3年生の全道4位を受け継ぎ再始動 主将・橋元、4番候補・有波、180センチ右腕・伍石ら中心に秋季全道大会へ
ベースボール北海道ストライクの「2026年版チーム訪問」第1弾は、岩見沢リトルシニア。今夏、日本選手権北海道予選で全道4位まで勝ち上がった3年生の戦いを終え、チームは2年生以下による新たなスタートを切った。先輩たちが残した経験と悔しさを受け継ぐ新チームの最大の武器は、谷口正行監督が「打ち勝てる」と手応えを示す攻撃力。KOKAJI CUPでもその力を見せてきた一方、秋へ向けては守備力の底上げにも取り組んでいる。主将・橋元亜門、4番候補の有波瑛太、先発の柱として期待される180センチ右腕・伍石虎太郎らを中心に、岩見沢が秋季全道大会から新たな物語を始める。
悔しさを力に変えた3年生 日本選手権道予選で全道4位
新チームの現在地を語る前に、谷口正行監督は今夏までチームを引っ張った3年生の歩みを振り返った。
「3年生にとっては、悔いのない良いシーズンだったんじゃないかなと思っています。春季全道大会では予選リーグを突破できなかった悔しさはありますが、肝心の日本選手権北海道予選で全道4位という成績を挙げてくれたので、本当に良かったです」
決して最初から順風満帆だったわけではない。昨秋の秋季全道大会では初戦を突破したものの、2回戦で北広島に大差で敗れた。さらにさかのぼれば、1年生、2年生の頃から同学年を中心とした戦いでは、なかなか結果につながらない時期も経験してきた。
そこから選手たちは変わった。通常の火、木曜日の平日練習に加え、金曜日には保護者の協力を得ながら、みずほ公園野球場に集まって自主練習を重ねた。照明設備が整った環境ではない。それでも、わずかな明かりを頼りに、できる範囲の練習を積み重ねてきた。
谷口監督は、そうした日々も今夏の躍進につながった一因とみている。
現在、3年生はそれぞれの進路選択と向き合っている。自宅から通える高校を選ぶのか、市外へ出て寮生活を送りながら野球に打ち込むのか。野球を最優先するのか、学業との両立を目指すのか。谷口監督は一人ひとりの考えを確認しながら、次のステージへの道筋をともに探っている。

新チーム最大の武器は「攻撃力」
そして、バトンは2年生以下による新チームへ渡った。
谷口監督が真っ先に挙げた新チームの特徴は、明確だった。
「攻撃力ですね。KOKAJI CUPでも証明されてきていますが、最後は打ち勝っている。少々ミスが絡んで失点しても、それを上回るくらい打っていけるところがあります」
6~7月に行われたKOKAJI CUPで手応えをつかんだ打線。現時点で描く岩見沢の勝ち筋も、持ち前の打力を前面に押し出した「打ち勝つ野球」だ。
8月には1、2年生による合宿も実施した。そこで求めたのは、ただ練習量を増やすことではない。「自分たちはどんなチームなのか」「強みは何か」「何が足りないのか」。選手自身が考え、チームとして意思統一を図る時間とした。
そこで浮かび上がった答えも明快だった。
武器は攻撃力。そして、課題は守備力だ。
「守備力をきちんとすれば、もっとチーム力は上がる。そこに今は取り組んでいます」
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「投げる、捕る」をもう一度 勝敗を分ける守備力
谷口監督が守備で特に重視するのは、特別なプレーではない。
「これまでもずっと経験してきた中で、やっぱりキャッチボールのミスをなくすこと。投げる、捕る。そこが大事だと思っています」
バッテリーについては「だいぶ仕上がってきている」と一定の手応えを口にする一方、内外野を含めた守備全体の精度向上を秋への重要課題に挙げる。
さらに新チームは、内野の要として期待される荒関朔(三笠スピリッツ出身・2年)が故障のため、秋季全道大会開幕に間に合わない可能性もある。3年生の公式戦でも出場機会を得ていた選手だけに、その穴を誰が、どう埋めるのかも序盤戦のポイントとなりそうだ。
