マルエスボールを見据えた緻密な攻撃が結実 石田、野呂、石田の完封リレーで全国初戦を突破
高知県で開催中の「第15回坂本龍馬旗争奪西日本小学生野球大会」で7月25日、前年度準優勝枠で出場している北海道代表・釧路ゴールデンモンキーズBBCが1回戦で香川県代表・屋島野球スポーツ少年団と対戦し、2-0で勝利した。長打の出にくい大会用ボールの特性を踏まえた緻密な攻撃と、石田一眞(6年)、野呂嶺恩(6年)、再び石田へつないだ継投がかみ合い完封勝利。少ない好機を確実にものにし、価値ある初戦突破を飾った。
イニングスコア
◆1回戦(7月25日、春野広場(A))
釧路ゴールデンモンキーズBBC(北海道)2-0屋島野球スポーツ少年団(香川県)
屋島野球スポーツ少年団
0000=0
0101=2
釧路ゴールデンモンキーズBBC
(四回時間切れ)
(屋)鳥飼、岡村ー石田
(釧)石田、野呂、石田ー小泉
▽三塁打:石田(屋)
我慢比べを制した二回 狙い通りの攻撃で先制
立ち上がりは両チームともに走者を出しながらも、あと一本が生まれない緊迫した展開となった。
均衡を破ったのは二回裏。先頭の5番・野呂がライト前打で出塁すると、二盗と犠打で一死三塁の好機を演出。ここで7番・内海光翔(6年)の内野ゴロの間に三走・野呂が生還し、待望の先制点を奪った。
派手な長打ではなく、一つひとつのプレーを積み重ねて奪った1点。試合後、尾西秀平監督は大会で使用されるマルエスボールの特徴を踏まえ、試合前から攻め方を明確に描いていたことを明かした。
「飛距離が出ないマルエスボールを使用する大会なので、ランナーを地道に進めることを意識して采配しました。相手の内野も上手でしたが、少し隙もあったので、チャンスをつかめば点を取れると確信していました」
その言葉通り、釧路は足と小技を絡めながら着実に得点を積み重ね、試合の主導権を握った。
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四回にも追加点 勝負どころを逃さない集中力
1点リードで迎えた四回も攻撃の姿勢は変わらなかった。
安打と死球で得点圏に走者を進めると、9番・鈴木皓貴(5年)が犠打を決め二死三塁。続く1番・鹿糠颯真(5年)が放った打球は内野安打となり、貴重な追加点を挙げた。
大量得点こそなかったものの、限られた好機を逃さない集中力が光った。
石田、野呂、石田の継投で完封 守備陣も粘り強く支える
守っては先発・石田がゲームを組み立て、途中から野呂がリリーフ。終盤は再び石田がマウンドへ戻る継投策で、屋島打線を最後まで無得点に封じた。
三塁打を浴びる場面もあったが、要所ではバックが堅実な守備で盛り立て、最後まで得点を許さなかった。
一方で尾西監督は、勝利の中にも課題を見据えている。
「先発の石田はボール先行になってしまい、3回で60球を超えるくらい投げました。投手の出来は40点ですかね。でも周りが頑張って守ってくれました」
投手だけではなく、守備を含めたチーム全員でつかんだ完封勝利。前年度準優勝チームらしい粘り強さが随所に表れた一戦だった。
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「90分を120%の力で」 次戦へ気持ちを切り替える
まずは全国大会初戦を白星で飾った釧路ゴールデンモンキーズBBC。しかし尾西監督の視線はすでに次戦へ向いている。
「明日も1試合なので、90分を120%の力で勝ちに行きます。」
目の前の一戦に全力を注ぐ――。釧路ゴールデンモンキーズBBCは、持ち味の粘り強い野球を武器に、さらに上位進出を目指して戦いを続ける。

協力:釧路ゴールデンモンキーズBBC
