2年連続決勝進出 釧路ゴールデンモンキーズBBC、堂々の準優勝

2年連続決勝進出 釧路ゴールデンモンキーズBBC、堂々の準優勝

全国制覇まであと一歩 来夏へつながる価値ある挑戦

イニングスコア

◆準決勝(7月28日、春野球場)

釧路ゴールデンモンキーズBBC(北海道)4-0邑久リーガース軟式野球スポーツ少年団(岡山県)

邑久リーガース軟式野球スポーツ少年団
000000=0
02020x=4
釧路ゴールデンモンキーズBBC
(邑)田村、寺尾ー寺尾、正富
(釧)石田、鹿糠、小泉琉ー小泉琉、鹿糠
▽三塁打:豊巻(釧)
▽二塁打:内海、鹿糠(釧)

◆決勝(7月28日、春野球場)

釧路ゴールデンモンキーズBBC(北海道)1-4名護すいらんマーリンズ(沖縄県)

釧路ゴールデンモンキーズBBC
001000=1
30010x=4
名護すいらんマーリンズ
(釧)小泉琉、野呂、石田ー鹿糠、小泉琉
(名)浜崎、山名、饒平名ー山内
▽二塁打:内海(釧)

【準決勝】4年生・豊巻の一打で流れを引き寄せる 守っては100点に近い完封リレー

決勝進出を懸けた準決勝。尾西秀平監督は試合前、選手たちの様子にいつもと違う空気を感じていた。

「試合前練習から、緊張と疲れからなのか元気もなく動きが悪く、茜コーチと『やばいねー』って話していました」

そんな状況だったからこそ、何より欲しかったのが先制点だった。

二回、タイムリー三塁打を放つ豊巻(釧路)
二回、タイムリー三塁打を放つ豊巻(釧路)
二回、スクイズを決める内海(釧路)
二回、スクイズを決める内海(釧路)

二回、一死から5番・野呂嶺恩(6年)が安打と盗塁で好機を演出。ここで6番・豊巻朋樹(4年)が右翼フェンス際を破る三塁打を放ち、待望の先制点を奪う。さらに7番・内海光翔(6年)がきっちりスクイズを決め、この回2点を先制した。

「あの4年生の特大タイムリーライトオーバーですよ。そりゃ盛り上がりますよね(笑)」

ベンチの雰囲気は一気に変わった。

四回には一死二、三塁から再び内海が左翼線へ2点適時二塁打を放ち4-0。理想的な試合展開で主導権を握った。

四回、2点タイムリーとなる二塁打を放つ内海(釧路)
四回、2点タイムリーとなる二塁打を放つ内海(釧路)

守っても石田一眞(6年)、鹿糠颯真(5年)、小泉琉斗(6年)の継投が光る。

尾西監督は来年の出場権獲得も見据えながら、石田を粘らせ、小泉琉にも決勝を想定した登板機会を与えた。

「次の試合のことも考えて、小泉にも少し投げさせようと思って継投しました」

そして最大の山場と位置付けていた最終回。

「先頭が相手の一番いい打者だったので慎重にいきました」

最後まで集中力を切らさず、完封リレーで決勝進出。尾西監督は守備陣について、

「準決勝の守備は100点に近かったんでないかな!!」

と高く評価した。

釧路ゴールデンモンキーズBBC(準決勝より)
釧路ゴールデンモンキーズBBC(準決勝より)
準決勝を戦い終えた、釧路
準決勝を戦い終えた、釧路

初回3失点が重く響く 最後まで食らいつくも悲願の全国制覇あと一歩

悲願の日本一を懸けた決勝。しかし立ち上がりに試練が待っていた。

初回に3点を失い、いきなり追いかける展開となる。

尾西監督は試合を振り返り、

「初回の3点は完全に自滅でした。爪の甘さがモンキーズらしいって感じです(笑)」

と率直に受け止めた。

それでも選手たちは下を向かなかった。

三回、敵失と安打で無死一、二塁の好機をつくると、犠打で一死二、三塁。ここで3番・小泉琉斗(6年)がスクイズを決め、1点を返して食らいつく。

反撃ムードは高まったものの、その後も走者を出しながら相手守備の堅さに阻まれ、二度の併殺打もあって流れを引き寄せることはできない。終盤にもあと一本が出ず、1-4で試合終了。全国制覇にはあと一歩届かなかった。

2年連続・決勝進出で準優勝に輝いた釧路ゴールデンモンキーズBBC
2年連続・決勝進出で準優勝に輝いた釧路ゴールデンモンキーズBBC

「みんなで勝つ」がつないだ2年連続準優勝 全国に刻んだ成長と絆

昨年に続く決勝進出。

尾西監督が最も成長を感じたのは、試合の勝敗だけではなかった。

「初めて飛行機に乗った子、初めて道外大会に出た子もいるなかで、初戦のよそよそしい姿から最終日の堂々とした姿を見たとき、成長を感じました」

さらに、その視線は保護者にも向けられた。

「父さん、母さん達の応援やサポートも毎試合ごとに成長してくれて、本当に頼もしかったです。準優勝でしたが、みんなが活躍した最高の大会でした」

そして大会を締めくくる言葉には、このチームらしさが詰まっていた。

「名護すいらんマーリンズさんには北海道3チームともやられました。完敗でした!来年も高知で会えるのが楽しみです。指笛の練習しときます(笑)」

高知県野球連盟への感謝、そして支えてくれた保護者へも思いを伝えた。

「募金活動、寄付金集め、大会までの準備、大会中の選手のサポート、洗濯と本当にありがとうございました」

最後に尾西監督は、選手たちへこう語り掛けた。

「みんなで勝つ!みんなで青春する!これが学童野球の良いところ。たくさんの方々に応援していただいたのは、選手と父さん母さんの活躍があってです。みんなで勝ち取った準優勝と来年の出場権。一生の宝物になったね」

全国制覇には届かなかった。

しかし、2年連続で全国決勝へ進み、再び来年の出場権をつかんだ釧路ゴールデンモンキーズBBC。その挑戦は、今年も確かな足跡を全国へ刻み、来夏の頂点へ向けた新たな一歩となった。

2年連続準優勝の輝いた釧路ゴールデンモンキーズBBC(写真・チーム提供)
2年連続準優勝の輝いた釧路ゴールデンモンキーズBBC(写真・チーム提供)
(写真・釧路ゴールデンモンキーズBBC提供)
(写真・釧路ゴールデンモンキーズBBC提供)

協力:釧路ゴールデンモンキーズBBC

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