白石の猛追を振り切り7-6 “経験”と“課題”が交錯した最終戦
中学硬式野球のポニーリーグ春季大会は最終日を迎えた5月6日、3試合が行われた。第3試合では、とかちインディーズが札幌白石ポニーリーグとの接戦を7-6で制し、リーグ戦を3勝1敗で終えた。終盤に1点差まで迫られる展開となったが、最後は粘り強く逃げ切り勝利。一方の札幌白石も最終回に意地を見せるなど、両チームの現在地と課題が浮き彫りとなる一戦となった。
なお、この試合は当初5月4日に予定されていたが、雨天中止により順延され、この日に行われた。
イニングスコア
◆春季リーグ戦(5月6日、札幌麻生球場)
とかちインディーズ7-6札幌白石
とかちインディーズ
103030=7
102012=6
札幌白石
(六回時間切れ)
(と)林、塩田ー谷口
(白)小田島、坂野、杉山ー後藤
▽二塁打:後藤、鎌田2(白)
オーダー表

1年生の躍動と“経験”が収穫 とかちが主導権を握る
試合は1-1の同点で迎えた三回、とかちインディーズが動く。相手投手の制球難に乗じて押し出しで勝ち越すと、6番・加藤佑(明星・花園野球少年団出身/1年)がライト前へ2点適時打を放ち、この回3点を奪って流れを引き寄せた。
さらに4-3と1点リードで迎えた五回には、5番・田中路入(大空ジャイアンツ出身/1年)、中橋幸太郎(明星・花園野球少年団出身/1年)の適時打などで3点を追加し、試合を優位に進めた。
試合前、木本伸次監督は「今回のリーグ戦は“コミュニケーション”をテーマにしている」と語り、「1年生も含めて、試合の中で会話が増え、昨日できなかったことを今日修正する姿が見えたのは大きな収穫」と手応えを口にしていた。

終盤の失速に課題 それでも粘り勝ちで締める
しかし試合は一筋縄ではいかなかった。五回、六回と札幌白石が追い上げを見せ、7-6と1点差に迫られる展開に。それでも、とかちは最後まで踏ん張り抜き、逃げ切り勝利を収めた。
試合後、木本監督は「収穫はあったが、ダブルヘッダーの2試合目で集中力が続かない場面もあった。事前の準備と確認を徹底し、やり切る力が必要」と課題を挙げた。一方で「1年生が一生懸命やり、成長している姿が見られた。3年生も経験を積めたことは大きい」と前向きに総括した。
投げては林陽向(帯広光南緑ヶ丘アトムズ出身/3年)、塩田賢永(芽室イーグルス出身/1年)の継投で試合を締め、リーグ戦を3勝1敗で終えた。
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白石、最後まで食らいつく “集中力”が次へのテーマに
一方の札幌白石ポニーリーグは、終始追いかける展開の中でも粘り強さを発揮。3-7と4点を追う五回に押し出し四球で1点を返すと、最終回となった六回には二死満塁のチャンスを作る。
ここで4番・鎌田漣(柏ホエールズ出身/3年)がこの試合2本目となるレフト線への2点適時打を放ち、6-7と1点差まで迫った。しかしあと一本が出ず、惜しくも敗戦となった。
試合後、小原丈敏監督は「勝ち負けはともかく、全員を起用できたことや1年生の成長が見られたのは収穫」と振り返る一方、「次は選手権に向けて、自分たちの力を出し切ることが大事」と語った。
上位打線の力強さが光る一方で、投手陣の整備が課題として浮上。両チームともに、次なる選手権に向けた明確なテーマを持って大会を終えた。

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協力:ポニーリーグ北海道連盟