一方で秋季全道大会は9月いっぱい続く長丁場。岩見沢はリーグ後半に試合が集中し、地元・岩見沢市営球場でのゲームも多い。荒関の復帰を待ちながらチーム力を高めていける日程は、プラス材料にもなり得る。
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伍石―橋元―有波 タイプの違う右腕3人でつなぐ
秋の戦いを支える投手陣にも、谷口監督はある程度の青写真を描いている。
中心となるのは伍石虎太郎(栗山ロッキーズ出身・2年)、主将の橋元亜門(栗山ロッキーズ出身・2年)、有波瑛太(美唄キングフェニックス出身・2年)の右腕3人だ。
基本線として描くのは、伍石が先発し、橋元を挟んで有波へつなぐ継投。KOKAJI CUPでも試してきた形だという。
伍石と有波は球威のあるボールで打者を押し込み、橋元は変化球を効果的に使うタイプ。異なる持ち味を持つ投手を間に挟むことで、相手打線の目先を変える狙いもある。
中でも先発を任される伍石には大きな期待を寄せる。
「伍石にはピッチングに特化して頑張ってもらって、一人で終わらせるくらいの勢いでやってほしい」
秋の長丁場を勝ち抜く上で、3投手をどのように起用していくのか。谷口監督の継投策も一つの見どころとなる。
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主将・橋元が攻守でつなぐ 中軸には長打力ある打者並ぶ
主将を務める橋元は、マウンドだけでなく野手としてもチームの重要なピースとなる。
登板しない試合では左翼を守り、打線では2番や3番など状況に応じて起用される見込みだ。谷口監督が評価するのは、打率を残せる確実性と状況に応じた打撃。昨年までの打線で山本塁斗(岩見沢学童野球クラブ出身・3年)が果たしたような「次につなぐ存在」として期待している。
一方、新チームにはまだ模索している部分もある。
3年生チームでは竹田龍矢(岩見沢学童野球クラブ出身・3年)、置田健琉(美唄キングフェニックス出身・3年)らが上位打線で出塁し、走者を動かすことで中軸へ好機をつくってきた。しかし、新チームではそうした役割を担う1、2番がまだ固まり切っていない。
その後ろには有波、松永隼汰(栗沢コンバット出身・2年)、捕手・山岡利玖(美唄キングフェニックス出身・2年)ら体格と長打力を備えた打者が控える。有波は4番候補でもあり、彼らの前にいかに走者を置くか。秋季全道大会は、新たな得点パターンを確立する舞台にもなる。
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強豪ひしめくBブロック KOKAJI CUPの結果が警戒材料にも
秋季全道大会で岩見沢が入ったBブロックについて、谷口監督は「どこも気が抜けない」と警戒する。
対戦相手には力のあるチームが並び、普段から練習試合を行う相手もいる。さらにKOKAJI CUPで岩見沢が結果を残したことで、相手がエース級をぶつけてくることも想定している。
それでも、目線は高い。
秋から来夏までを見据えたチームづくりについて問うと、谷口監督は秋の目標として「まずベスト4」を掲げた。その先に見据えるのは、日本選手権北海道予選の頂点だ。
「選手たちには一戦必勝という部分で話していますが、選手権を取れるようなチームになりたい。力はあると思って見ています」
3年生が悔しさを糧にして全道4位まで駆け上がったように、新チームもまた秋から新たな物語を始める。
攻撃力という明確な武器がある。守備には伸ばすべき余地がある。そして、その課題を選手たち自身も理解している。
秋季全道大会へ向け、谷口監督は言葉に力を込めた。
「最近は結果も残しているという部分もあるので、ぜひ優勝を狙いたいですね」

主将・橋元亜門 攻守でつなぐ新チームのキーマン
打力を武器に秋の頂点を目指す岩見沢リトルシニア。その新チームを主将として引っ張るのが、2年生の橋元亜門だ。
投手としてマウンドに上がり、登板しない時には左翼を守る。打線では2番や5番などを任され、状況に応じて役割を果たす橋元。自らの持ち味には「足の速さと守備範囲の広さ」を挙げる。
