接戦を制した札幌南JBC、全国の舞台へ挑む

接戦を制した札幌南JBC、全国の舞台へ挑む

明治神宮球場で開幕「第6回くら寿司・トーナメント2025」北海道代表として出場

シーソーゲームを制した粘り強さ

 札幌南JBCは今季、山の手ベアーズ、豊平カージナルス、東海Fイーグルスなど、全道大会や全市大会の常連強豪との接戦を次々と制してきた。どの試合もシーソーゲームの展開が多く、劣勢から粘り抜く集中力が光った。

 なかでも印象的だったのは、北海道代表を懸けた羽幌フェニックス戦。強力打線を擁する相手に対し、先発・吉田淳希(6年)が緩急を巧みに使い、要所を締める投球を披露。初回に3点先制を挙げて自分たちのペースをつかむと、最後まで流れを渡さず勝利を収めた。
 徳永監督は「全国大会に行きたいという子どもたちのシンプルな思いが、相手をわずかに上回った。最後はその気持ちの差が結果に表れた」と振り返る。

(写真・札幌南JBC提供)
吉田投手(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)

下位からつながる攻撃力

 攻撃の鍵を握るのは下位打線だ。7番・村田健心(6年)、9番・天野秀哉(6年)がチャンスを作り、1番・鳴海陽向(6年)がつなぐ。そこから2番・玉置粋煌(6年)、3番・堀江光志(6年)、4番・増山清勢(5年)らが勝負強く走者を還す。打線全体で得点を生み出す「つながりの打線」が南JBCの持ち味だ。

 投手陣は玉置、吉田、絹川奏斗(5年)の三本柱。どんな場面でも動じない絹川の粘りや、吉田の制球力、玉置の気迫ある投球が試合を支える。さらに、遊撃手・天野の守備力向上が守り全体を引き締めている。

(写真・札幌南JBC提供)
ストライク杯ではストライク賞を受賞した天野選手(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)

主将・玉置を中心に結束

 チームの精神的支柱は玉置主将。春先はケガで出遅れたが、復帰後は攻守にわたり存在感を発揮している。捕手の堀江光志も調子を戻し、リード面での安定感がチーム全体のリズムを支える。ケガ人も回復し、全国大会には全員そろって臨める見込みだ。

 現在は、10月に入り日が短くなった影響で平日練習は行わず、土日のみの活動となっている。グラウンドで練習できる間は、できるだけ実戦形式の練習試合を重ね、実戦感覚を維持する方針だ。時期的に対戦相手の確保が難しいこともあり、今後は他地域の選抜チームとの練習試合も視野に入れている。

 徳永次朗監督は「全国の舞台でも接戦を制した強さを発揮し、一戦必勝で精一杯戦い、ドラマを巻き起こします」と意気込む。
 数々の接戦を勝ち抜いてきた南JBC。北海道代表としての誇りを胸に、明治神宮の舞台で堂々たる戦いを見せる。

玉置主将(写真・札幌南JBC提供)
玉置主将(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)

札幌南JBC、夢の明治神宮へ挑む子供たちへご支援を

 札幌南JBCは、全国大会の切符を懸けて行われた「第19回学童軟式野球全国大会ポップアスリートカップ北海道予選大会」において、見事優勝を果たした。これにより、2025年12月に東京・明治神宮野球場で行われる「第6回くら寿司・トーナメント2025」並びに「第19回ポップアスリートカップ 星野仙一旗争奪全国大会」へ、北海道代表としての出場が決定した。

 選手たちは、全国の強豪と対戦する大舞台に向けて、毎日の練習に全力で取り組んでいる。父母会、指導者、チーム関係者も一丸となって大会準備を進めているが、遠征に伴う経費のほか、宿泊費や輸送費など多くの費用が必要となるため、チーム運営費だけでは賄いきれない状況だという。

 そこで札幌南JBCでは、全国大会出場に向けた寄付金の募集を開始。温かい支援を呼びかけている。
5,000円以上の寄付には、チーム記念品が贈呈される予定。振込先は以下の通り。

(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)

【寄付金振込先】

北海道銀行 本店営業部 普通 3411056
口座名義:札幌南ジュニアベースボールクラブ

また、チーム関係者に直接お渡しいただくことも可能。
寄付の受付期間は2025年11月末日までとなっている。

監督の徳永次朗氏、総監督の成田耕一氏をはじめ、チーム関係者一同は「北海道代表として誇りを胸に、最後まで全力で戦います。皆様のご支援・ご声援を心よりお願い申し上げます」
とコメントを寄せた。

指導者・選手

指導者

▽総監督
成田 耕一

▽監督
㉚徳永 次朗

▽コーチ
㉙日蔭 直樹
㉘阿部  翼

選手

⑩ 玉置 粋煌(たまおき いきら)
6年・右投げ、左打ち
156センチ、48キロ

⓪ 天野 秀哉(あまの しゅうや)
6年・右投げ、右打ち
140センチ、32キロ

① 吉田 淳希(よしだ あつき)
6年・右投げ、右打ち
140センチ、37キロ

② 堀江 光志(ほりえ こうし)
6年・右投げ、右打ち
145センチ、55キロ

③ 増山 清勢(ますやま きよせ)
5年・右投げ、右打ち
147センチ、50キロ

④ 高橋  遼(たかはし りょう)
5年・右投げ、右打ち
141センチ、35キロ

⑤ 絹川 奏斗(きぬかわ かなと)
5年・右投げ、右打ち
142センチ、47キロ

⑥ 吉川 琉聖(よしかわ りゅうせい)
6年・右投げ、左打ち
148センチ、41キロ

⑦ 鳴海 陽向(なるみ ひなた)
6年・右投げ、右打ち
155センチ、43キロ

⑧ 村田 健心(むらた けんしん)
6年・右投げ、右打ち
145センチ、40キロ

⑨ 及川 瑛翔(おいかわ えいと)
5年・右投げ、左打ち
132センチ、30キロ

⑪ 赤坂 トアル(あかさか とある)
5年・右投げ、右打ち
140センチ、35キロ

⑮ 山本 敬弥(やまもと ひろや)
5年・右投げ、右打ち
140センチ、32キロ

㉕ 西川 琉生(にしかわ りゅうせい)
6年・右投げ、右打ち
145センチ、35キロ

(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)

全国大会までの足跡

【クライマックス・シリーズ】

★三つ巴戦(10月4日、石山北公園)

〇 15-1 岩見沢学童野球クラブ
〇 5-2 羽幌フェニックス

【ポップアスリートカップ北海道予選大会】

◆決 勝

〇 6-2 恵み野ロイヤルズ

◆準決勝

〇 3-2 東海Fイーグルス

◆3回戦

〇 5-1 豊平カージナルス

◆2回戦

〇 7-3 山の手ベアーズ

◆1回戦

〇 5-4 東グレートキングス

ポップアスリートカップ・北海道予選
(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)

全国大会・トーナメント表

組合せ抽選後、反映させていただきます。

くら寿司・トーナメント
(写真・札幌南JBC提供)
(写真・札幌南JBC提供)

協力:札幌南JBC

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