CS札幌選抜、北海道代表として全国舞台へ挑戦

CS札幌選抜、北海道代表として全国舞台へ挑戦

作州宮本武蔵旗全日本小学生野球選手権に出場決定

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剣豪ゆかりの地で挑戦

 この日、美香保公園には選抜選手たちが集まり、全国の舞台を見据えた熱のこもった練習を展開した。チームの指揮官に抜擢された生野勇輝監督(札幌オールブラックス)は、「選抜チームならではの力を結集し、北海道を代表する誇りを胸に戦っていきたい」と意気込みを語った。

 出場する「第1回作州宮本武蔵旗争奪全日本小学生野球選手権岡山大会」は、全国から16チームが集まり、2日間のトーナメントで初代王者を争う。優勝チームには翌年3月(予定)に開催されるチャンピオンシップへの出場権が与えられ、全国の頂点を懸けた戦いにつながっていく。

 大会名に冠された「作州宮本武蔵」とは、岡山県美作地域(旧・作州)ゆかりの剣豪・宮本武蔵のことを指す。宮本武蔵(1584~1645)は二刀流「二天一流」の開祖として知られ、その生誕地については諸説あるものの、岡山県美作市宮本で生まれた説が有力とされる。地元では「作州宮本武蔵」と呼び、郷土の英雄として顕彰している。

 北海道から挑むCS札幌選抜にとって、この舞台は単なる全国大会ではなく、北海道の少年野球の力を示す絶好の機会となる。岡山の地で、彼らがどんな戦いを見せるか注目される。

生野監督の話に耳を傾けるCS札幌選抜
生野監督の話に耳を傾けるCS札幌選抜
実戦練習を繰り返したCS札幌選抜
実戦練習を繰り返したCS札幌選抜

CS札幌選抜・生野勇輝監督インタビュー

岡山の大舞台へ「守備と機動力」で挑む

 札幌地区の強豪選手たちから編成された「CS札幌選抜」が動き出した。指揮を執るのは生野勇輝監督。第一回宮本武蔵杯争奪岡山大会、さらに10月下旬に苫小牧で行われる都市対抗戦を控え、短期間でチームを仕上げる挑戦が始まっている。

 選考にあたり、生野監督は「各大会を見させていただいたことに加え、札幌選抜セレクションの様子、そして各チーム監督からの意見を参考にした」と説明する。今回の編成はCS(チャンピオンシップ選抜)に所属する選手を中心に構成され、少年野球の集大成となる11月の舞台に臨む。

 チーム像については「守備と機動力を軸に考えている。投手力と足の速い選手の存在は楽しみだが、打撃力にはやや不安が残る」と冷静に分析する。それでも「打てなければ足で仕掛ける。走塁と守りで勝負できるチームにしていきたい」と力を込めた。

 キャプテンには東海Fイーグルスから推薦を受けた選手を抜擢。「性格的に明るく、仲間へ声をかけられるリーダーシップがある。第一印象からキャプテンらしいキャプテンだと感じた」と信頼を寄せる。

ス ケジュール面では、石狩選抜、岩見沢選抜、苫小牧ウェスタンズ選抜などとの練習試合が予定されている。11月からは昼間の実戦形式も増やし、岡山本大会に向けて実戦感覚を養う方針だ。「都市対抗はあくまで経験。メインは岡山で勝つこと。そのために守備、走塁、声出しといった基本を徹底していきたい」と話す。

「多くの選手にとって最後の大会。中学生へのステップアップの前に、悔いなくやりきってほしい。他チームの選手と交流し、刺激を受けて成長につなげてもらいたい」――生野監督の言葉には、指導者としての温かさと勝利への強い決意が込められていた。

生野監督(CS札幌選抜)
生野監督(CS札幌選抜)
生野監督の話に耳を傾けるCS札幌選抜
生野監督の話に耳を傾けるCS札幌選抜

木村駿太主将インタビュー

全国の舞台へ「声で引っ張り、必ず優勝を」

 CS札幌選抜を代表してチームをけん引するのは、東海Fイーグルス所属の木村駿太主将。明るい性格と仲間への声掛けでリーダーシップを発揮し、選抜チームの中心として全国への挑戦に臨む。