投手としては力で押すタイプではない。直球にカーブ、チェンジアップ、スライダーを織り交ぜ、打者のタイミングを外しながら打たせて取るスタイルだ。目標とする投手には北海道日本ハムファイターズの伊藤大海を挙げ、将来も投手として成長していきたいという思いを持つ。
外野守備で意識しているのは「一歩目」。打球への反応を大切にし、自慢の守備範囲の広さにつなげる。一方、打席では長打を狙うというより、広角に打ち分けながら出塁し、後ろへつなぐことを心掛けている。

全国舞台で流れ変えた代走 大分北部戦で同点のホーム踏む
そんな橋元がこれまでの試合で自身の持ち味を発揮できた場面として挙げたのが、3年生とともに挑んだ林和男旗杯全国大会だった。
初戦の大分北部戦。1点を追う最終回、先頭打者が出塁すると、橋元は代走として起用された。
「先頭バッターが出て、そこから自分が代走で出て、ホームに生還できました」
全国大会という大舞台、それも後がない最終回。そこで自慢の足を生かしてホームを踏み、チームに流れを呼び込んだ経験は、新チームを率いる橋元にとっても大きな財産となっている。
先輩たちと全国の舞台を経験したからこそ、今度は自分たちの代でその舞台を目指す。
秋のカギに伍石を指名 「先発投手が大事」
間もなく始まる秋季全道大会。主将から見た新チームのキーマンを尋ねると、橋元は迷わず伍石虎太郎(栗山ロッキーズ出身・2年)の名前を挙げた。
「KOKAJI CUPでも先発していましたし、試合はピッチャーで結構決まると思うので、先発投手が大事になってくると思います」
谷口正行監督も秋の先発の柱として期待する伍石。橋元自身も継投の一角を担うだけに、投手陣がいかに試合の流れをつくれるかが勝ち上がるためのポイントになると感じている。
一方、これまで対戦した道内選手の中で印象に残っている選手には、札幌真駒内リトルシニアの前口を挙げた。
投手として対戦した際には本塁打を浴び、自身が打者として対峙した時には抑え込まれたという。
「自分がピッチャーの時にホームランを打たれて、自分がバッターで対戦した時も抑えられたので、すごいなと思いました」
秋季全道大会では別ブロックとなるが、ともに決勝トーナメントへ進めば再び対戦する可能性もある。そうした好敵手の存在もまた、橋元を成長させる刺激となっている。
「1番から9番までつなぐ」 主将が掲げる目標は優勝
新チームについて谷口監督が最大の武器に挙げるのが攻撃力。主将の橋元も、秋に目指す野球として「打線のつながり」を強調した。
「1番から9番まで一人ひとりが打線をつないで大量得点を取って、ピッチャーが打たせて取っていく。そういうゲーム、そういう大会にしたいです」
一人の打者、一人の投手だけに頼るのではない。打線は切れ目なくつなぎ、投手陣は守備を信じて打たせて取る。それは、谷口監督が掲げる「打ち勝つ野球」と、現在取り組んでいる守備力向上の先にある新チームの理想形でもある。
そして最後に、秋季全道大会での目標を尋ねると、主将の答えに迷いはなかった。
「目標は優勝です」
先輩たちと経験した全国の舞台へ、今度は自分たちの力で――。
投げて、守って、打線をつなぐ橋元が主将として岩見沢を束ね、秋の頂点を目指す。
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プロフィール
橋元亜門(はしもと・あもん)
岩見沢リトルシニア・中学2年
栗山ロッキーズ出身
右投げ・右打ち
169センチ、52キロ
小学1年から野球を始める。きっかけは兄の影響。投手と外野手を務め、投手では直球、カーブ、チェンジアップ、スライダーを操る打たせて取るタイプ。持ち味は足の速さと守備範囲の広さ。目標とする選手は北海道日本ハムファイターズ・伊藤大海投手。
4番候補・有波瑛太 「一本欲しいところで一本打つ」
谷口正行監督が新チームの「攻撃の要」として真っ先に名前を挙げたのが、有波瑛太(2年)だ。
