
創成との乱打戦を制し2回戦へ――次戦は強豪・北海に挑む
北海道札幌市手稲区に校舎を構える北海道科学大学高等学校には、硬式と軟式の2つの野球部が存在する。硬式野球部は「甲子園出場」を大きな目標に掲げ、週6日活動。1995年には夏の甲子園出場を果たした実績も持ち、現在も札幌の舞台で確かな存在感を放っている。単なる技術の向上にとどまらず、礼儀や感謝、思いやりといった人間力を磨く指導方針は、多くの部員の成長を後押ししている。新チームとなった現在は約22人の部員が切磋琢磨している。
一方、軟式野球部は週5日活動し、初心者から全国優勝を視野に入れる選手まで幅広い層が集う。2024年度も札幌支部大会や北海道大会に出場し、「全国高等学校軟式野球選手権大会」では強豪校として全国に名を知られている。文武両道を旨とする校風のもとで成果を重ねている。
その北科大高硬式野球部が、9月18日に開幕した秋季北海道高等学校野球大会・札幌支部の初戦に臨んだ。対戦相手は札幌創成。両チームの打線が火を噴き、得点が積み重なる乱打戦となった。試合は最後まで手に汗握る展開となったが、北科大高は12―10で勝利し、初戦突破を果たした。投手陣は上野凌希(2年)、千葉大瑚(2年)、卒間琉緯(1年)の継投リレーで粘り抜き、打線の援護に応えた。
次戦の2回戦は9月25日に予定されており、対戦相手は札幌支部屈指の大本命・北海高校。伝統と実力を兼ね備え、全国でも名を知られる強豪との一戦となる。創成との打撃戦を制した勢いをそのままに、北科大高ナインがどこまで食い下がり、自らの可能性を広げることができるか注目される。
北科大高野球部が掲げる「競技力と人間力の両立」という理念は、まさに今回の勝利にも現れている。全力で戦う姿勢と最後まで諦めない粘り強さは、単なる1勝以上の意味を持つ。強豪・北海への挑戦は、部員たちにとって大きな試練であり、成長の糧となる舞台となるだろう。
北科大高ベンチ入りメンバー
中学クラブチームや出身少年団に関する情報も随時募集しております。
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送付先:strikepro.oh@gmail.com
<背番号、氏名、学年、中学野球、学童野球、投打、身長・体重>
★主将:右近 圭吾
①上野 凌希 2年
新琴似北中学校-新琴似スラッガーズ 出身
右投げ、左打ち
174センチ、78キロ
②武田 将汰 2年
小樽リトルシニア-稲穂ホークススポーツ少年団出身
右投げ、右打ち
173センチ、78キロ
③三浦 悠太郎 2年
星置中学校-星置ブラックタイガース出身
右投げ、右打ち
174センチ、57キロ
④右近 圭吾 2年
西陵中学校-少年ジャガー出身
右投げ、右打ち
165センチ、55キロ
⑤石川 侑磨 1年
札幌栄リトルシニア―新陽スターズ出身
右投げ、右打ち
160センチ、52キロ
⑥大澤 絢心 2年
琴似中学校出身
右投げ、右打ち
166センチ、60キロ
⑦斉下 悠途 2年
札幌手稲ボーイズ-手稲富丘ベアーズ出身
右投げ、右打ち
178センチ、69キロ
⑧坪内 遼太 2年
札幌手稲ボーイズ―札幌オールブラックス出身
右投げ、左打ち
167センチ、50キロ
⑨小山 悠稀 1年
石狩中央リトルシニアー前田リトル出身
右投げ、右打ち
178センチ、72キロ
⑩千葉 大瑚 2年
札幌西リトルシニア-星置ブラックタイガース出身
右投げ、右打ち
179センチ、69キロ
⑪卒間 琉緯 1年
西陵中学校出身
左投げ、左打ち
183センチ、69キロ
⑫佐野 瑠星 1年
札幌円山リトルシニアー手稲山口メッツ出身
右投げ、左打ち
168センチ、65キロ
⑬加藤 大雅 1年
宮の丘中学校出身
右投げ、左打ち
178センチ、82キロ
⑭大森 舞琉 2年
札幌栄リトルシニア-栄北ナインスターズ出身
右投げ、右打ち
177センチ、67キロ
⑮倉方 悠我 1年
稲積中学校ー北発寒エンジェルス出身
右投げ、右打ち
170センチ、70キロ
⑯加藤 諒晟 1年
石狩中央リトルシニア―前田リトル出身
右投げ、左打ち
170センチ、62キロ
⑰中保 孝太 2年
札幌中央リトルシニア―新琴似シャーク出身
右投げ、右打ち
163センチ、61キロ
⑱村山 琢磨 1年
札幌大谷リトルシニア―新陽スターズ出身
右投げ、右打ち
171センチ、60キロ
⑲野呂 健太郎 1年
札幌中央リトルシニアー花川南ホークス出身
右投げ、右打ち
167センチ、58キロ
⑳藤本 陽向 1年
西陵中学校出身
右投げ、左打ち
175センチ、62キロ