 得意なプレーについて木村主将は「内野の間を抜くライナーやゴロを打つのが得意です」と語る。攻守での堅実さを武器に、選抜チームでの役割を全うする覚悟をにじませる。

 選抜チームに参加して受けた刺激については「他の選手は皆うまいので、そのプレーを見て学びたい。各チームがどういう動きをしているかを取り入れて、自分の成長につなげたい」と意欲を見せた。初日の練習から雰囲気も良く、「仲が良くて緊張はあまりない」とチームの一体感を感じている様子だ。

 出場予定の大会は、10月下旬の都市対抗と、11月下旬に岡山で行われる宮本武蔵杯全国大会。木村主将は「都市対抗は全国大会前の大事な大会。勝つに越したことはないので、優勝を狙って全員で頑張りたい」と力強く語った。

 そして全国大会については「このチームで戦えるのは岡山が最後。終わりを思うとすごく悲しいですが、声を出して仲間を引っ張り、絶対に優勝を勝ち取りたい」と強い決意を示した。

 仲間の力を結集し、最後の舞台で最高の結果を――木村駿太主将の熱い思いが、CS札幌選抜を全国の頂点へと導く。

キャプテンの木村君(東海Fイーグルス)
キャプテンの木村君(東海Fイーグルス)

練習試合

 CS札幌選抜は、札幌選抜、岩見沢選抜、石狩選抜、後志選抜、苫小牧ウエスタンズ選抜といった各地域の代表チームとの練習試合も予定しており、実戦を通じてチーム力を高めながら全国大会に臨む構えだ。強豪との対戦経験を積み、チームの一体感をさらに磨くことが期待される。

ランニングするCS札幌選抜
ランニングするCS札幌選抜

指導者・選手

<指導者>

▽監督
㉚生野 勇輝(いくの ゆうき)
札幌オールブラックス

▽コーチ
㉙佐藤 貴明(さとう たかあき)
東海Fイーグルス

<選手>

⑩木村 駿太(きむら しゅんた)
東海Fイーグルス
右投げ、左打ち
145センチ、38キロ

①川村 一晟(かわむら いっせい)
前田リトル
152センチ、40キロ
左投げ、左打ち

②山口 類(やまぐち るい)
富丘ベアーズ
154センチ、45キロ
右投げ、右打ち

④天野 秀哉(あまの しゅうや)
札幌南JBC
140センチ、32キロ
右投げ、右打ち

⑤十河 侑生(とがわ ゆうせい)
本郷イーグルス
146センチ、37キロ
右投げ、右打ち

⑥佐藤 琉稀歩(さとう るきと)
東ハリケーン
147センチ、35キロ
右投げ、右打ち

⑧榎本 湊(えのもと みなと)
SDGREATES
145センチ、40キロ
右投げ、右打ち

⑪本間 咲都(ほんま さくと)
富丘ベアーズ
160センチ、42キロ
右投げ、左打ち

⑭中村 亮祐(なかむら りょうすけ)
北発寒ファイヤーズ
139センチ、34キロ
左投げ、左打ち

⑰本田 慶志朗(ほんだ けいしろう)
東海Fイーグルス
146センチ、38キロ
右投げ、右打ち

⑱奥山 夕生(おくやま ゆう)
札幌オールブラックス
159センチ、45キロ
右投げ、右打ち

⑲加賀谷 啓斗(かがや けいと)
新陽スターズ
155センチ、42キロ
右投げ、左打ち

㉒佐藤 翔音(さとう しょうと)
東海Fイーグルス
155センチ、39キロ
右投げ、右打ち

㉓植田 快(うえだ かい)
幌南ファイターズ
152センチ、41キロ
右投げ、左打ち

㉗川村 塁翔(かわむら るいと)
札幌オールブラックス
147センチ、44キロ
右投げ、右打ち

㊹岡崎 來(おかざき らい)
平岡カウボーイズ
166センチ、55キロ
右投げ、右打ち

55八重樫 優(やえがし ゆう)
屯田ベアーズ
153センチ、60キロ
右投げ、右打ち

66鳴海 陽向(なるみ ひなた)
札幌南JBC
157センチ、45キロ
右投げ、右打ち

CS札幌選抜
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協力:CS札幌選抜

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