
中学生の硬式野球への移行を支える「Kボール」を使用する、2025 ZETT杯争奪中学野球北海道大会が9月13日、14日の2日間にわたり、新十津川ピンネスタジアムとふるさと公園野球場を舞台に開催される。
大会には道内各地から9チームが出場し、A・Bの2リーグに分かれて予選を戦い、上位チームが翌日の決勝リーグで頂点を競う。使用球は大会公認球の「ナガセKENKO WORLD A(W KWLB-A)」。
Kボールは、中学生が軟式から高校の硬式野球にスムーズに移行できるよう2000年に開発されたゴム製中空ボールで、大きさや重さは硬式と同じながら、安全性や経済性にも優れている。硬式に近い打球感を持ちながら身体への負担が少なく、技術面のステップアップと障害予防の両面で大きな役割を果たしてきた。北海道の将来を担う若き選手たちが、この伝統ある舞台でどのような熱戦を繰り広げるのか注目される。
2025 ZETT杯争奪中学野球北海道大会
日程:9月13、14日
会場:新十津川ピンネスタジアム、ふるさと公園野球場
使用球:大会公認球(ナガセ KENKO WORLD A (W KWLB-A) )
Kボールとは
Kボールは、中学生が軟式から高校の硬式野球にスムーズに移行できるよう、また国際的な普及を目指して2000年に開発された「ゴム製中空ボール」です。素材は軟式球と同じゴムですが、大きさや重さは硬式球と同じで、バウンドや打球感も硬式に近い特性を持ちます。中身が空洞で衝撃は硬式の1/3~1/4と安全性が高く、価格も安価で経済的です。「健全な精神・強健な身体・国際的なスポーツマン育成」の頭文字から名付けられ、U-15国際大会や国内大会で公認球として使用されてきました。守備・打撃など硬式に近い練習が可能で、技術面での移行を助けるほか、事故防止や障害予防にも効果があります。2015年頃には「KWBボール」とも呼ばれ、2018年以降はM号球の導入も進みましたが、硬式野球への橋渡しとして大きな役割を果たした歴史あるボールです。
出場8チーム
Aリーグ
檜山・日高BBC 、名寄BBC、渡島・函館BBC、登別BBC
Bリーグ
西胆振BBC、十勝BBC、宗谷BBC、函館BBC
決勝リーグ
14日、新十津川ピンネスタジアム
①準決勝(09:30)Aリーグ1位×Bリーグ2位
②準決勝(11:30)Aリーグ2位×Bリーグ1位
③決 勝(13:45)①の勝者×②の勝者
14日、ふるさと公園球場
①(09:30)Aリーグ3位×Bリーグ4位
②(11:30)Aリーグ4位×Bリーグ3位
③(13:45)①の勝者×②の勝者
予選リーグ
13日、新十津川ピンネスタジアム
①(09:00)檜山・日高×名寄
②(11:00)渡島・函館×登別
③(13:00)①の敗者×②の敗者(3、4位決定戦)
④(15:00)①の勝者×②の勝者(1、2位決定戦)
13日、ふるさと公園野球場
①(09:00)西胆振×十勝
②(11:00)宗谷×函館
③(13:00)①の敗者×②の敗者(3、4位決定戦)
④(15:00)①の勝者×②の勝者(1、2位決定戦)
協力:日本中学生野球連盟北海道支部