
余市強い子野球スポーツ少年団(後志)は、4月から7月にかけて行われた「第2回年中夢球杯2025札幌予選トーナメント」において、予選を勝ち上がり余市町で7月13日に行われた決勝戦では東ハリケーン(札幌市)をタイブレークの末4-3で下し優勝を飾った。
優勝した余市強い子は11月1日から埼玉県で行われる全国大会の北海道代表として出場し、初戦を東京都代表の杉森クラブと対戦する。
また、今月10月18日から行われる北海道チャンピオンシップ協会主催の2025KING OF KINGSにも2年連続で出場することが決定しており北海道の強豪との一戦にチーム一丸となって一戦必勝で挑戦する。
守備と機動力で再び全国の舞台へ──余市強い子、2年連続の挑戦
堅守と投打のバランスで築く安定感
2025年度の余市強い子野球スポーツ少年団は、守備の安定と機動力を武器に、2年連続で全国大会の切符を掴んだ。後志地区を代表する実力派チームとして、その名をさらに高めている。
チームの要は、主戦左腕の川内谷遥泰(6年)と右腕の山根碧人(6年)の二枚看板。川内谷は高い制球力と投球センスが評価され、2025北海道日本ハムファイターズジュニアに選ばれるほどの逸材。捕手・上枝旺太朗(6年)を中心とした守備陣は堅く、守りからリズムを作る試合運びがチームの持ち味だ。
打線も多彩で、トップバッターを担うことの多い長身の安崎義人(6年)が長打力を発揮。チャンスでの集中打が光り、ここぞの場面でチームを勢いづける。全員が役割を理解し、連携したプレーで勝利を引き寄せてきた。




全道の舞台で磨かれた実力
6月のマクドナルド・トーナメント南北海道大会、8月のFBC-U12では後志支部代表として見事に出場権を獲得。また「ホクレン旗全道選手権」で準優勝、「第2回ストライク杯」でも準優勝と、安定した戦いを続けた。こうした経験がチーム全体の底力を押し上げ、「年中夢球杯2025全国学童軟式野球大会」では北海道代表として全国に挑む。
粘り強い守備とつなぐ打線、機動力を活かした攻撃は、どんな相手にも食らいつく力がある。これまで積み上げてきた試合経験が、全国の舞台で大きな財産となるだろう。


「一戦必勝」の精神で挑む2度目の全国
チームスローガンは「一戦必勝」。選手同士が声を掛け合い、チーム全員で勝利をつかみにいく姿勢が余市強い子の真骨頂だ。個々の力よりも団結と連携を重視し、堅実な守備と積極的な走塁で試合を優位に進める。
上枝良監督は、「選手一人ひとりが昨冬から全国大会出場を目標に、意識高く練習に励んでくれました。2年連続の全国大会出場となりますが、昨年の全国ベスト8を超えるべく、チーム一丸となって挑戦します」と語る。

指導者・選手
指導者
▽監 督
㉚上枝 良(42)
▽コーチ
㉙隅本 幸之介(29)
㉘横浜 昌弘(42)
選手
⑩上枝 旺太朗(かみえだ おうたろう)
6年・右投げ、左打ち
153センチ、42キロ
⓪山根 碧人(やまね あおと)
6年・ 右投げ、右打ち
155センチ、59キロ
①川内谷 遥泰(かわうちや はるや)
6年・ 左投げ、左打ち
148センチ、40キロ
②安崎 義人(やすざき よしひと)
6年・ 右投げ、右打ち
170センチ、56キロ
③横浜 星翔(よこはま しょうと)
6年・ 右投げ、右打ち
150センチ、38キロ

④伊藤 堅翔(いとう りつと)
6年・ 右投げ、左打ち
151センチ、39キロ

⑤佐々木 教心(ささき きょうしん)
6年・ 右投げ、両打ち
139センチ、31キロ

⑥土谷 優翔(つちや ゆうと)
6年・ 右投げ、右打ち
143センチ、33キロ

⑦北島 刀(きたじま とわ)
5年・右投げ、右打ち
141センチ、44キロ
⑧南方 颯太(みなみがた そうた)
4年・ 右投げ、左打ち
142センチ、33キロ
⑨三間 翔馬(みま しょうま)
5年・ 右投げ、右打ち
133センチ、32キロ
⑪大西 正真(おおにし しょうま)
4年・ 右投げ、右打ち
144センチ、37キロ

全国大会までの足跡
<Aブロック>
◆決 勝(7月13日、余市町営野球場)
〇 4-3 東ハリケーン
東ハリケーン
002100=3
030001=4
余市強い子野球スポーツ少年団
(余) 川内谷、山根 - 上枝
(東) 後藤 - 川合
▽二塁打 安崎(余) 飯田(東)
◆準決勝
〇 10-0 西琴似パンダーズ
◆2回戦
〇 5-3 東海Fイーグルス
◆1回戦
〇 2-1 新陽スターズ野球スポーツ少年団
(延長タイブレーク・サヨナラ勝ち)
札幌予選・Aブロックトーナメント表

全国大会・組合せ


協力:余市強い子野球スポーツ少年団