あの日、同じユニホームを着た仲間たち――

あの日、同じユニホームを着た仲間たち――

日本ハムジュニア2023世代が春の決勝後に見せた“再会” それぞれの場所で追い続ける全国への夢

中学硬式野球・リトルシニア北海道連盟「第34回春季全道大会」決勝後――。

 優勝した札幌新琴似リトルシニア・加藤孝明(札幌オールブラックス出身/3年)、敗れたとかち帯広リトルシニア・菊池春馬の取材を行っていると、その輪を静かに見守る姿があった。

 札幌北リトルシニアの近藤健翔、そして女子硬式野球クラブチーム「Blue Haze(ブルーシェ)」の白石小夏さん――。

 彼らには、共通する“原点”がある。

 3年前、小学6年時に「2023北海道日本ハムファイターズジュニア」に選ばれ、ともに戦った仲間たちだった。

 当時、北海道中から選ばれた精鋭たち。加藤、菊池、山田岳(とかち帯広)、近藤、白石さんらは、同じユニホームに袖を通し、全国の舞台を経験した。

 あれから3年。

 進む道はそれぞれ違う。

 札幌新琴似でエースとして春の頂点に立った加藤。全国選抜出場チームの主将として北海道王者を目指した菊池。とかち帯広のマウンドを託された山田。札幌北で再び全国を狙う近藤。そして女子硬式野球の舞台で挑戦を続ける白石さん。

 立場もチームも変わった。

 それでも、決勝後に自然と集まる姿には、“あの頃の仲間”だからこその空気が流れていた。

 勝った者も、敗れた者もいる。

 歓喜と悔しさが交錯するグラウンドの片隅で、互いの現在地を確かめ合うように言葉を交わす姿は、どこか特別だった。

 小学6年生だった彼らは、もう中学3年生。

 全国を夢見て白球を追い続ける姿は、あの頃より少し逞しくなっていた。

 この夏、それぞれがまた違うユニホームで全国を目指す。

 だが、2023日本ハムジュニアで過ごした時間は、きっと彼らの中で今もつながっている。

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