日高・白石主将が選手宣誓 「感謝」を胸に最後の夏へ、全国16チームが熱戦スタート
中学硬式野球・リトルシニアの「第15回日本リトルシニア東日本選抜野球大会」が8月8日、札幌市のモエレ沼公園野球場で開幕した。北海道、関東、東北、信越の各連盟から選ばれた16チームが集結。北海道からは日高リトルシニア、函館港西リトルシニア、恵庭リトルシニア、大空リトルシニアの4チームが出場し、12日の決勝戦へ向けて熱戦の火ぶたが切られた。開会式では日高リトルシニア主将・白石海吏(3年)が全選手を代表して力強く宣誓。「支えてくれたすべての人への感謝」を胸に、それぞれのチームが3年生最後の夏へ挑む。
感謝を胸に――白石主将が堂々の選手宣誓
開会式では、えりも野球少年団出身の日高リトルシニア主将・白石海吏が選手宣誓を務めた。
「この素晴らしい大会を開催してくださった関係者の皆様に心より感謝申し上げます。北海道の大地で共に汗を流してきた仲間たち、ご指導くださった監督・コーチの皆様、野球に打ち込めるよう支えてくれた家族、応援してくださるすべての方々への感謝を胸に、仲間とともに最後まで全力でプレーします」
力強く言葉を届けた白石主将。宣誓後、「一番伝えたかった言葉は何ですか」と問われると、迷うことなくこう答えた。
「やっぱり、関係者の皆さんへの感謝です」
その一言には、野球ができる環境への感謝と、3年間支えてくれた人たちへの思いが込められていた。
.jpg)
.jpg)
初戦へ自信 「奥山が勝負のカギ」
大会初戦では新座東リトルシニアとの対戦が控える日高。
白石主将は「初回からどんどん攻めて、まずは初戦を突破したい」と意気込みを語った。
チームのキーマンには1番打者・奥山翔太(新冠野球スポーツ少年団出身/3年)の名前を挙げる。
「鋭い打球も長打も打てる選手です。1番としてしっかり塁に出て、流れをつくってくれる存在です」
そして最後は、力強く大会への決意を口にした。
「東日本大会で優勝して、金メダルを持ち帰ります」

「日本一応援されるチーム」を目指す仙塩東
道外勢にも、それぞれ譲れない思いがある。
宮城県代表・仙塩東リトルシニアの主将・畑中羚紀(3年)が掲げるチーム目標は、勝利だけではない。
「日本一応援されるチームになることです」
全国大会出場や勝利を目標に掲げるチームが多い中、仙塩東は野球の技術だけでなく、あいさつや礼儀、周囲への気配りまで含めて評価されるチームづくりを目指している。
「プレーでもプレー以外でも、一人ひとりが周りに気を配れることがチームの特徴です」
その姿勢が、チームカラーを象徴している。
.jpg)
全員野球で挑む3年生最後の公式戦
決して大型チームではない。
「身長や体格で勝るチームではありません。でも、一人ひとりが束になって相手に向かっていくのが自分たちの野球です」
オープン戦でも公式戦でも貫いてきた「全員野球」。それこそが仙塩東最大の武器だという。
今大会は3年生にとって最後の公式戦。
「この仲間と一秒でも、一試合でも長く野球を続けたい。そのために一戦一戦、確実に勝ち進んでいきます」
畑中主将の言葉には、仲間とともに戦える時間を何より大切にしたいという思いがにじんでいた。

北海道勢3度目の頂点なるか
大会は北海道4チーム、関東6チーム、東北3チーム、信越3チームの計16チームによるトーナメントで争われる。
昨年は信越連盟・新潟北リトルシニアが優勝。北海道勢は小樽リトルシニアが3位、洞爺湖リトルシニアが4位に入賞した。
これまで北海道勢は、第6回大会(2017年)の恵庭リトルシニア、第10回大会(2021年)の日高リトルシニア、第11回大会(2022年)の小樽リトルシニアが優勝。今大会では日高、函館港西、恵庭、大空の4チームが、北海道勢3度目の栄冠を目指して挑戦を続ける。
「感謝」と「仲間」。
開会式で交わされた二人の主将の言葉は違っても、その根底にある思いは同じだった。
支えてくれた人への恩返しのために――。
3年生最後の夏が、北の大地で幕を開けた。

協力:一般財団法人 日本リトルシニア中学硬式野球協会 北海道連盟
