
苫小牧の春を彩る伝統大会「第51回苫小牧市長旗争奪少年野球大会 兼 第15回大東開発杯争奪少年野球大会」で、北光ファイターズが頂点に立った。5月5日の決勝戦では泉野イーグルスを7-2で下し、初回からの猛攻と盤石な継投で完全勝利。攻守において成熟したチーム力を見せつけ、北光ファイターズ優勝として名を刻んだ。
苫小牧の球春開幕!名物球場で繰り広げられる熱戦、未来のスターが躍動
苫小牧市の学童野球が熱を帯びる――。第51回苫小牧市長旗争奪少年野球大会兼第15回大東開発杯争奪少年野球大会が、5月3日から5日までの3日間、とましんスタジアムを舞台に開催される。全試合を名物球場で行う贅沢な舞台で、子どもたちの全力プレーが躍動する。開会式では泉野イーグルスの嵯城大貴選手が選手宣誓の大役を務め、熱戦の火蓋が切られる!
苫小牧の“春の聖戦”が開幕へ!
“野球のまち・苫小牧”の春を彩る伝統の大会――「第51回苫小牧市長旗争奪少年野球大会 兼 第15回大東開発杯争奪少年野球大会」が、5月3日からとましんスタジアムで開催される。子どもたちの真剣な眼差しと情熱がグラウンドを駆け抜ける、3日間の熱い戦い。今年も苫小牧に、球春がやってくる。
苫小牧の学童野球を代表する一大イベント、「苫小牧市長旗」と「大東開発杯」が、ゴールデンウィーク真っ只中の5月3日から5日まで開催される。今年で51回目を迎える歴史ある大会に、地域の精鋭チームが一堂に会し、聖地・とましんスタジアムで頂点を目指す。
開会式では、泉野イーグルスの嵯城大貴選手が選手宣誓の大役を務める。新緑に包まれたスタジアムに、真っ直ぐな言葉が響き渡る瞬間――きっと、この春の苫小牧を象徴するシーンとなるだろう。
大会を迎える各チームの意気込みも熱い。昨年度の覇者・飛翔スワローズの向井拡充監督はこう語る。
「今年のチームは、昨年6年生が10人いたのに対し、今回は6年生3人・5年生2人・4年生6人と経験も体格もまだまだの構成。ですが、6年生にとっては最後の一年。ひとつでも多く勝ち、いい思い出をたくさん作れるよう挑みます」
向井監督率いる飛翔スワローズは、初戦で大成フェニックスと激突。そのほかにも、昨年の新人戦でベスト4入りした拓勇ファイターズ、北光ファイターズ、沼ノ端スポーツ少年団、大成フェニックスなどが虎視眈々と王座を狙う。そして、泉野イーグルスも今大会注目の一角。どのチームが勝ち上がってもおかしくない、混戦必至の展開が予想される。
日程は、3日に1回戦、4日に2回戦、5日に準決勝・決勝が予定されている(予備日は苫小牧少年野球場)。大会は、主催の苫小牧市スポーツ少年団野球専門部会の協力のもと、選手・指導者・保護者が一体となって運営されており、まさに“地域で創る大会”でもある。
春の苫小牧を熱くする、子どもたちのまっすぐなプレー、声援、涙、笑顔。
未来のスターたちが、とましんスタジアムにその一歩を刻む――
注目の3日間が、いよいよ始まる。

対戦カード
第51回苫小牧市長旗争奪少年野球大会兼
第15回大東開発杯争奪少年野球大会
日程:5月3~5日
会場:とましんスタジアム(予備日は少年野球場)
選手宣誓:嵯城 大貴(泉野イーグルス)
(前年度)
優勝:飛翔スワローズ
◆決 勝(5月5日)
北光ファイターズ7-2泉野イーグルス
泉野イーグルス
00101=2
4012x=7
北光ファイターズ
(泉)本多琉、斎藤翔(4回)、遠藤(5回)-三浦寛
(北)宮本大、佐々木(5回)ー長谷川、宮本(大)
▽三塁打:佐々木(北)
▽二塁打:本多琉(泉)、松井(北)