169センチ、65キロの体格を生かした力強い打撃が持ち味。新チームでは中堅を守り、打線の中軸を担う。秋季全道大会では4番を任される可能性もあるなど、岩見沢打線の得点力を左右するキーマンとして期待がかかる。
有波自身も、新チームの最大の武器が打線にあることを実感している。
「打線がつながったら、ずっと続くチームです」
一度火がつけば、切れ目なく畳み掛ける。その打線の中で、自分が果たすべき役割についても明確なイメージを持っている。
「一本欲しいところで、一本打てるようになりたいです」
ただ長打を狙うだけではない。走者やアウトカウント、試合展開によって求められる打撃は変わる。チャンスで打席が回ってきた時に意識するのも「1点を取るバッティング」。状況を考え、その場面でチームに必要な打撃をすることを大切にしている。
「合わせない。全力で振る」 自分のスイング貫く
その一方で、打席に入れば迷いなくバットを振る。
「全力で振ることです。合わせないで、自分のスイングをしっかりする」
有波が打席で大切にしていることだ。
現在は自主練習でも素振りなどに取り組む。打撃では右肩が早く開かないよう意識しながら、自分のスイングを磨いている。
監督から中軸を期待されるだけに、本人が課題として挙げるのも打撃だった。
「長打力がまだ足りないです」
169センチ、65キロと中学生として恵まれた体格を持つ。それでも本人に現状への満足はない。確実性に加えて、試合の流れを一振りで変えられる長打力も身につけたいという。
秋季全道大会で掲げる打撃面での一つの目標は「1試合に1本」。その一本を、勝負どころでチームの得点につながる一打にするつもりだ。
打つだけじゃない マウンドでも勝利に貢献
有波の存在感は打撃だけにとどまらない。
谷口監督が伍石虎太郎、橋元亜門とともに投手陣の一角として計算する右腕でもある。監督は伍石から橋元を挟み、最後を有波につなぐ継投も青写真として描いている。
有波自身は投手として「変化球で打ち取るタイプ」と分析する。打者として中軸を担いながら、必要となればマウンドでもチームの勝利を支える。
「ピッチャーでは、チームが勝てるようなピッチングをしたいです」
打つことと投げることのどちらが好きかと尋ねると、答えは「両方です」。投打でチームに貢献することが、有波の目指す姿だ。
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全国につながる秋へ 攻撃の中心として結果を
目標とする選手には、横浜高の織田翔希を挙げる。力強い直球と制球力を兼ね備えた右腕の姿に刺激を受け、自身も投手としてレベルアップを目指している。
だが、目前に迫った秋季全道大会で最も期待されているのは、やはりそのバットだ。
橋元主将が「1番から9番までつなぐ」と語る新打線。その中心で有波が走者を還すことができれば、谷口監督が掲げる「打ち勝つ野球」は一気に現実味を増してくる。
「攻撃では、長打を打てるようにしたいです」
一本欲しい場面では、確実に一本を。そして、振り切った先には試合を動かす長打を――。
秋の岩見沢打線。その中心には、有波瑛太のバットがある。
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プロフィール
有波瑛太(ありなみ・えいた)
岩見沢リトルシニア・中学2年
美唄キングフェニックス出身
右投げ・右打ち
169センチ、65キロ
小学1年から野球を始める。野球経験のある父の影響がきっかけ。主なポジションは中堅手、投手。新チームでは中軸を担い、秋季全道大会では4番候補として期待される。打席では「合わせず、自分のスイングで全力で振る」ことを大切にする。投手としては変化球も交えながら打ち取るスタイル。目標とする選手は横浜高・織田翔希。
180センチ右腕・伍石虎太郎 角度ある直球で先発の柱へ
谷口正行監督が新チームの投手陣を語る上で、先発の柱として期待を寄せるのが伍石虎太郎(2年)だ。
