かつての仲間が準決勝を応援 冨田監督「藤川が繋いだチームの絆に感謝です!」
初の決勝進出を決めた大空リトルシニアには、もう一つの心温まるエピソードがあった。かつて大空で1年生までプレーし、転校を機に新発田リトルシニアへ移った藤川瑛士(網走ブルージュニアーズ出身/3年)が8月11日、準決勝の応援に駆けつけた。奇しくも、その直後から大空の猛反撃が始まった。かつて同じユニホームで汗を流した仲間の声援にも背中を押され、大空ナインは土壇場から劇的な逆転勝利をつかんだ。
ともに東日本選抜の舞台へ
藤川は大空リトルシニアで1年生までプレーした、かつての仲間だ。その後、転校に伴い新潟県の新発田リトルシニアへ移籍。今大会では、その新発田も大空と同じ「第15回日本リトルシニア東日本選抜野球大会」に出場した。
それぞれ違うユニホームを身にまといながら、同じ東日本選抜という舞台に立った藤川と大空ナイン。
新発田は惜しくも2回戦、タイブレークの末に敗れ、大会を終えた。それでも藤川の東日本選抜は、そこで終わってはいなかった。
応援に駆けつけた直後、大空の猛反撃
11日に行われた大空と宮城大崎リトルシニアとの準決勝。藤川は、かつての仲間たちを応援するため会場へ駆けつけた。
その直後だった。
六回表を終えて2-7。5点を追う絶体絶命の状況にあった大空が、その裏、一挙5得点を奪って7-7の同点に追いつく。
さらに七回表に1点を勝ち越されながら、その裏に2点を奪って9-8。土壇場から試合をひっくり返し、初の決勝進出を決めた。
まるで、かつての仲間の到着を待っていたかのような逆転劇だった。
「藤川が繋いだチームの絆に感謝」
大空・冨田大介監督は、藤川と新発田リトルシニアとの縁に触れ、
「藤川が繋いだチームの絆に感謝です!」
と喜んだ。
チームを離れても消えることのなかった仲間との絆。そして藤川を通じて生まれた新発田リトルシニアとのつながり。それもまた、大空ナインが東日本選抜という舞台で得た大切な財産となった。
藤川は12日に行われる決勝にも応援に駆けつける予定だという。
大空はここまで対戦してきたチーム、そして新発田リトルシニアの思いも胸に、最後の一戦へ向かう。
初めて挑む東日本選抜の決勝。
スタンドには、かつて同じユニホームで汗を流した仲間がいる。
さまざまな縁と絆に背中を押されながら、大空ナインが東日本の頂点を懸けた最後の戦いに挑む。

協力:大空リトルシニア
