札幌南JBC、全国の強豪相手に力及ばず初戦敗退

札幌南JBC、全国の強豪相手に力及ばず初戦敗退

悔しさを胸に次代へつなぐ

苦しい立ち上がりから反撃をうかがうも無得点

 試合は初回、札幌南JBCが常盤打線に2点タイムリー三塁打を含む一挙4失点を許し、苦しいスタートとなった。
二回には5番・村田健心(6年)が四球で出塁し、続く6番・絹川奏斗(5年)がレフト前ヒットで一、二塁の好機をつくったものの、あと一本が出ず無得点。

さらに四回、4番・堀江光志(6年)の内野安打、5番・増山清勢(5年)のライト前ヒットで無死一、二塁と攻め立て、二、三塁へ進めた場面でも得点には届かなかった。

常盤軟式野球スポーツ少年団は三回に中押し点、四回にダメ押し点を加え、試合を優位に進めた。

投手陣は玉置粋煌(6年)、吉田淳希(6年)、絹川が粘りの投球を見せたが、ミスが重なった場面で相手にタイムリーを許す展開となった。

◆1回戦(6日、明治神宮球場)

試合開始:12時45分

札幌南JBC(北海道)0-7常盤軟式野球スポーツ少年団(福島県)

札幌南JBC
00000=0
4102x=7
常盤軟式野球スポーツ少年団
(札)玉置、吉田、絹川ー堀江
(常)西本、奥山、佐藤ー上遠野
▽三塁打:四家(常)

全国大会に挑んだ札幌南JBCナイン
全国大会に挑んだ札幌南JBCナイン
全国大会に挑んだ札幌南JBCナイン
全国大会に挑んだ札幌南JBCナイン

監督が振り返る初戦 ―― “チャンスを活かす力”に課題

試合後、札幌南JBCの徳永次郎監督は初回4失点からの攻撃についてこう振り返った。

「初回4失点の内容は流れが悪かった。ペースを崩さずに、打てる球をしっかり見極めてチャンスを作ろうと声をかけました」

得点圏をつくりながら決めきれなかった場面については、次のように語った。

「2回は絹川、4回は増山と5年生2人でチャンスを作ったが、6年生がそのチャンスを活かせなかった。
少ないチャンスをものにして最後まで喰らいつきたかった」

全国常連の常盤軟式野球スポーツ少年団と対戦したことで、チームの課題も明確になった。

「常磐さんは評判通り全てにおいて徹底された良いチームでした。
投手の制球力、打者の意識、走塁の徹底と全てにおいて差を感じました。
課題として見えたレベルを今後の意識づけし再チャレンジしたい。
今回出場した絹川、増山、髙橋の成長でリベンジしたいです」

全国の舞台で痛感した差は、そのまま成長への道しるべとなる。

絹川(札幌南JBC)
絹川(札幌南JBC)
増山(札幌南JBC)
増山(札幌南JBC)

玉置粋煌キャプテン ―― 「悔しさを力に変えてほしい」

主将を務めた玉置粋煌(6年)は、全国初陣をこう振り返った。

「初戦で負けたけど全国大会を経験出来てとても良かったです」

後輩たちへ向けては、悔しさを前進の糧にしてほしいと語る。

「後輩たちには悔しさをバネにして来年は是非勝ってほしいです。
中学に行っても負けた悔しさをいかし、自分の弱さを成長させて頑張りたいです」

全国の強豪との対戦は、選手たちにとって忘れられない実戦経験となった。敗戦の悔しさと、そこで得た学びは、次のステージへ向けた大きな財産となる。

玉置主将(札幌南JBC)
玉置主将(札幌南JBC)
明治神宮球場で撮影された札幌南JBC
明治神宮球場で撮影された札幌南JBC

協力:札幌南JBC

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