
第14回日本リトルシニア東日本選抜野球大会(長野県松本市ほか)に北海道代表として出場した旭川北稜球団は、1回戦で群馬ダイヤモンドペガサスリトルシニア(群馬県)を7-4で下し、全国の舞台で価値ある1勝を挙げた。続く2回戦では地元・岡谷リトルシニアに0-8で敗れたものの、この経験を糧に、8月16日開幕のゼット杯での優勝を目指す。
全国で得た手応えと課題を胸に前進
1回戦は攻守にわたり集中力を発揮し、群馬ダイヤモンドペガサスリトルシニアを7-4で撃破。全国初戦での勝利は、選手たちに大きな自信をもたらした。
翌日の10日に行われた2回戦は、地元・長野県の岡谷リトルシニアと対戦。序盤から好投手の前に苦しい展開が続いたが、四回に4番・弓削健太(千代田イーグルス出身/3年)がチーム初安打を放ち、反撃のきっかけを作った。
最終回となった五回には、先頭の6番・天谷航大(旭稜野球少年団出身/3年)が中前打で出塁し、8番・伊山大翔(鷹栖野球少年団出身/3年)が四球で続き、二死一、三塁とチャンスを広げたが、あと一本が出なかった。
投手陣は先発・蓬田拓海(鷹栖野球少年団出身/3年)と松井暖人(当麻野球少年団出身/3年)の継投で粘り強く戦ったものの、二回の大量失点が響いた。
試合後、主将の浜田蒼輔(忠和サンダース出身/3年)は「全国で1勝できたが全国の壁を感じました。この経験を生かし、まずはゼット杯で優勝を目指し、高校というステップに向けて個々の能力を上げていきたい」と前を向いた。旭川北稜ナインは、全国で得た手応えと課題を胸に、さらなる高みを目指して歩みを進める。

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イニングスコア
◆2回戦(10日、しんきん諏訪湖スタジアム)
旭川北稜リトルシニア(北海道)0-8岡谷リトルシニア(長野県)
旭川北稜
00000=0
0701x=8
岡谷
(五回コールドゲーム)
(旭)蓬田、松井-伊山
(岡)藤森-小口
▽二塁打:萩原(岡)
東日本選抜大会トーナメント表

協力:旭川北稜球団