◆準決勝(5月5日)
北光ファイターズ3-2拓勇ファイターズ
北光ファイターズ
100002=3
000002=2
拓勇ファイターズ
(北)長谷川ー宮本大
(拓)松崎、須藤(5回)-佐藤
▽二塁打 長谷川
泉野イーグルス5-4沼ノ端スポーツ少年団
泉野イーグルス
1022=5
2101=4
沼ノ端スポーツ少年団
(四回時間切れ)
(泉)嵯城、本多爽(4回)-三浦晴
(沼)高島、高澤(2回)、熊原(3回)、大森(4回)-田中
▽二塁打 三浦晴(泉)、青木英、熊原、大森(沼)
◆2回戦(5月4日)
拓勇ファイターズ5-3ジェッツ・美園合同
美園・ジェッツ合同
00021=3
1004x=5
拓勇ファイターズ
(美)中村、河田(4回)-伊藤
(拓)清水、松崎(4回)、清水(4回)、須藤(5回)-佐藤
▽二塁打:橘(拓)
北光ファイターズ9-4新生台イーグルス
新生台イーグルス
0121=4
243x=9
北光ファイターズ
(新)小川、柴田(3回)-榎本
(北)佐々木、樋渡(4回)、宮本(大)(4回)-宮本(大)、長谷川
▽二塁打:佐々木(北)
泉野イーグルス4-3大成フェニックス
大成フェニックス
1011=3
1102=4
泉野イーグルス
(大)紺野、小川(3回)-小川、西村(統)(3回)
(泉)本多(琉)、遠藤(4回)-三浦(寛)
▽三塁打:上原(泉)
▽二塁打:三浦晴(泉)
沼ノ端スポーツ少年団6-1北星有珠の沢ホークス
沼ノ端スポーツ少年団
22200=6
01000=1
北星有珠の沢ホークス
(沼)青木(英)、高島(4回)-田中
(北)三浦、伊藤(4回) 一関
◆1回戦(5月3日)
①拓勇ファイターズ7-1錦岡・白老合同
錦岡・白老合同
0 0 0 1 0 =1
3 0 1 3x=7
拓勇ファイターズ
(錦)樽本、古川(4回)-冨田
(拓)須藤、松崎(3回)、清水(5回)-佐藤
▽三塁打 相川斗(拓)
②新生台イーグルス5-4ときわ澄川ライオンズ
ときわ澄川ライオンズ
0 1 1 1 1= 4
1 1 0 21=5
新生台イーグルス
(と)野村、上田(4回)-神、佐藤(4回)
(新)榎本、西脇(4回)、小川(4回)-柴田、榎本(4回)
▽三塁打:竹内瞬(と)
③大成フェニックス3-1飛翔スワローズ
飛翔スワローズ
0 0 0 1 0 0 =1
0 0 0 1 2x=3
大成フェニックス
(飛)佐藤楓-高嶋琉
(大)西村統、紺野-小川
▽本塁打:谷本(飛)
▽二塁打:谷本(飛)
トーナメント表

苫小牧野球の聖地――とましんスタジアム
苫小牧市における野球の“顔”ともいえるのが、「とましんスタジアム」だ。正式名称は「苫小牧市営緑ヶ丘野球場」だが、2021年に苫小牧信用金庫(とましん)とのネーミングライツ契約により、現在の愛称が使用されている。
このスタジアムは、収容人数が1万人を超える本格的な野球場で、プロ野球のファーム戦や大学・社会人野球、さらには学童野球の大規模大会など、幅広いカテゴリーの試合が開催されてきた歴史を誇る。
外野は天然芝、内野は黒土という本格仕様で、ナイター設備も整っており、選手たちにとっては“憧れの舞台”でもある。
特に学童野球選手たちにとっては、「とましんでプレーすること」が一つの目標となっており、晴れ舞台での一戦は一生の思い出にもなる。
今回の「第51回苫小牧市長旗争奪少年野球大会兼第15回大東開発杯争奪少年野球大会」も、全試合をこのスタジアムで行う予定。まさに、未来の野球少年たちの夢が詰まった舞台なのだ。
協力:苫小牧市スポーツ少年団野球専門部会