
JA共済第16回林和男旗杯全国大会に出場した中学硬式野球の旭川西リトルシニアが、7月24日に宮城県で行われた1回戦で信越代表の上田南リトルシニアと対戦。序盤に2点を先制しながらも、四回に守備の乱れから6点を奪われ、最終回に1点を返す意地を見せたが、3-6で惜しくも敗れた。浅田勝喜監督は「うちの負けゲームが出てしまった、守備のほころびが全国の舞台で出た。」と唇を噛んだ。それでも、全国出場という目標を現実にした3年生の健闘を称え、「この悔しさを糧に次のステージでも頑張ってほしい」とエールを送った。旭川西は25日に郡山リトルシニアとの交流戦を行い、26日に帰旭する。
旭川西リトルシニアは二回、6番・加茂涼聖(湧別マリナーズ出身・3年)の中前打を起点に好機を演出。7番・遠藤晴人(共栄ワンダーズ出身・2年)の犠打が敵失を誘い無死二、三塁とすると、8番・水野陽太(北鎮ファイターズ出身・3年)が左前へ先制打。さらに1番・高森郁人(東聖イーグルス出身・3年)の犠飛で2点目を加え、理想的な流れを作った。
しかし、魔の四回。安打や内野のミスなどで塁をため、連打と2本の三塁打を浴びて一挙6点を失った。先発・佐藤塁(末広野球少年団出身・3年)は三回まで無失点と好投していたが、五回途中で降板。中山愁太(末広野球少年団出身・2年)がリリーフに立ち、五回以降は無失点で踏ん張った。
最終回の七回、旭川西は一死から四球で走者を出し、熊林侑哉(神楽少年野球団出身・3年)の左前打、さらに四球で満塁のチャンスを得たが、4番・佐藤の犠飛による1点にとどまり、あと一歩及ばなかった。
全国初戦での敗戦に浅田監督は「悔しい」と率直な思いを吐露。一方で「全国という舞台に立たせてくれた3年生たちに感謝したい」とねぎらい、「この悔しさをバネにして、次のステージでも成長してくれると信じている」と未来へ向けたメッセージを送った。
◆1回戦
旭川西リトルシニア(北海道)3-6上田南リトルシニア(信越)
上田南
0006000=6
0200001=3
旭川西
(上)斎藤、永良-小林
(旭)佐藤、中山-安倍
▽三塁打:永良、新海(上)
▽二塁打:安倍(旭)
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