『気をつけよう腰の疲労骨折~腰椎分離症~』

『気をつけよう腰の疲労骨折~腰椎分離症~』

腰椎分離症とは

腰椎分離症とは成長期のスポーツ選手に多くみられる腰椎の疲労骨折のことをいい、成長期である小学校高学年から中学生を中心に発症します。

なぜ発生するかというと、腰を反るストレスと捻るストレスがたくさん加わることにより、腰椎の一部に大きな負担がかかり発生します。

野球の場合、投げる・打つといった動作は体を反る捻ることにより力がうまれます。ほかのスポーツに比べ野球が一番発生率が高いのはこのような要因によります。

発症しやすい選手の特徴

  • 股関節周りの柔軟性が乏しい選手
  • 姿勢が悪く猫背の選手
  • 反り腰が強い選手

このような特徴のある選手に多くみられます。

早期発見の重要性

腰椎分離症は早期に発見すると骨折部の骨癒合を得ることができますが、重症化してしまうと成人した後も疲労骨折の状態がずっと続いてしまいます。

重症化しないためにも普段のセルフチェックが重要となります。練習の前後にチェックする習慣をつけてください。

  1. 後屈したときに腰に痛みがないかチェック
  2. 後屈+捻りを入れたときに腰に痛みがないかチェック

この2つの動きで痛い場合は腰椎分離症の可能性は高くなります。

予防のためのケア

普段から腰椎分離症を予防するために必要なケアを最後にご紹介します。

股関節の前面と殿部周辺の柔軟性が低下すると体を反らしたり、捻るときに腰部への負担が急増します。今回はこの2つのストレッチを紹介しますので練習後に実施するようにしてください。(20~30秒を2.3セット)

  • A, 股関節前面ストレッチ
  • B, 殿部筋ストレッチ
股関節前面のストレッチ
股関節前面のストレッチ
お尻の筋肉のストレッチ
お尻の筋肉のストレッチ
腰を反らして痛みのチェック
腰を反らして痛みのチェック
腰を反らす+捻りをいれて痛みのチェック
腰を反らす+捻りをいれて痛みのチェック

成長期の腰の大敵「腰椎分離症」を防ぐために

今回は、成長期に多い腰のケガ『腰椎分離症』についてお話させていただきました。

当店には今年に入って十数名の腰椎分離症の選手のケアや運動指導を行っております。なかには目標としていた大会直前で発症した選手もいます。

今回お伝えしたいのは、なるべくそのようなことがなくなるように、日ごろの体のケアを少しずつ皆さんに意識してもらいたいと思い書かせていただきました。ケガをしないからだ作りをしながら高いパフォーマンスを発揮できるように、FIT BODY LABでは専門のスタッフが皆さんのご来店お待ちしております!!

(追伸)

8/31(日)23:25~ STV札幌テレビ『道産人間オズブラウン』にて、FIT BODY LABが登場します!!
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