
第14回日本リトルシニア東日本選抜野球大会は8月10日、長野県のしんきん諏訪湖スタジアムで2回戦が行われ、小樽リトルシニア(北海道)が東北リトルシニア(宮城県)に9-2の五回コールドで快勝。1、2回戦を連勝し、3年ぶりのベスト4進出を果たした。準決勝では新潟北リトルシニアと対戦し、3年ぶり2度目の優勝を目指す戦いはさらに熱を帯びる。
初回に同点、四回に一挙8得点で試合を決める
小樽は0-1と1点を追う初回、先頭の1番・長谷川慧心(朝里H東小樽合同出身/2年)がレフト前安打で出塁し、犠打で二進。4番・成田來人(小樽中央JBC出身/3年)がレフト前へ同点タイムリーを放ち、早々に試合を振り出しに戻した。
しかし三回、二塁打2本を浴びて1点を失い、再び追いかける展開に。
四回、先頭の6番・鈴木快飛(北小樽ビースト/3年)、7番・沖田勇真(北小樽ビースト出身/3年)の連打と機動力を絡め二、三塁とすると、8番・金田一希(余市強い子野球スポーツ少年団出身/3年)がレフト前にポテンヒットを放ち同点。続く9番・波木皇介(稲穂スラッガーズ出身/3年)の犠打が敵失を誘い満塁とすると、1番・長谷川がレフト線へ2点タイムリー。さらに敵失と四球を挟み、4番・成田がライトへ2点タイムリーを放つなど、この回一挙8得点で勝負を決めた。


2年生エース・長谷川、冷静沈着な投球で勝利導く
先発の長谷川慧心(2年)は五回を無四球で投げ切り、許した走者はわずか2失策のみ。2失点はいずれも被安打によるもので、無駄な走者を出さず試合を支配した。最終回となった五回も二死から2連打で二、三塁のピンチを迎えたが、落ち着いた投球で後続を断ち試合を締めた。村上武洋監督は「打線は昨日よりは振れている感じはあった。先発した長谷川が良かった。まだ2年生なので甘いボールは打たれるが、ピンチでも淡々と投げる。マウンド上で迫力は無いが、闘争心を内に秘めたタイプ」とその成長を高く評価した。

イニングスコア
◆2回戦(10日、しんきん諏訪湖スタジアム)
小樽リトルシニア(北海道)9-2東北リトルシニア(宮城県)
東北リトルシニア
10100=2
1008X=9
小樽リトルシニア
(五回コールドゲーム)
(東)高木、佐々木ー佐藤
(小)長谷川ー鈴木快
▽三塁打:鈴木快(小)
▽二塁打:岩崎2、針生(東)
フォトグラフ


東日本選抜トーナメント表

協力:小樽リトルシニア