
文教大附、全道初出場へ再始動
東海大札幌に惜敗も見せた“常勝”の片鱗
第78回秋季北海道高等学校野球大会・札幌支部予選で、北海道文教大学附属高校(恵庭市)はブロック準決勝で強豪・東海大札幌に挑み、4対7で惜しくも敗れた。試合は序盤から好機をつくりながらもあと一本が出ず、13安打を放ちながら得点に結びつけられない展開。それでも終盤に粘りを見せ、4点を返して意地を見せた。投手陣は本塁打を浴びるなど苦しい場面もあったが、最後まで気持ちを切らさず戦い抜いた。
創部からわずか4年目を迎える若いチームながら、今季の4期生は歴代でも屈指の投手力を誇る代だ。試合後、チームは「この冬をどう過ごすかが勝負」と気持ちを新たにし、春こそ悲願の全道大会初出場、さらにはベスト4進出を目標に掲げている。
同校野球部は2021年に創部され、現在1・2年生あわせて37名が所属。スローガンは「常勝」。選手たちは「絶対に全道出場を手に入れる」という強い信念のもと、日々の練習に励んでいる。恵まれた環境もチームの大きな支えだ。照明付きの大学共用グラウンド、室内練習場、そして寮が完備されており、集中して野球に打ち込める体制が整っている。
指導方針は「素直×努力=成長」。選手一人ひとりの精神的な自立を重んじ、のびのびとした雰囲気の中で自ら考え行動できるチーム作りを目指している。創部間もないチームながら、その明るく前向きな姿勢と高い意識が着実に成果を生み出している。
敗戦の中にも、確かな手応えをつかんだ秋。文教大附ナインはこの冬、己を鍛え直し、“常勝”の名にふさわしいチームとして再び春の舞台に帰ってくる。全道初出場という新たな歴史を刻む日も、そう遠くはない。
文教大附ベンチ入りメンバー
中学クラブチームや出身少年団に関する情報も随時募集しております。
情報提供は下記メールアドレスまでお願いいたします。
送付先:strikepro.oh@gmail.com
<選手>
<背番号、氏名、学年、中学・学童野球歴、投打、身長、体重>
主将:宮澤 丞
①大沼 樹生 2年
札幌北広島ボーイズ-北広島イーストグローリー出身
右投げ、右打ち
174センチ、68キロ
②佐藤 涼平 2年
北広島西部中学校-西部ホワイトファング出身
右投げ、右打ち
174センチ、72キロ
③佐藤 利哉 2年
札幌北広島ボーイズ-和光Jrライオンズ出身
右投げ、右打ち
172センチ、72キロ
④宍戸 謙信 1年
札幌北広島ボーイズー清田中央フレンズ出身
右投げ、左打ち
163センチ、53キロ
⑤安藤 瑛祐 2年
札幌北広島ボーイズ-月寒スターズ出身
右投げ、左打ち
166センチ、57キロ
⑥福井 創太 2年
恵庭リトルシニア-和光ジュニアライオンズ出身
右投げ、左打ち
165センチ、64キロ
⑦河野 愉来 2年
恵庭恵明中学校出身
右投げ、左打ち
171センチ、69キロ
⑧高谷 伊吹 2年
恵庭リトルシニア-和光ジュニアライオンズ出身
左投げ、左打ち
170センチ、65キロ
⑨酒井 智也 2年
北広島東部中学校出身
右投げ、右打ち
165センチ、50キロ
⑩近藤 幹太 2年
北広島広葉中学校出身
右投げ、右打ち
160センチ、53キロ
⑪富田 龍輝 2年
恵庭リトルシニア-千歳桜木メッツ出身
右投げ、右打ち
171センチ、69キロ
⑫佐藤 海王 2年
石狩中央リトルシニア-厚田ポセイドン出身
右投げ、右打ち
168センチ、59キロ
⑬渡邊 颯馬 2年
恵庭恵明中学校出身
右投げ、左打ち
170センチ、61キロ
⑭宗村 明将 2年
札幌豊平東リトルシニア-北広島イーストグローリー出身
右投げ、右打ち
167センチ、64キロ
⑮甲斐 千寛 2年
千歳勇舞中学校-千歳みどり台シャークス出身
左投げ、左打ち
169センチ、61キロ
⑯工藤 颯太 2年
札幌豊平東リトルシニア-恵み野ロイヤルズ出身
右投げ、右打ち
170センチ、68キロ
⑰宮澤 丞 2年
札幌北広島ボーイズ-西の里カープジュニア出身
右投げ、右打ち
175センチ、66キロ
⑱丸山 遥雅 1年
札幌北広島ボーイズーオール清田出身
右投げ、右打ち
171センチ、55キロ
⑲安原 大起 1年
札幌羊ヶ丘リトルシニアー恵み野ロイヤルズ出身
右投げ、右打ち
171センチ、55キロ
⑳霍田 英二 2年
千歳リトルシニアー千歳タイガース出身
右投げ、右打ち
157センチ、89キロ