三笠スピリッツ、劇的サヨナラで初戦突破 PRIDE JAPAN全国選抜大会

三笠スピリッツ、劇的サヨナラで初戦突破 PRIDE JAPAN全国選抜大会

苦しい立ち上がりから逆転劇へ

 試合序盤、三笠スピリッツは内野の失策や死球、バッテリーミスなどが重なり、さらに相手中軸に打たれ3点を先行される苦しい立ち上がり。しかし直後、一番・床岡侑真(6年)がライトオーバーの二塁打で出塁し、犠打で一死三塁とすると、3番・力弓煌也(6年)がレフト前タイムリーを放ち1点を返した。二回表に1点を追加され再び3点差とされたが、その裏、6番・水嶋煌(6年)がライトオーバーのランニングホームランを放ち反撃開始。この一発でベンチが勢いづき、床岡、中川琢朗(5年)の連続タイムリーで3点を奪うと、さらに力弓がライト前に運び、この回計6得点。試合を7-4とひっくり返した。

同点に追いつかれるも集中力で勝負

だが、松任若体スーパースターズも意地を見せ、三回に2点、四回に1点を奪って7-7の同点に。大会規定で四回が最終回となる中、三笠は勝負を決めにかかった。四回裏、先頭の力弓がセンター前で出塁し、4番・笹木琉音(6年)が死球で続くと、犠打で一死二、三塁。申告敬遠で満塁とし、打席には7番・森田天臥(6年)。ツーボールからの3球目を一塁側にスクイズで転がし、三走・力弓が生還。劇的なサヨナラ勝利を飾った。

新堂監督「勢いのつく勝ち方」

試合後、新堂寛監督(29)は「北海道とは全く次元の違う暑さの中、よく頑張った!」と選手を称賛。「初戦で苦しい展開をサヨナラで制したことはとても大きい。この勢いのまま明日のリーグ第2戦に臨みたい」と意気込んだ。決勝トーナメント進出には第2戦での勝利が絶対条件といい、「点差をつけて勝てればベスト。沢山の応援に応え、どんどん勝ち上がっていきたい」と力強く語った。

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