉投手(札幌北)
先発の小玉投手(札幌北)

ベンチと選手が一体となってつかんだ4強

 松本監督は、この日の勝利について、ベンチと選手が一体となって戦えたことを勝因に挙げた。

「ベンチワークと打線が機能した。ベンチの意図をしっかり汲んで、グラウンドでのパフォーマンスに生かしている」

 送りバント、積極的な走塁、中軸の一本、そして早めの継投。札幌北が磨き上げてきた野球が、全国の舞台でも存分に発揮された一戦だった。

 準決勝へ向け、松本監督は力強く前を見据えた。

「無欲で挑みます!目の前のプレーをしっかりやるだけです」

抜群の守備力でチームを支える外野陣・写真左から荒岡、部田(札幌北)
抜群の守備力でチームを支える外野陣・写真左から荒岡、部田(札幌北)

協力:札幌北リトルシニア

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