身長180センチ、64キロ。中学2年生ながら恵まれた体格を誇り、その長身から投げ下ろす角度のある直球を最大の武器とする右腕だ。
自身が投手として真っ先に挙げる持ち味は「強気でいけるところ」。技術的には自信を持つストレートを軸に、カーブ、スライダー、チェンジアップを操る。変化球でもカウントを整えることができ、打者との駆け引きをしながら勝負できることも強みだ。
谷口監督も秋季全道大会では伍石を先発の中心に据える青写真を描いている。
「伍石にはピッチングに特化して頑張ってもらって、一人で終わらせるくらいの勢いでやってほしい」
指揮官から寄せられる期待は大きい。
「先頭打者の入り」を大切に 考えて投げるマウンド
力のあるボールだけで勝負するわけではない。
伍石がマウンドで大切にしているのが、打者を観察しながら組み立てることだ。
「先頭バッターの入り方とか、追い込んでから何を投げるかを意識しています」
打者の特徴を見ながら攻め方を変える。力で押せる相手には自分のボールを信じてゾーンで勝負する一方、長打のある打者や警戒すべき場面では、追い込んでから厳しいコースを突くことも考える。
身長180センチから生まれる角度と球威。それに配球と制球力を組み合わせ、打者を打ち取っていくのが伍石の投球スタイルだ。
秋季全道大会はリーグ戦から始まる長丁場となる。そこで先発を任される伍石が試合をつくることができれば、橋元亜門、有波瑛太へとつなぐ岩見沢の継投にも幅が生まれる。
投手から見えるチームの課題 「連係プレーをもっと詰めたい」
新チーム最大の武器は攻撃力。一方、谷口監督が課題として挙げているのが守備力だ。
マウンドから野手陣を見渡す伍石も、その認識は同じだった。
「連係プレーとか、簡単に取れるアウトを取れていないところがあります」
打力があるからこそ、守備で余計な失点を与えないことが重要になる。確実に取れるアウトを積み重ね、連係プレーの精度を高める。その課題を一つずつ詰めていけば、チームはさらに強くなれると感じている。
そして、それは投手自身にも求められる。
四球や不用意なプレーから相手に流れを渡さない。特に伍石が意識するのが先頭打者だ。
先発投手として試合の入りをつくり、自らの投球で守備のリズムを生み出す。それも「守りの要」として期待される伍石の役割となる。
「自分のピッチングでチームを勝利に」 目指す全国舞台
間もなく始まる秋季全道大会。その先に伍石が見据える目標は明確だ。
「チームとしては全国大会に行くことです」
個人として掲げるテーマも、その目標につながっている。
「全国大会に行くために、自分のピッチングをしてチームが勝てるように頑張りたいです」
先頭打者への四球など、自ら相手へ流れを渡す投球はしない。強気にストライクゾーンへ攻め、自分たちのリズムをつくる。
打線には得点力がある。だからこそ、先発する伍石が試合をつくれば、岩見沢の「打ち勝つ野球」はさらに力を発揮する。
180センチの長身から投げ込む角度ある直球。その恵まれた体格は、まだ成長途上でもある。
秋の全道舞台でどんな投球を見せるのか。そして、この先どこまでスケールの大きな投手へ成長するのか――。岩見沢の勝敗を左右する右腕・伍石虎太郎のピッチングに注目したい。
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プロフィール
伍石虎太郎(ごいし・こたろう)
岩見沢リトルシニア・中学2年
栗山ロッキーズ出身
右投げ・右打ち
180センチ、64キロ
新チームでは先発投手の柱として期待される長身右腕。最大の持ち味は強気の投球と、180センチの長身から投げ込む角度のあるストレート。カーブ、スライダー、チェンジアップも操り、変化球でカウントを整えることもできる。秋季全道大会では「自分のピッチングをしてチームを勝利に導く」ことを目標に掲げ、全国大会出場を目指す。
フォトグラフ
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協力:岩見沢リトルシニア
