松野栞侑が決勝打、4回一挙4得点で主導権 松本監督「一つ一つ丁寧に積み重ねるだけ」 2回戦は関東・水戸リトルシニアと激突
全国制覇を目標に掲げる札幌北リトルシニア(北海道)が23日、佐賀県・花林かいぞくスタジアムで行われた「JA共済第17回林和男旗杯野球大会」1回戦で大分南リトルシニア(九州)を6-0で下し、全国の舞台で好発進を決めた。先発・笠井心雅、宮崎煌大、荒岡光政の3投手がわずか1安打に封じる見事な継投を披露。打線も7安打に加え、スクイズや積極的な走塁で着実に得点を積み重ね、札幌北らしい「攻守一体」の野球で全国初戦を突破した。
イニングスコア
◆1回戦(7月23日、花林かいぞくスタジアム)
札幌北リトルシニア(北海道)6-0大分南リトルシニア(九州)
大分南
0000000=0
001401x=6
札幌北
(大)三木、小野ー曲
(北)笠井、宮崎、荒岡ー松野
終盤まで隙なし 札幌北らしい試合運び
静かな立ち上がりだった試合を動かしたのは三回だった。
二死三塁で4番・松野栞侑(北発寒ファイヤーズ出身・3年)が放った打球は内野安打となり、その間に三走・部田香輔(緑苑台ファイターズJr出身・3年)が生還。待望の先制点を奪うと、これが決勝点となった。
勢いに乗った札幌北は四回、一死満塁から部田のタイムリーで追加点。さらに相手守備の乱れも逃さず、この回一挙4得点を奪って試合の流れを完全に引き寄せた。
六回には二死二塁から2番・水沼泰聖(北発寒ファイヤーズ出身・3年)が右翼前へダメ押し適時打。終盤まで攻撃の手を緩めず、全国制覇を狙うチームらしい完成度の高い攻撃で勝負を決めた。
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3投手リレーで1安打完封 全国仕様の投手陣
投げては札幌北の投手陣が持ち味を存分に発揮した。
先発・笠井心雅(緑苑台ファイターズJr出身・3年)が45球で試合をつくると、2番手・宮崎煌大(星置レッドソックス出身・3年)が40球で流れを渡さない。最後は荒岡光政(東グレートキングス出身・3年)がわずか5球で締めくくり、3投手による1安打完封リレーを完成させた。
全国大会では連戦が続く。複数投手を無理なく起用しながら勝利をつかめたことは、今後を見据えても大きな収穫となった。
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走塁でも主導権 札幌北の「らしさ」全開
試合後、松本竜輔監督は投打両面の内容を高く評価した。
「投手3人が夏の全国を経験できたことは大きい。それぞれが自分の球数をしっかり投げてくれました」
さらに攻撃面についても、
「相手のミスによる得点もありましたが、スクイズやリレードスチールなど走塁を絡めて点を取れたことが良かった。六回には二死からしっかり打って追加点を奪えたことも大きかった」と振り返った。
一方で、序盤は相手左腕に苦戦したことも冷静に分析する。
「スライダーの切れが非常に良く、序盤は打ちあぐみました」
試合内容を客観的に見つめながらも、大会を勝ち抜く手応えは十分に感じている様子だった。
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暑さとの戦いも始まる 次戦は関東・水戸
北海道とは大きく異なる九州の暑さも、選手たちにとっては大きな敵だった。
「湿度も高く、本当に暑かった。子どもたちもバテバテでした」と松本監督。それでも最後は「明日も攻撃も守備も一つ一つ丁寧に積み重ねるだけ」と普段通りの姿勢を強調した。
2回戦の相手は関東代表・水戸リトルシニア(茨城県)。1安打完封リレーで最高のスタートを切った札幌北が、全国制覇への歩みをさらに進める。
協力:札幌北リトルシニア
